エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2022年08月

 当S研ブログでは、これまで再三にわたって、田辺信宏市長はエスパルスの新スタジアム建設にきわめて否定的であり、市の検討委員会と称するものも、単なる目くらましにすぎないことを指摘してきた。

田辺市長は「検討」しかしないので前向きなことが言える

懲りない男・田辺信宏 市はカネを出すつもりは無い

田辺信宏氏が市長である限り新スタは出来ない

カネを賭けてもいいが田辺市長は絶対に新スタを建てない

甘言に騙されるな

こりゃ新スタは永久にできないな

 このように、何度も手厳しいことを書いてきたのは、あえて厳しいことを述べることによって、新スタの建設という課題から目をそらすようなことがゆめゆめないよう、プレッシャーをかけるためであった。それくらい、田辺信宏氏というのはとにかく口先だけの男で、新スタに関しては、選挙の時に適当なリップサービスをしておけば、間抜けな清水サポなど簡単に騙せるくらいに思っているわけである。

 ところが、今般ついに、田辺氏は新スタの建設に市が公的資金を出すつもりは一切ないことを、上掲の8月29日の記者会見の中で、明言するに至った(スタジアム問題に触れているのは動画の一番最後の部分)。個人的に、もっともらしい「検討」だけして、結局資金負担は逃げるだろうとは思っていたが、ここまでしゃあしゃあと開き直るとは、見上げた根性である。我々も舐められたものだ。

 こちらに見るように、田辺氏は先日、2023年の次期市長選挙に4戦出馬することを、早々と表明したということである。この人物の再選を許してしまえば、2023年から少なくとも4年間、我々の夢である新スタは、1ミリも前進しないことになる。田辺氏が我々の敵であることがはっきりした。

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 今季の清水も、ようやくと言うか、メンバーが固まってきた。京都戦では、山原と松岡の不在が、コロナ絡みだった可能性があるが、前線は現状のベストメンバーだろう。

 その前線4人のうち、3人までもがブラジル人プレーヤーだった。サンタナ、カルリーニョス、ピカチュウである。

 で、松岡の代役のような形で先発したのがホナウド、久し振りにベンチ入りし最後に守備を固めたのがヴァウドだった。

 こうして、5名のブラジル人プレーヤーが、この試合に出場した。もちろん、同時にピッチに立ったわけではないけれど。2019年に外国人枠が5に拡大され、当時から多くのブラジル人が在籍していたが、実際に5人もブラジル人が出場した試合は、もしかしたらこれが初めてだったかもしれない(確認しているヒマがないので、違っていたら勘弁)。

 そもそも、うちの場合、監督・コーチ陣も、ブラジル人なわけだし。京都戦こそ、リアル・ブラジルデーだったのかもしれない。

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tatsuta

 それにしても妙だ。ウィキペディアを見ても、立田悠悟の利き足は右足であると、ちゃんと書いてある。しかし、立田はロングキックを左足で蹴ることが結構ある。本人的にこだわっている様子もある。

 京都戦でも、フリーキックを左足で蹴った場面があった。低い位置でのフリーキックであり、それほど緊張感のない場面だったので、別にどっち足でもいいっちゃあいい場面だったのだが、それにしてもそれにしてもフリーキックを利き足でない方の足で蹴るサッカー選手は珍しいのではないか。

 そして、京都戦の虎の子の1点は、立田の左足のロングキックから生まれたのだった。正直言うと、この試合、序盤から立田のロングキックの距離感が上手く合っておらず、「今日は立田の日じゃないのかな」などと思いながら眺めていたのだが、一番の勝負所で距離をきっちりと合わせてきた。

 要するに、左右同じように蹴れて、両利きに近い感じなのかな。相手が詰めてきたような時に、左に持ち替えて蹴れるのは、センターバックにとってかなり強みだろう。

 ちなみに、昨年あたりのデータを見ると、権田から鈴木義宜にパスを出す本数が非常に多く、内心、「やっぱり権田は立田を信用していないんだな」などと思っていた。でも、今年は立田のパス本数が非常に増えており、権田も安心して立田にボールを預けている様子がうかがえる。

