エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2022年09月

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 清水のシュート数が急減していることが気になったので、ゼ・リカルド監督就任後のリーグ戦のシュート数をグラフにまとめてみた。

 リカルド体制の初期にはばらつきがあったが、その後は1試合当たりのシュート数が10本前後という状態が続いた。まあ、多い方とは言えず、特にポゼションをシュートに繋げるようなことはあまりできていなかった。ただ、逆にカウンターの決定機は多く、それなりに期待感のあるゲームができていたように思う。

 ところが、湘南戦が3本、福岡戦も6本と、ここに来てシュート数が激減している。決め切る以前の問題として、ほぼチャンスが作れていない。

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 8月頃は、残留争いチームの中で、清水が一番勢いがあり、ほぼ安全圏などとも言われていた。しかし、9月に入って、完全失速。一人少ない広島に惨敗し、湘南にはAT被弾で追い付かれ、そして崖っぷちの福岡にも完敗した。

 もう、「勝てそうな相手」が、残っていないよ。瀕死の隣のチームも、うち相手には、順位や勝ち点には関係なく、牙をむいてくるだろうし。まずいことになったなあ。

 この3試合、結果が出てないだけじゃなく、内容が酷すぎるよね。ほとんどシュートまでも行けないという。以前よりはビルドアップは安定したと思うけど、アタッキングサードまで運んでも、何も起きないという感覚がある。速攻の時のサンタナやカルリーニョスには相変わらず迫力があると思うけど、守備を固められると、攻撃陣は沈黙してしまう。

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 本日はアウェー福岡戦。例によって何の工夫もなく先方のこれまでの戦績を上に示す。6月18日に清水に敗れて以降の戦績を示すことにする。

 そんなにじっくり福岡の試合を観たことがあるわけではないので、詳しいことは分からないが、まあとにかく先方はこのところ苦労しているようだ。8試合連続勝ち無し。その間、すべての試合で相手に先制点を奪われているそうだ。

 過去2年間の福岡は、それほど潤沢とは言えない資金と戦力にもかかわらず、長谷部監督のチーム作りが奏功して良く戦っている印象だったが、いよいよピンチになってきた。ホームということもあり、先方にとって本日の清水戦は背水の陣で、悲壮な覚悟で臨んでくるだろう。

 清水についての事前情報とかも特に無いので、あまり気の利いたコメントもできないが、まずは福岡側のそうした気迫に押されないことだろう。上述のとおり、福岡は先制点がずっととれていないので、今日の試合で仮に福岡が先制出来れば勢い付くだろうし、逆に先制されれば「またか」というムードに陥るに違いない。なので、清水としては先制点は絶対だが、それに加えて、広島戦、湘南戦と露呈した試合運びのまずさを反省し、主導権を離さないようにしたい。

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 このところ、個人的に多忙な上に、清水絡みでこれといったネタもなく、当S研ブログ、滞っている。何年か毎日更新を続けてきたが、一昨日はついに休んでしまった。

 今日も、特に何もないのだけれど、一言でも発信した方がいいかなと思い、無内容を承知の上で、更新する次第。

 さて、先日の対戦相手の湘南ベルマーレ、何となく我々は、清水の方がJ1在籍歴が長いので、湘南を格下に見てしまうところがある。実際には、近年独自のスタイルでJ1に新風を吹き込んでいるのは湘南の方だし、それが結実してルヴァン戴冠をしたりもしている。それはもちろん承知しつつも、やはり「格上・格下意識」というのは、どうしても染み付いてしまっているものである。

 でも、今般発表された日本代表のメンバーを見ると、清水はGK権田1人だけであるのに対し、湘南はGK谷、FW町野と2人もいるんだね。しかも、清水の場合は、出来合いの代表GKを買ってきたという側面が強いのに対し、湘南の谷、町野は生え抜きでこそないものの、湘南でしっかり成長を遂げたというパターンであり、「我がクラブから代表を送り出す」と誇れる度合いが、より強いように思われる。

 まあ、我が軍も、DF山原を選ばないとは森保の目は節穴か、とか、FW鈴木唯人こそ次世代の日本のエースとか、MF松岡もとか、言いたいことは色々あるが。何にせよ、早く残留を確定させて、我々も未来に目を向けたいものである。


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 9月10日湘南戦では、ホームタウン静岡市内の高校生と連携した高校コラボデーイベントが実施された。その目玉として、選手入場時に、清水桜が丘高校吹奏楽部が「雷神」を演奏してくれた。

