試合前にメンバー表を見て、「こりゃ、選手交代をする前に2点はとらないと厳しいぞ。選手を代えるたびにパワーが落ちていく、いつものパターンだろうから」と感じた。実際、そんなような試合になった印象だ。
個人的には、やはり今の清水の問題は、乾がいるのといないのとで、全然違うチームになってしまうことだと思う。なので、乾が途中交代した後に誰が入るのかが問題で、清水のメンバーを見渡せば、強いて言えば神谷がその互換だろう。なので、神谷は先発させず、乾のバックアッパーとしてとっておいて、乾が途中交代しても、90分同じくらいのチーム力を維持できるようにした方がいいのではないか、などと思っていた。もっとも、最近、乾はプレー時間が伸びる傾向にあり、今回の金沢戦でも85分までプレーしており、終盤もそんなに落ちた印象はない。ならば、乾と神谷のダブル先発は、中山欠場という条件下では、最適解だったか。
カルリの状態は分からないが、仮に中山とカルリを一定期間、両方欠くことになったら、痛いな。ディサロと北川がイマイチ当てにならないだけに。
さて、そんなわけで、金沢戦、割と危なげなく勝ったわけだが、こういう隙を見せてくれる相手に、複数得点、大量得点できたからと言って、「相手がブロックを組んでしっかり守ってきた時に極端に攻撃力が落ちる」という課題は未解決のままである。このままだと、弱いものいじめだけのチームになってしまい、先日の町田のようなタフな相手には競り負ける、勝負弱いチームになってしまう。それでは昇格はおぼつかない。
試合後、神谷が以下のとおり語っており、所長の認識を代弁してくれた感じだ。
3点ともショートカウンター気味で、自分たちがボールを作っている時ではなかった。前からしっかり守備が行けていたが、あとは流れから点が取れたり、セットプレーから点が取れたり、バリエーションを増やしてゴールを取れたら一番良いのかなと思う。
チームとして点が取れているので、良く見えてしまう部分もあるが、ゴール前でのコンビネーションとか崩しというのをもっと正確性を出していかなければいけないし、そのクオリティを上げていかなければいけないと思う。
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