エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2022年02月

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 磐田との試合は、サッカーにおける「左右」について考えさせられる試合だった。

 そう言えば、思い出したのである。2020年に平岡さんがクラモフスキーの後任として監督に就任した際にも、「左右」のこだわりを見せた。試合の途中に、両サイドハーフの西澤と金子を入れ替えて、それによって勝利を手繰り寄せたこたが、2度ほどあった気がする。あの時は、なぜそうしたのか、監督の真意は分からなかったけど、たぶん金子の方が守備意識が高くスタミナがあるとか、そんなことだったのかなという気がしている。

 磐田側は、右ウイングバックの鈴木雄斗が最大のストロングポイントで、前半にはそこを突破され失点も喫した。なので、平岡監督は、前半は右・鈴木義宜、左・立田だったセンターバック2枚を、後半から左右入れ替え、より危機察知能力の高い義宜に磐田のストロングサイドである右(清水側から見れば左)をカバーさせ、立田は右に置いて杉本との空中戦を任せたのではないか。

 さらに、51分に右サイドハーフとして投入した中山を、60分くらいに左サイドハーフに回したのも興味深かった。これについては平岡監督が試合後に、左サイドハーフの神谷が前半から対面する鈴木雄斗の対応で疲れていたので、中山を左に回してその対応に当たらせた(神谷は負担の少ないFWに回した)という説明をしている。

 そしたらその中山が左からカットインして決勝ゴールを奪ってしまうのだから、平岡監督の「左右」のこだわりが望外の副産物ももたらした形だった。

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 第2節で早くも回ってきた静岡ダービー、色々あったが、とにかく勝って良かったということに尽きるだろう。昇格組の磐田相手に勝ち星を逃すとなると、今季初勝利がずるずると遠ざかり、今年もお馴染みの残留争いか、というムードになりかねなかった。

 ところが、平岡監督は試合後に、「率直に言って、嬉しい気持ちと悲しい気持ちが半々」という、珍しいコメントをした。これは、磐田の側にラフプレーも含め退場者が2人も出て、ダービーの品格が落ちてしまったという意味だろう。

 個人的には、清水が勝つためには、敵に退場者が出てくれた方が有難く、平岡監督の言うような「悲しい気持ち」には、特にならない。

 それよりも、むしろ問題は、後半に勝ち越し点を奪い、相手に2人退場者が出た、その後の試合運びだろう。普通、2人も少なくなったチームは、相手にがっちりボールを握られ、ボールに触るのも難しくなる。ところが、今回の試合では、清水の方が数的に絶対有利になりながら、結構相手に攻められ、セットプレーのピンチもあったので、下手をしたら追い付かれてもおかしくなかった。もちろん、何度もあった決定機を一つでも決め、2点差にできたら良かったが、仮に追加点をとれなくても、あんなにバタバタしては駄目だろう。ポゼションが下手なチームは、たとえ相手が2人少なくなっても、余裕をもってボールを持てないのだなと、個人的にはむしろそのことが悲しかった。

 この試合でも、清水が自分たちのポゼションからチャンスを生み出す気配は、皆無だった。チャンスになったのは、ほとんどが奪ってから素早く攻めた場面。まあ、今はこれでいいと思う。去年はサンタナのポストプレー頼りだったが、今年はこれまでのところ唯人、神谷、中山といったスピード系アタッカーを活かす攻め方をしていて、一応それが機能している。

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 そんなわけで、ダービーの朝を迎えた。ちらほら聞こえてくる話によると、清水の方は、これまで欠場していた選手に加え、白崎のコンディションも良くないらしい。

 対する磐田は、怪我人は少ないのだけど、山田大記と上原力也は恐らく欠場。上原がいないと、遠藤の負担が増えて、その点だけは清水の有利に働くかもしれない。

 「ダービーだから」というよりも、今後の日程を考えても、この磐田戦には是非勝ちたい。下に見る通り、今後の対戦相手を見ると、「ここなら勝てそう」という相手が見当たらない。特に、水曜日にマリノスが川崎を圧倒した試合を目の当たりにしたので、次のマリノス戦は苦戦を覚悟しなければならないし。