 イマドキの高校生が、たとえ地元であっても、エスパルスのことをどれだけ応援してくれているのかは、分からない。ただ、自分たちがコラボし、入場曲を演奏したりした試合で、エスパルスが勝ったら、よりチームを身近なものと感じ、親近感を持ってくれることは間違いないだろう。これ以上ないくらいの新規ファン獲得のチャンスである。

 そういう試合でこそ、勝たんかい。若人たちにトラウマを残して、どうすんだよ。何やってんだか。


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 大した話もないのだけれど。

 清水VS湘南戦のキックオフ前、サンタナが湘南ベンチに駆け寄り、控えだったウェリントンと1分くらい話し込み、抱擁したりしたりする光景があった(写真ブレブレでスマヌ)。サッカーでは、試合終了後に旧交を温め合うような場面はよくあるが、試合開始直前に相手ベンチに行って1分近くも話し込むというのは、あまり見ない光景かなという気がした。

 もしかしてサンタナとウェリントンは同郷とか、以前一緒にプレーしたことがあるとか、深い繋がりがあるのかと思って軽く調べてみたが、そうでもなさそうである。

 サンタナとウェリントンは、年齢が5つも離れている。サンタナはバイーア州出身、ウェリントンはサンパウロ州出身、お隣の州っちゃあ州だけど、ブラジルのスケールなので、距離はだいぶ遠い。

 サンタナとウェリントンでは、ナウチコ、フィゲイレンセと、同じクラブでプレーした経験こそあるものの(両者ともローンだったようだ)、在籍時期は全然ずれている。

 というわけで、大きな接点こそないものの、日本で、何かのきっかけで打ち解けた2人だったのだろう。

 で、結局この2人が点をとったんだよな。

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 悔やんでも悔やみきれない湘南戦。あの試合、戦術的なあやは、リカルド監督が4-4-2から3-4-3にシステム変更したことにあった気がする。たぶん、前半の飲水タイムを境に、ピカチュウをウイングバックに下げ、3(5)バックに変更したのではないか。

 12分に運良く先制はしたが、システム的なミスマッチを突かれ、危ない場面が多い。これは対応しなければ、危うい。指揮官はそのように判断したのだろうか。実際、4バックの時には、清水のセンターバックとサイドバックの間に走り込まれてピンチを迎えた場面があり、そういう対策だったのかもしれない。

 実際、その対応により、湘南に決定機は作らせず、無失点の時間帯が長く続いた。しかし、同時に清水の良さも消してしまった印象が強い。清水の場合、リードしてから、守りに入るよりも、アグレッシブに追加点を狙った方が、結果的に上手く行くケースが多い。しかし、湘南戦では、システムチェンジにより、推進力がまったくなくなり、受けに回るだけになってしまった。選手交代も、中山は守備で追いかけまわすことに主眼があった感じがしたし、北川や唯人といった切り札が残っていたにもかかわらず、守備バランスの良い白崎を残した。

 湘南の戦い方は、意外と前から来ないなど、予想外だった部分もあるだろう。それでも、あのチームの基本的な戦い方は、事前に分かっていたはずである。試合が始まってから、ミスマッチに慌ててシステム変更し、自分たちのサッカーも見失ったというのは、残念だった。

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 またこのパターンかよ。またウェリントンかよ。もう漫画の世界だ。何度同じ失敗を繰り返すのか。

 同じパターンの繰り返しなので、柏戦の時のブログを、コピペして再利用できるくらいである。

 まあね、清水にしては、先制が早すぎるとは思ったんだよ。先制点は大事だけど、それが早すぎると、守りに回る時間が長くなり、ボディブローを浴び続けて、最終的には決壊して勝ち切れないのが、清水というチームだ。

 ただし、柏戦の時には、続けてこのように書いた。「したがって、早い先制点を勝利に繋げるためには、2点目が必須。それをとるチャンスが、山のようにあったにもかかわらず、とれなかった。そのことに尽きる。」

 それに対し、今回の湘南戦では、決定機はサンタナが実際に決めた一回だけだった。試合全体を通じて、シュートは何とわずか3本。むしろ先方の決定機が山のようにあった。

 もしかして、我々は勝ち点2を失ったんじゃなくて、勝ち点1を拾ったのかな。そのくらい、とにかく上手く行かない、苦しんだ試合だった。

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 本日の対戦相手の湘南、うちとちょっと似ていて、ボール支配率の低い試合の方が、成績が良かったりする。上の表は、今季の湘南が記録した低支配率ワースト4の試合で、いずれも30%台の酷い数字だったが、その4試合で4勝を収めているわけである。いずれもホームのレモンSの試合であり、こんな相手に握り倒される試合をやってよくサポに暴動を起こされないものだと思うが、当然のことながら、勝てばサポもOKなのだろう。