 ガンバ戦、京都戦と、立田が起点になって決勝点を奪ったということは、特筆される。

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 今回の京都戦、恐らく今季清水がリーグ戦で勝った試合の中では、最もボール支配率が高い試合だったと思う。しかし、清水がボールを持ったのは主に自陣であり、以前よりは危なっかしくはなかったが、敵のハイプレスに苦しみ、いずれにしてもボールを運ぶのには苦労した。

 個人的に、この試合で印象的だったのは、試合中のプレーもさることながら、実は試合後の曹貴裁監督のインタビューであり、自分たちはできることはやりきり、その戦い振りに誇りを抱いているが、それでも勝てなかったことを本気で悔しがっている様子だった。

 裏を返せば、清水側はやりたいことをやらせてもらえず、非常に苦しい試合だったということだろう。なので、清水としては、そういう苦しい試合をのもにできたという点に、むしろ価値がありそうである。

 清水としては手詰まり感もあり、スコアレスに終わってもおかしくなかった。そこを、立田のロングキック、片山の抜け出し、カルリーニョスのワンタッチの落とし、そして最後は乾のシュートと、良いプレーが4つも連続して、ようやくこじ開けた。ああいうプレーがあるかないかで、勝敗が別れたのだろう。

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 本日の対戦相手の京都サンガ。例によってワンパターンで恐縮ながら、上表が先方の戦績。だんだん長くなってきて収まりきらなくなってきたので、ゴールデンウィーク以降だけにさせていただいた。

 京都、あんまり勝ててはいないよな。7月2日に札幌に勝ったのを最後に、5戦連続勝ち無しか。

 ただ、こうやって見ると、どんな相手にも必ず僅差の競った試合をやっているということが、良く分かる。大量失点で崩壊したといった試合は見当たらない。川崎のような難敵に勝ったりもしている。あの監督らしい、粘り強く油断のならない相手だ。

 京都に関し注目されるのは、実に3週間振りの試合ということだろう。この間、川崎、マリノスとの対戦があるはずだったのが、延期されている。川崎戦は台風の影響だったようだ。マリノス戦は、コロナ? ACL? ちょっと未確認ですいません。いずれにしても、清水も京都も、最新の試合結果が柏が相手という珍現象となっている。

 清水も京都も、コロナで何人が陽性といった情報が時折伝えられ、とっても嫌な感じだ。怪我だったらサッカーに関連したことなのでまだ諦めもつくが、コロナで大した症状もないのに隔離だ活動停止だとなると、実にやりきれないものである。

 清水は、サッカー自体は上り調子なのだから、コロナで台無しにされるのだけは、勘弁してほしい。

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 キミは「エスパルス曲線」を覚えているか? まあ、そんな黒歴史は覚えていなくてもいいのだが、知らない方は、ググると色々ネタが出てくるので、試してみてほしい。それとは関係なく、上に見るのは、所長が時々お目にかけているJ1リーグ戦における清水の節ごとの勝ち点推移曲線の、最新版である。

 まあとにかく、直近の2勝・2分の上積みは大きく、お陰様で1試合当たりの勝ち点も1を上回るに至った。27試合消化時点の勝ち点が28で、どうにか2017年と並んだ。それにしても、2020年って、シーズンを通して勝ち点27しかとれなかったのか。そりゃひでえな。降格が無い年だったとはいえ、よく降格相当順位にならなかったものだ。

 最近の清水の雰囲気は、2018年ヨンソン政権の後半に似てきた。ちょっとくらい失点をしても、取り返せる。勝つ喜びを味わう。負ける気がしない。試合が来るのが楽しみ。シーズンが終わってほしくない。そんな感覚を思い出してきた。

