ゼ・リカルド新監督については、日本に来るまで、どんな指導者なのか、情報がほとんどなかった。
それでも、最近になり、監督のバックグランド、サッカーの志向などを伝える情報もチラホラと伝わってきている。以下で、主な点を箇条書きしてみようかと思う。
- プロサッカー選手としての実績はほぼ無し。フットサルに転向して、そこである程度の爪痕を残した。引退後もフットサルのコーチ、監督を務めた。なので、今でも、フットサルとサッカーの両方が指導できるという珍しい指導者。
- 世界のサッカーでは、先端的な戦術で欧州がリードしており、ブラジルはタレントは輩出しても戦術面では時代遅れというイメージがある。しかし、実はゼ・リカルドは両親がイタリア系移民であることから、イタリアサッカーの影響を強く受けており、イタリアに渡って研鑽の機会を得たこともある。そのあたりについては、こちらの記事が詳しい。
- システム的には、4-1-4-1を好む。「4-1-4-1は未来のシステム」と語るほど、その可能性を信じているようだ。4-1-4-1は状況に応じて4-3-3にも3-4-3にも変化させることができるという点をメリットして挙げている。まあ、細かいことは別として、戦術家であり、試合中にも流れに応じてシステムチェンジする柔軟性があるということだろう。これまでの試合でも、その片鱗は見せてくれている。
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