 というわけで、湘南としては、相手に持たれるのは上等であり、持たせた上でハイプレスをかけ、ショートカウンターで少ないチャンスを活かし、勝ち逃げするというパターンが浮かび上がる。

 となると、言うまでもなく、清水が先制点を奪い、湘南の側がボールを持って攻めざるをえないような展開にもっていきたい。その結果として、湘南のボール支配率が高まるが、逆にカウンターを浴びて失点を重ねるという光景を想像できる。5月3日に清水が湘南に4:1で勝利した試合がまさにそれであり、あの試合は湘南にとって今季で2番目に支配率が高い試合だったが(それでも52.5%に過ぎない)、結果は惨敗だったわけだ。

 敵のハイプレスは覚悟の上で、清水はボールを繋いで攻めようとすると思う。そこではがせるか、逆に捕まるかというせめぎ合いになりそうだ。

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 明日はホーム湘南戦。湘南と言えば、3バックが代名詞。やれやれ、広島戦に続いて、また3バックの対戦相手か。3バックが相手で、あまり成績が良い印象がないが…。

 そんなことを思い、こちらのサイトで確認してみたら、意外な事実が判明した。まず、今季清水が4バックの相手と戦った戦績が以下のとおり。無念、大幅に負け越している。

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 それに対し、相手が3バックの時は、以下に見るように、実は勝ち越しているのである。

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 正直言うと、3バック相手の方が苦戦しているイメージがあったので、ちょっと意外だった。まあ、平岡体制とリカルド体制でも違うとは思うのだけど、ちょっとそこまで検証している余裕はない。

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 改めてになるが、広島戦の敗戦は、色んな意味で痛かった。

 まず、これは誰もが思うことだが、5戦連続負け無しで来ていたのが、途切れてしまった。5戦連続負け無しのスタートは、鳥栖戦で新加入選手投入により一気に流れを引き寄せたことだったので、今回負けたことにより、「魔法が解ける」ことが心配である。

 もっと言えば、実は清水はアウェーでは3連勝していた。「アウェーで強い清水」というのは、強力な自己暗示になっていたはずだが、それにもブレーキがかかってしまった。

 それから、ゼ・リカルド監督が就任して以来、清水はリーグ戦は全試合で得点していたが、広島戦は無得点に終わり、それも途切れてしまった。チーム内には「攻撃陣が必ず、1点、2点はとってくれる」という信頼関係ができかけていたが、それにも疑問符がつく形となった。

 また、リカルド清水は後半に強いチームで、以前も申し上げたとおり、前半を無失点でしのげば、ほぼ確実に勝利、少なくとも引き分けには持ち込めるはずだった。ところが、広島戦では、前半を無失点でしのいだのに、後半崩れて敗戦を喫した。

 このように、良いジンクスは、軒並み崩れてしまった。そして、「今季の清水は逆転勝利が無い」という悪いジンクスだけが、引き継がれてしまった。

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 清水の公式YouTubeに「THE REAL」という試合当日の舞台裏シリーズがある。先日の対戦相手である広島にも、「INSIDE」という同じようなシリーズがあるようだ。DAZN主導の昨年のドキュメントもの以来、こういうのがトレンドになっているのだろうか?

 で、上掲動画を拝見して、まあだいたいどのチームも試合前・後のルーティーン的なものは同じなんだなと、当たり前のことを再確認した。試合直前には、監督とキャプテンが檄を飛ばして、チームを鼓舞する。

 それで、清水と広島の舞台裏を比較すると、どちらかというと広島の方が理知的で、清水の方が情熱的という違いを感じる。ドイツ人監督とブラジル人監督のカラーの違いだろうか。

 それと、今回観た広島の動画と比べても、うちらのキャプテン権田のスピーチ力は、やはり際立っている。はっきり言って、この人がチームを鼓舞するのを聞くたびに、毎回泣きそうになる。前にも言ったが、この人が政治家になったらヒトラー並みの弁舌家になる恐れがあるので、それだけはやめた方がいいと感じるくらいである。

 逆に言うと、過去にはキャプテン竹内とか副キャプテン河井とかが、こういう檄を飛ばす役割をやっていたかと思うと、大人しい口下手兄ちゃんには荷が重かったかと、ちょっとかわいそうになる。