 ただ、グラフを見れば、今季の勝ち点はまだ、最終節で残留を決めた一連のシーズンと、それほど変わらないことがお分かりいただけるだろう。清水の場合、尻に火が付くと頑張るが、油断するとすぐに緩んで停滞する伝統があるので、気を引き締めて行こうではないか。

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 最近のエスパルス関係の報道の中で。「JFA審判委が『レッドカードが望ましい』事例を解説…FC東京の清水戦は“平手打ち”など2事例該当」という記事には、注目した方が多かったのではないか。要するに、清水VS東京戦で見せた先方の東およびレアンドロのプレーは、ともに一発レッドに該当するという事実が、JFA審判委員会によって正式に認定されたという話だ。

 これって、所長が「やはり笠原主審もVARも信用できない」というエントリーで指摘したことと、まったく同じ話ではないか。審判委が時間をかけてじっくり導き出した結論を、ワイは試合中に瞬時に見抜いていたのかと、鼻が高くなった。

 で、ある方がツイッターで、審判が東やレアンドロを退場させていたら、清水はもっと大量得点差で勝てたはずなのに、とつぶやいておられた。個人的に、それは必ずしもそうではないだろうと思う。

 もしも東が前半のうちに退場になっていたら、一人少ない東京は引いて守る選択をしたはずだ。最近の清水は良い攻撃はできているけれど、カウンターとセットプレーが主体であり、がっちりブロックを敷いた敵の守備網を攻略して得点したような場面は相変わらずほとんどない。それは、相手が一人少なくなっても同じだろう(さすがに二人少なくなったらこじ開けられるとは思うが)。清水が数的優位になったら、逆に攻めあぐみ、カウンター一発に沈んで敗れていたかもしれないのだ。だから、あの試合は、あれでよかったのかなという気がする。

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 上の図は、今季清水のリーグ戦得点パターン。セットプレー直接はなく、セットプレーからは5得点ということになっている。浦和戦で山原が決めたやつは、ちょっとずらしてから打ったので、直接ではないというカウントなのだろう。

 セットプレーからの得点、少なすぎると言わざるを得ない。キッカーである西澤が不在の試合が多かったとか、昨年までは良く決めたヴァウドがいないとか、色々あるとは思うが、それにしてもわずか5点は寂しい。

 ただ、柏戦では、セットプレーでかなり相手ゴールに迫った。1得点もコーナーからサンタナが決めたものだったが、それ以外にも前半終了間際にフリーキックから片山が狙ったヘッド、後半コーナーキックから立田がフリーで放ったヘッドなど、むしろ決めなければいけないものだった。

 選手たちも、柏戦の前にセットプレーの準備を入念にやり、それがサンタナのゴールに結びついたということを口にしている。それと、キッカーとしての山原の成長もあるだろう。セットプレーは、今後もっと期待できそうな気がする。

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pi

 柏戦、一連の逸機の中でも、ピカチュウが2つほど派手に外したやつは、とりわけ大きなため息を誘った。はっきり言って、彼が決めていれば、勝てていた。

 これまでの試合で、ピカチュウのシュートが枠に飛んだことがあったっけ? ちょっと思い出せない。ピカチュウが外すパターンには2つある。

 まず、シュートが向かって左側に逸れていくパターン。力一杯シュートを打つとそうなる傾向がある。

 もう一つ、ゴール前のこぼれ球に慌ててしまうパターン。ガンバ戦でサンタナがシュートをバーに当て、その跳ね返りがピカチュウの前にこぼれてきたシーン。確かに角度は無くなってしまったが、トラップして左脚で流し込むくらいの余裕は欲しかった。柏戦でも、相手GKが処理を誤ったボールがこぼれてきたが、ゴールも見ずに慌てて打ってしまい、右に外れた。

 とりあえず、GK正面でいいから、枠内に打つことを意識付けたらどうか。一つ決まれば、ドバドバ決まりそうな気もするのだが。

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 考えてみれば、今季まだ、リーグ戦では、ホームで一回しか勝ってないんだよな。リカルド体制初戦の福岡戦だけ。それ以降、鳥栖戦、柏戦など、チャンスはありながら、勝ち星を逃した。

