エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2024年01月

GD

 チアゴ・サンタナ、いなくなったか。まあ、頼もしい時と頼りない時の落差が大きい選手だったかな。ドウグラスのような「常になんとかしてくれる」という感じとは違って。噂されている新たな南米アタッカーの獲得が実現すれば、それほどの戦力ダウンでもないかもしれない。

 新加入選手の中で、DF高木践の愛されキャラは別として、個人的に一番強い印象を受けたのが、GK沖悠哉の立ち振る舞いだった。

 特に、新加入会見時に、秋葉監督が「権田と沖のレギュラー争い」と口にしたのに対し、沖が監督の発言をあえて否定するように、「5人のGKによる厳しいレギュラー争い」と訂正したのが、高い意識、強い決意、同僚全員へのリスペクトを感じさせ、立派だと思った。

 鹿島から来た選手ということで、ちょっと異物感はあるわけだが、この選手をぜひ応援していきたいと、心の底から思えた。


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GD

 クラブから新体制発表の一連の動画が公開されたので、一通り観てみた。

 なんか、あれだな。2020年や、2021年の始動時にあったようなワクワク感が、まったく感じられなくなったな。特に、社長、強化部長の会見は、見るに堪えなかった(副部長2名が多少の救いだった)。社長も、「外車はしゃぎ事件」で批判されてたりして、何やら老け込んだような感じだし。内藤強化部長は、誠実そうではあるが、人の上に立つとか、強力に情報を発信するとか、そういうタイプではないので、こういう会見の矢面に立たせるのは、ちょっと無理がある。

 そんな中で、秋葉監督だけは、相変わらずコミュニケーション能力が抜群に高く、彼が加わると急に場が生き生きとしてくる。サッカーの戦術家としては多くは期待できないにしても、チームのスポークスマンとしてはすごい能力の持ち主である。

 なので、一番、というか唯一面白かったのは、[第4部 新加入選手紹介]の動画だった。新加入選手の会見で、監督が同席し、各選手の特徴や期待する点などを監督がいちいち語るというのは、なかなか斬新な趣向だった。

 それにしても、コーチングスタッフも、新加入選手も、完全に秋葉色に塗り替えられたな。つい1年前には、思いもしなかったことだ。


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30

 2024年初めての更新なんで、一応、明けましておめでとうございます。

 遅れ気味だったチームの編成も、ようやく形が見えてきたような、こないような。

 去就が決まった選手の中では、ホナウドの満了というのが、一番大きな話題かもな。彼は評価がわかれるプレーヤーだったと思う。個人的には、正直言うと、あまり信頼を置いていなかった。

 確かに、一対一でボールを狩り獲ったりするのには、無類の強さを発揮した。しかし、彼が無理にボールキープをしたり、曲芸的に相手をかわそうとして、逆に奪われて大ピンチになったことが、何度あったか。

 たとえば、ワンタッチでボールがスムーズに流れている時に、相手が体をぶつけて倒されたら、ファウルをとってもらえ、フリーキックを獲得できる。しかし、ホナウドは無理なボールキープが目立つので印象が悪く、同じ接触でもファウルをとってもらえない。本人もそれが不満なので、すぐに守備に切り替えずに、しばらくその場で怒ったりしている。

 昨今の清水で、「それほどピンチが多くないのに、奪われ方が悪くて、一気に失点まで持って行かれる」という現象の、起点になることが多かったのが、ホナウドだった。

 秋葉清水は、個人戦術のパッチワークなので、ある意味でホナウドはそれに合ったボランチだった。しかし、いくらなんでも、2024年は少しは組織的な要素も取り入れないと、勝ち抜くのは無理であり、2023年のボランチの軸だったプレーヤーを失うのは確かに影響が大きいが、清水としてはそれを良い方向に持って行くしかないだろう。


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