 ある意味で試合以上に感動する権田のスピーチ、清水は「THE REAL」のフルバージョンを有料にし、一部の課金者しか観れないようにしているわけだが、惜しすぎる。今の清水にとって最も強いコンテンツは、権田のスピーチである。

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 ゼ・リカルド監督に代わってから、試合中の交代策が的中している、交代選手が点をとるようになったと言われているけれど、最近はむしろ監督の交代策が遅いし、交代カードを使い残すし、結果的にもあまり上手くはまっていない印象を受ける。

 やはり強烈だったのは鳥栖戦で、63分にカルリ、乾、北川と一気に3枚投入して、あれでスタジアムの空気を一変させたから、「今の清水は交代選手が輝く。リカルド監督は交代策が巧みだ」と印象付けられた。ガンバ戦で69分に投入されたコロリがわずか4分後に先制点を挙げたのも良かった。

 ただ、その後は、京都戦で消化した交代カードは3枚、広島戦では4枚だったし、カードを切るのも遅く、また交代によって試合を優位に運んだという印象もない。

 まあ、それだけ、先発メンバーが良く動けており、チームとしての戦いに手ごたえがあるからこそ、そんなに交代の必要もないということだろうか。

 広島の側は、ベンカリファに代わって入った川村が、2得点を決めているのだが。。。

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 広島戦の2失点目、あれはまあしょうがないだろう。ああいう試合展開になってしまったことが問題なのであって。1点差のままでも、たぶん清水は追い付けなかったと思う。

 清水は、ああいう超ロングシュートを、決めることも、決められることも、あんまりないのかなという印象である。

 唯一確実に覚えているのは、2012年9月29日のホーム仙台戦で、後半アディショナルタイムに金賢聖が超ロングシュートを決め、ダメ押し点を奪ったシーンである。ゴール後のパフォーマンスとあわせ、印象に残っている。この年、仙台は優勝を争っていて、この清水戦の敗戦は相当痛かったようだ。だから、金のあのゴールを、優勝が遠ざかった一撃として忘れられない仙台サポもいるのではないかと想像する。

 それと、2011年9月17日のホーム浦和戦(@エコパ)で、鍋田亜人夢がセンターサークル付近からロングシュートを狙い、それが惜しくも外れたことがあったはずである。あれが入っていれば、彼のプロキャリアも、もうちょっと違うものになったのではないかと、今でも思う。

 金、鍋田と、2つのシュートとも、わずか10年ほど前の出来事なのに、探してみたけど動画が全然残ってないのが意外だった。チームのシーズンDVDとか見れば、出てくるかな。

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 うだつのあがらねえ元最下位チームにやっと巡ってきた幸運か、それとも破滅の罠か…。

 塩谷のあのプレー、個人的には、どう見てもDOGSOだろうとすぐに思ったが、福島主審は即座には赤を出さず、当初は黄だった。VARでの確認を経て、ようやく赤になった。はっきり言って、あれほどの明白なDOGSOなら、VARの力を借りずとも、すぐにDOGSOと判断できなければ駄目であろう。お陰で、だいぶヤキモキさせられた。

 そんなわけで、塩谷退場という正当な結論が出て安堵したのだが、良く考えてみれば、それによって必ずしも清水が有利になったわけではないのである。当S研ブログでは、「FC東京戦は誤審のお陰で勝てた?!」というエントリーで、あの試合、東とレアンドロはともに一発レッドだったはずだが、もしも退場者が出たら東京が自陣に引きこもり、遅攻が拙い清水はこじ開けられなかったかもしれないということを指摘した。最近のリカルド清水が順調に得点を重ねていると言っても、基本的にはカウンターが主体であり、引いた相手を崩したような場面は思い出せない。

 塩谷が退場したことによって、清水側は、「これは勝ち点1はもらったようなものであり、何としてもそれを3にしなければ」と、前掛かりになった。そこに落とし穴があった。もし最後まで11人対11人だったら、清水には終盤には「勝ち点1でもいい。まずは現実的に失点しないことを優先しよう」と考えて、実際に引き分けた可能性は結構あったと思う。

 サッカーというのは、仮に1人少なくなっても、自陣で守備を固めれば、そう簡単に失点はしないものである。現に、今回の広島戦でも、塩谷が退場したあとは、清水側は手数をかけるばかりであり、ビッグチャンスはほぼ皆無であった。

 まことに、塩谷退場は破滅の罠だったのだ。


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 J1も、各チームの試合消化数にばらつきがありすぎて、順位表を見ても、なんかスッキリしない。まあ、いずれにしても広島は好調で、3位に着けている。