 偶然とは、言えないよな。ホームで滅法弱く、アウェーでは案外強い清水。上の表に見るとおり、アウェーの成績だけとれば、上位争いしてもおかしくない。ところが、ホームだけをとれば、降格、最下位確実といった成績である。

 得点は、ホーム・アウェイとも、17で同じである。ところが、失点が、ホームになると、なぜか倍増するのである。

 権田でも誰でもいいから、ホームの応援が、守るのに邪魔になっているなら、はっきりそう言って欲しい。もう応援やめるから。


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chi

 昨日の当S研ブログでは、「今日勝てれば、本当に、見える景色も違ってくるはずなのだが」なんて書いてみた。今回の柏戦、後半アディショナルタイムまでは、そんなシナリオで進んでいたのだが…

 まあね、清水にしては、先制が早すぎるとは思ったんだよ。先制点は大事だけど、それが早すぎると、守りに回る時間が長くなり、ボディブローを浴び続けて、最終的には決壊して勝ち切れないのが、清水というチームだ。

 したがって、早い先制点を勝利に繋げるためには、2点目が必須。それをとるチャンスが、山のようにあったにもかかわらず、とれなかった。そのことに尽きる。

 今シーズン、完封勝利はあるけれど、ウノゼロ勝利はまだないよね。上位争いする柏相手に、ウノゼロだったら、本当に自信になったところだけど、逆に試合終了間際の痛恨被弾というお馴染みの清水に戻ってしまった。


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 今季、開幕前に柏のサポさんとツイッターでやり取りする機会があって、その時にノリで、「いやぁ、やっぱ柏サポさんたちって今季開幕に当たってドキドキしてるんですか(笑)」なんて軽口を飛ばしそうになった(結局やめておいたが)。そのくらい、今季の柏は絶望的で、多くの人が降格候補に推していた。

 その柏が、まさか上位争いするとはね。柏というのは、シーズンごとの波が非常に大きいクラブで、今年はてっきり悪い波の方だと思ってたんだけど、ビッグウェイブが来るとはね。いやホントにJリーグというのは予想が難しいリーグだ。

 柏は一つのシーズンの中でも波があり、上表に見るとおり、連勝・連敗が多いチームである。正直言うと、最近の試合を断片的に眺めても、なぜ今の柏がそんなに強いのか、良く分からないというのが実感だった。ちなみに、ドウグラスも中村慶太も、最近の柏の躍進の立役者にはなっていない。

 昨晩のスポパラに福田氏が出ていて、何やら語り口に安太郎みがあったけど、その福田氏の指摘によれば、堅守の柏は激しく守備をするので、結果ファウルが増え、失点に占めるセットプレーからの比率が大きくなっているとのこと。ただ、その結果として総失点は非常に少なくなっている。

 清水は前節、勝ちはしたが、片野坂ガンバの清水対策にだいぶ苦しめられた。本日の敵将ネルシーニョも、相手に合わせて戦術を変えてくる古狸である。清水は、ネルシーニョの策と、激しい守備をはねのけ、勝利できるだろうか。今日勝てれば、本当に、見える景色も違ってくるはずなのだが。

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 時々お目にかける時間帯別の得点と失点の図を更新してみた。ゼ・リカルド体制になってからの得点・失点は赤いボールで示している。

 平岡清水は攻撃は70分で閉店ガラガラというチームだったが、リカルド清水はむしろ70分からエンジンがかかるチームであることが良く分かる。

 ただ、気になるのは、リカルド清水が前半の早い時間帯にあっさりと敵に先制点を許すケースも多いことである。いくら試合終盤でスパートがかかるリカルド清水とは言え、ビハインドを背負っては難しくなる。

