エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2024年02月

1741

 清水は伝統的に開幕戦に弱い印象があるが、今回は難敵熊本相手に、アウェーで逆転勝利。内容的には問題山積みだったが、逆に課題が明確になったとも言え、そういう試合で勝ち点3をゲットできたのは大きかった。遠征組の皆さん、お疲れさんです。

 なんか、清水も、熊本も、それなりにメンバーが変わりながら、サッカーの印象は、ほとんど昨年と同じだった。立ち位置の巧みさ、距離感の良さなど、組織的な面では、明らかに熊本に優位性がある。逆に清水は、選手が密集しすぎたり、逆に離れすぎたり。ビルドアップの形も整備されているとは言い難い。人数をかけて前に出たところで変な形で奪われ、危険なカウンターを浴びる傾向も、昨年のままだった。

 しかし、いったんスイッチが入った時の攻撃のスピード感、分厚さ、クオリティは清水の方が上であり、その点で熊本には決め手がないので、その差で勝利したという印象だ。

 個別のプレーヤーに関して言えば、ワントップの北川は悪くなかったと思う。奪ってから一気にスピードに乗って攻め切るという秋葉スタイルからすれば、サンタナより北川の方が適しているのではないか。周りを使うのもまあまあ上手いし。本人のゴールがどれだけ増えるかは分からないが、前線は活性化すると思う。

 好印象だったのはなにげに宮本で、攻撃参加の姿勢は意欲的だったし、決勝点も演出した。覚醒したか? 宮本が白崎のコンディションにかかわりなく主役の座をうかがうくらいになってくれば、ホナウドやヘナトの退団など痛くも痒くもなく、ボランチの選手層は安泰だろう。

 正直言うと、新加入選手については、個人的にまだ名前・顔・背番号が一致せず(笑)、良く分からなかったというのが本音。これからじっくり見ていきたい。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

1727

 鹿児島キャンプ絶賛実施中だけど、以前「秋春制移行は静岡県にとってチャンス」で書いたとおり、個人的にはシーズン移行したら清水エスパルスの鹿児島キャンプはなくなるんじゃないか、いやそうすべきだと思っている。

 前回書いたことの繰り返しになるが、秋春制になれば、まず夏にチーム作りのためのキャンプが必要となる。これは季節柄、本州では無理なので、清水に限らず、北海道の中でも特に涼しい地域でキャンプを張るチームが多くなるのではないか。

 で、清水エスパルスはシーズン移行後、冬季中断中にもミニキャンプを張るとは思うが、年に2回、清水から遠く離れた地でキャンプを張る財政的余裕はないだろう。したがって、冬季中断は地元・清水で過ごすと予想する。これが、新潟とか山形といった北国クラブになると、夏も冬も地元以外で過ごさねばならず、これがかなりの負担になるはずである。その点、冬でも絶対に雪が降らない静岡は、鹿児島などよりむしろ冬季キャンプに向いている。

 現に、今現在、甲府は清水のJステップでキャンプを張っている。また、山本海人のいる福島ユナイテッドFCは、現在、御前崎でキャンプを張っているそうである。探せば、他にもまだ、静岡県でキャンプを張っているJクラブがあるかもしれない。静岡県が冬のキャンプのメッカとなれば、練習試合の相手にも事欠かないし、前にも言ったとおり、静岡県のJクラブで「富士山カップ」のようなミニ大会を開催してもいい。

 そう考えると、鹿児島キャンプは今回含め、あと3回じゃないかなと思うわけである。2026-27シーズンからシーズン移行を実施するということなので、鹿児島キャンプは2024年、25年、26年で終わりではないだろうか。鹿児島との長年の友好関係が途切れてしまうのは残念だが、我々は前に進むしかない。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