 例によって何の工夫もなく先方のリーグ戦における過去10試合の戦績表を眺めてみると、直近は4連勝だが、その前は4戦連続勝ち無しという時期もあったのか。

 清水にとっては、柏戦以来の、上位との対戦ということなる。正直言うと、柏の場合は、「なんでこんな上位にいるのか、謎」という印象だったが、広島の試合を断片的に眺めると、なるほどこりゃ強いわということを実感する。もともと守備は固いチームだと思うのだが、最近の試合では攻撃陣が爆発し、4試合で13得点を重ねている。森嶋、満田、ベンカリファと、とるべき人がきっちりとっているという印象だ。

 今季清水は広島との相性は良く、リーグ戦は1分、ルヴァンでは2勝している。ただ、今季広島は新監督を招聘して、序盤は手探りの戦いだったので、前半戦の結果はあまり当てにならない。今はJ1トップクラスの実力と考えた方がいいだろう。

 その広島から、勝ち点を持ち帰れたら、リカルド清水も本物だと思うんだけどね。無内容な書き込みで申し訳ないけど(笑)、まあとにかく期待することにしよう。


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 日大藤沢高のFW森重陽介君の来季清水入団が内定したということである。身長198センチの大型ストライカーで、なんと日本人Jリーガーとしては史上最高身長になるらしい。まだ成長途上かもしれないので、もしかして入団するまでには2メートルの大台に乗せてたりして。これは楽しみだ。

 ところで、森重君は、法大DF落合毅人君、流通経大MF斉藤聖七君、早大DF監物拓歩君に続き、来季の加入内定4人目ということだ。斉藤君と監物君は元ユース組か。かなり積極的に動いているなという印象である。これ以外にも、他クラブからの即戦力補強や、外国人獲得もあるかもしれない。それに、現状で他クラブにレンタルで出ている若手も多い。

 ただ、気になるのは、近年の清水、新人獲得やユースからの昇格があっても、活躍するのが一握りで、歩留まりが悪いのではないかということである。現時点のリカルド清水も、若手、生え抜きが台頭してチーム力が上がったというよりも、結局は外国人と即戦力補強による部分が大きく、若手は唯人以外はあらかた修行の旅に出てしまった。

 鳥栖なんかは、選手が他チームに強奪され、「今年こそは降格の危機」と毎年言われながら、なぜか必ず新戦力が内部から台頭し、J1でしぶとく生き残っている。それに比べると、清水はどうにか持ちこたえてはいるが、内製化比率が低いなあと感じてしまうのである。

 まあ、新人なんてものは、ある程度の数を獲得して、その中で一人でも主力に育ってくれたら、それでいいということかな。結局は競争の世界だし。来季の新人たちも、今リカルド清水で主力を張っている先輩たちを蹴落とさないと、出場機会は得られず、レンタルの旅に出ることになるのだろう。

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 京都戦の話題の一つとして、久し振りに鈴木唯人がメンバー入りしたことがあった。結局、出番がなく、残念だったが。

 たぶん、あの試合で唯人が使われるとしたら、ピカチュウが疲労した時の交代要員か、あるいは終盤にどうしても得点がとりたい時に右サイドハーフ起用だったのだろう。しかし、終盤リードしていたので、ピカチュウの代わりにヴァウドを入れて、守備を固めた。結果、唯人の出番はなくなった。

 それにしても思うのは、サンタナが絶対的エースとして、その相棒は誰が一番良いのかという点だ。カルリーニョス、北川、唯人、神谷などで1枠を争う形であり、随分贅沢な悩みである。

 ただ、現状では、カルリーニョスがトップ下でサンタナと組むことが、あまりにはまり過ぎていて、それ以外の選択肢が思い浮かばない。最近の試合でのカルリ、2得点も光るが、とにかく得点に直結するラストパス、スルーパスの質が、えげつない。ほとんどの得点が彼のひらめきから生まれていると言ってもいいくらいだ。

 カルリーニョスを獲得した時に、大熊GMは「水を運べる選手」と表現していた。2020年などは、むしろワントップで孤軍奮闘して、チームのトップスコアラーだったが、あれが本来の姿というわけではなく、今のようにゴールの1つ、2つ前の場面でお膳立てするのが、カルリ本来の持ち味なのかもしれない。

 今季、開幕直後は、唯人のドリブルだけが攻撃の光明という時期もあったわけで、まったく違うチームに様変わりしている。

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