 言い換えれば、今の清水は、前半さえしのげば、かなりの確率で勝ちに持って行けるチームと言える。リカルド体制になってから、前半を無失点で終えた試合が5試合あったが、その結果は4勝・1分なのである。

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 J1残留争いの中で、シーズン途中の監督交代および戦力補強に関し、何だか清水が「勝ち組」のような雰囲気を醸している。そもそも残留争いをしているのに「勝ち組」というのがおかしな話だが、確かに磐田、ガンバ、神戸のようなドツボにはまった他クラブの様子を見ると、清水は上手くやったような気になってくる。ここ半月ほどの雰囲気は、非常にポジティブで、逆に油断に繋がりはしないかと、心配になってくる。

 清水の監督交代については、平岡さんだって今の持ち駒があったらもうちょっと勝っただろうと、同情を禁じ得ない。と同時に、やはりゼ・リカルド監督の方が期待感が大きく、前半戦でつまづいたからこそ今のリカルド清水のカムバックがあるのだと思えば、平岡さんには気の毒だが、やはりこれでよかったのだという気がする。むろん、まだ多少上向いただけのことなので、残留プラスアルファの結果で今シーズンを終えて、清水の選択が間違っていなかったことを証明してほしい。

 それにしても、ジュビロ磐田、なあ。これは、清水サポの間でも考え方が分かれるところであり、磐田なんかJ3に落ちちゃえと思っている人と、やはり磐田とはJ1の高いレベルで切磋琢磨し続けたいという人がいるだろう。

 先日の磐田VS浦和戦が、伊藤ジュビロのラストマッチとなった。磐田と浦和が戦って、どっちを応援するかは、清水サポにとって究極の問いと言える。個人的には、歴史的大敗を喫し、絶望的な表情の磐田応援席のジジババの様子などを見ると、これってアイスタにいる人たち同じじゃんと感じ、いたたまれない気がした。文字通り、明日は我が身である。大勝で歓喜するオラオラ系浦和サポ連中に感情移入するのは無理である。

 人それぞれ意見はあるだろうが、所長は、スタジアムがオレンジ色とサックスブルーに二分される光景が美しくて好きである。まあ、いずれにしても、10月1日は必勝だが。

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2022slogan

 最新号のエスパルスNEWSを読んでいたら、OBの青嶋氏による巻頭言が載っており、清水は外国人選手主体の戦いにシフトしたというような指摘をしている。

 個人的には、別にそういうわけではないだろうと感じる。春先に怪我で出遅れていたブラジル人たちが調子を上げ(他方で唯人・西澤・中山らが離脱し)、ピカチュウという新戦力も加わったので、たまたま外国人の活躍割合が増えただけだろう。乾や北川のような新戦力も存在感を発揮しているし、別に意図的に外国人・ブラジル人中心に回しているというわけではないはずである。現に、ボランチの主軸はホナウドではなく白崎・松岡コンビだし、怪我が癒えたはずのヴァウドも義宜・立田からポジションを奪えずにいる。

 ところで、同じエスパルスNEWSの中で、興味深かったのは、チアゴ・サンタナの特集記事である。コロナの縛りがきつかった昨年と違って、今年は家族(奥さんと娘さん)が来日でき一緒に暮らせているので、それが好調に繋がっているということらしいのだ。しかも、嫁が結構プレーの評価が厳しく、点をとれないと駄目出しをするらしい(笑)。これは我々にとっても有難い内助の功だ。娘さんは日本の小学校に入学したらしいので、身近な人たちは、ぜひ大事にしてあげてほしい。

 ブラジル人はとても家族を大事にするので、サンタナが今季パワーアップしているのも、納得だ。心なしか、走るのも昨年よりも速くなったような(笑)。

 最新の内幕動画THE REALの中には、リカルド監督が、清水のクラブハウスの壁には「我々は家族だ」と書かれているだろう、それを常に思い出そうと選手たちに訴える場面があった。そうか、今の清水は、家族を大事にするブラジル的な精神で、日本とブラジルが良い感じでミックスしたチームになりつつあるんだなと、そんなことを感じた次第である(コソボと韓国もおるで)。

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 つい先日、監督別の勝敗表というのをお目にかけたばかりだったのだが、その後、2連続完封勝利でリカルド体制の数字が大幅に改善したので、嬉しさのあまり表を更新してみた。

 リカルド体制になってから、4勝・2分・3敗と、勝ち越しに転じた。また、得失点の数字も、18得点・14失点と、プラス4を記録している。

 上表で、2022平岡と2022リカルドを比べてみると、とにかく1試合平均の得点が大幅にパワーアップした。1試合平均2.00点というのは、近年のどの監督も成し得なかったものだ。

 1試合平均失点は若干悪化しているが、これはマリノス戦、鳥栖戦という例外的な位置付けの2試合が影響したものであり、その他の試合の失点は許容範囲だ。

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 非常にストレスの多い試合だった。ほぼ清水陣内で進むゲーム。敵に数多く与えたセットプレー。2試合連続で見事に外れた主審ガチャ。

 でも、どうしてだろう。勝ったことが必然に思える。サッカーを支配はできなくても、試合の流れはコントロールしていたというか。波に乗っている時は、こういうものなのかもしれない。

 ガンバは守備は固かったし、良く組織されたチームだとは思う。ただ、ボールを上手く運べても、ゴール前でどうしたいのかがイマイチ伝わってこなかったし、前線の迫力も欠いていた。その意味では、もっと早い時間から鈴木武蔵やファンアラーノが出てきた方が清水にとっては厄介だった気がするが、そこはまだチームにフィットしておらず、手探りの起用ということなのだろう。

 清水の側は、前からはめられることを警戒したのか、ビルドアップはほぼ諦め、ほとんどGKからのロングボールだった。ガンバ側のタイトなマークもあり、今回は前線があまり上手く収められなかったし、ファウルもとってもらえず、必然的に相手の持つ時間が増えた。でも、慌てず騒がず、後半スペースができるのをじっと待っていたかのような、そんな印象である。相手に支配されたし、シュートも先方の方が多かったが、肝心の決定機は前半も後半も清水の方が多かったわけで、そのあたりが「必然の勝利」と思える所以である。

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 今季、個人的に他チームの状況をチェックする余裕がなく、前節ガンバの試合がないのがおかしいなあと感じていたが、第24節福岡戦の前に複数の選手、スタッフが新型コロナウイルスの陽性判定を受け、「エントリー可能な人数が規定の13名以上を充足できないため」として中止になったわけか。なので、先方は、本日の清水戦が2週間ぶりの試合で、8月最初の試合ということになるようだ。

 毎度工夫がなくて恐縮だが、ガンバのリーグ戦戦績を上掲のとおり掲載する。なるほど、8試合連続で勝ち無しか。その間、2分・6敗か。まあ、苦しいわな。

 特に、直近の京都戦は、九分九厘勝ち点3を手に入れながら、ラストプレーでPKをとられ、京都に追い付かれて引き分けたものだった。あんな形で久々の勝ち点3を逃し、しかもコロナで活動休止になったりしたら、チームとしては踏んだり蹴ったりだろう。

 思い出すのは、4月10日にアイスタでやったホーム・ガンバ戦だ。あの試合、個人的には平岡清水のベストゲームの内容だったと思うのだが、追加点をとれずにいるうちに終盤押し込まれ、ほとんど試合終了間際に同点弾を決められたのだった。あの試合を勝ち切っていれば、平岡清水にはまた違った歴史があったはずで、悔やまれてならない。

 その意味では、前回の京都戦でラストプレーで同点に追い付かれたのも、片野坂ガンバにとって、同じように悪いターニングポイントになる可能性があるような感じがする。ただ、先方にとり、本当にそういう負のスパイラルに陥るかどうかは、本日の清水戦次第だろう。

 片野坂監督のサッカーは、大分時代の残像で何となくイメージできるが、前回のガンバVS京都戦をチェックしてみた限りでは、監督のビジョンと現有戦力が噛み合って、チームが完成に向かっているような印象はあまりなかった。むしろ、お互いのGKがロングボールを蹴り合うような、奇妙な時間帯もあった。片野坂サッカーの完成度というよりも、この夏に加入した新戦力の個の力の方が、清水にとっては脅威かもしれない。

 例によってとりとめもない内容になってしまったが、とにもかくにも、リカルド清水、今日勝てれば、本物だと思うんだけどね。

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 昨年あたりから、清水を含め、DAZNがチームの内幕を描くドキュメンタリーを発表したりして、スポーツチームにとり「内部の様子を赤裸々に情報発信する」というのがトレンドになってきている。

 で、いつからなのかは未確認だが、清水のYouTubeチャンネルでは"THE REAL"というシリーズが始まり、試合当日の選手の素顔や振る舞い、チームの団結の様子などが、動画で発信されるようになった。

 一般向けの清水公式チャンネルでは簡易版が公開され、フルバージョンはエスパルスアプリでのみ視聴可能となっている。上掲は、簡易版だ。

 FC東京戦を扱った最新版は、見応えがあった。はっきり言って、少し泣いてしまった。しかし、感涙を呼ぶのは、有料バージョンの方である。

 エスパルスアプリのプレミアム会員料金は、後援会が月額400円、一般が500円か。単純計算で1万人有料会員がいるとしたら、月500万近い収入にはなるのか。まあ、実際には1万人に届いているとも思えないけど、それなりの現金収入と言えなくもない。

 ただ、せっかく良いコンテンツなのに、有料会員限定にするのは惜しい。こういう情報発信は大胆に無料でやって、それにより入場料やグッズの売り上げに繋げた方が、得策なのではないか。おいしいところを有料にしていると、エスパルスという存在が、ますます「一部のマニアだけのもの」になってしまう。

 もっと言うと、アプリということは、スマホでの視聴を前提としている。しかし、私などは、ちっこいスマホの画面で動画を見るのは、貧乏くさくて大嫌いだ。やはり良いコンテンツはなるべく大きな画面で観たいものであり、その観点からも"THE REAL"はやはりスマホアプリではなく、公式YouTubeチャンネルで全編を視聴できるようにしてほしいのである。

 あと、動画の中身に関しても、注文がある。インタビューの音声などが、ほぼ聞き取れない。少なくともインタビュー音声はもっと上げるべきだろうし、もっと言えば、字幕を付けるべきだろう。

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 それにしても、勝った試合のあとは、ブログがはかどるねえ。いつまでFC東京戦のことを語り続けるのやら。

 実を言うと、FC東京戦の後半途中まで、ずっと「早くカルリーニョスを下げろ。北川を入れろ」と思いながら観ていた。カルリは前半イエローカードをもらっていたし、プレーもちぐはぐなように見えたからだ。試合に上手く入れていないカルリが、2枚目のカードをもらって退場という悪夢がちらついていた。

 実際、リカルド監督は55分くらいにカルリ→北川の交代を準備していたはずである。それが、交代前のラストプレーとなるかもしれなかったヘディングシュートが決まり、清水が先制したわけである。いや、ホントすいませんでした。

 当S研ブログでは以前から何度か、清水の攻撃は遠目のクロスばかりであり、現代サッカーではロングクロスからの得点の可能性は低く、もっとポケットをえぐるような攻撃をしなけりゃダメだということを主張していた。ところが、FC東京戦の2得点は、まさに遠目のクロスからのものだった。

 まあ、原の鋭い弾道のクロス、山原の絶妙な球筋のクロスと、左右SBのクロスがうちにとっては完全なストロングである。しかも、真ん中にはサンタナという決める人がいる。ならば、現代の潮流には反するが、ロングクロスごり押し攻撃でいいのかもしれない。

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