 もちろん、磐田が「勝てそうな相手」という意味ではなく、先方のチーム状態の方が上だとは思うが、昇格チームということを考えれば、ここで今季初勝利を是非とも飾りたい。いるメンバーで、やるしかない。

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 昨日申し上げたように、個人的には初めて、今回のルヴァン参戦のために、豊田スタジアムに行ってみたんだよね。

 やはり、豊田スタジアムの威容には、圧倒された。あの規模感と、せせり立つ急勾配のスタンドは凄い。日本のサッカースタジアムの中では、スペック的には、最高峰なのではないか。当日、結構風が強かった割には、スタンドで四方を覆われているせいか、スタジアム内にはそれほど風が吹き込まないのはいいなと思った。

 その反面、驚いたのは、豊田スタジアムが、名古屋からクッソ遠いことである。名古屋の中心街からは、電車を乗り継いで、1時間以上かかる。駅から、さらに30分近く歩く。まあ、トヨタのお膝元だけに、車社会で、郊外型のスタジアムの方が駐車場を確保できていいのかもしれないが、とにかく、名古屋の中心からは隔絶された場所にあって、ビックリした。個人的には、名古屋市と豊田市の位置関係、距離感みたいなものも、今まで理解していなかったからねえ。

 いくら、グランパスのスタジアムが、ハコとして素晴らしくても、あの立地では、集客ポテンシャルが2~3割減だろう。今まで、日本平スタジアムが日本で一番アクセスが悲惨だと思っていたが、いやいやどうして、名古屋も相当なものだった(笑)。

 静岡・清水は街の規模は名古屋に劣るとはいえ、我が清水エスパルスは名古屋グランパスに勝ち目があるんじゃないかと思えてきた。清水に駅近スタジアムができさえすれば、立地的には日本屈指となる。

 そうした観点からも、注目されたのが、清水みなとまちづくり公民連携協議会の主催により2月23日に開催された第3回清水みなとまちづくりシンポジウムだった。もちろん所長も参加させていただいたのだが、正直言うと、過去2回のシンポジウムに比べ、今回はお堅い話に終始し、個人的には寝落ちしてしまった。お役人の公式見解をずっと聴かされているような感じで、我々サッカーファンが求める心躍るようなビジョンが感じられなかった。

 ただ、恐らくそれは、清水の駅近新スタが、非常に具体的な検討段階に入っているからこそなのではないか。従来の2回のシンポは自由に夢を語るものだったのに対し、その後、候補地も絞られてきて、技術的な詰めの段階に到達しつつあるからこそ、ちょっと素人には難しい話になってしまったのではないかと、個人的には思っている。そういう意味では、喜ばしい現象だったのかもしれない。

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 そんなわけで、ルヴァンも開幕。実を言うと、名古屋というか豊田まで観に来たんだよね。豊田スタジアム来たことなかったんで。そして今も豊田にいて、観光して今日帰ります。

 清水としては、怪我人続出で、とにかく人繰りが厳しい。かと言って、ルヴァンは欲しいタイトルの一つ。なので、苦心のメンバー編成という感じ。対する名古屋には日本代表経験者もチラホラおり、メンツ的に厳しい戦いが予想された。

 実際、35分くらいまでは防戦一方で、失点も時間の問題かと思われた。しかし、前半の最後の方と、後半途中までは、清水が盛り返した。

 この試合、髙橋が右サイドハーフ、滝がFWでスタートしたのだが、髙橋の守備が軽く、髙橋と岸本の右サイドを何度も突破されていた。そこで平岡監督は髙橋と滝のポジションをチェンジ。それにより守備が安定し、攻勢に転じられたのではないか。

 勝てはしなかったが、色々と収穫のあった名古屋戦だった。一年以上振りの公式戦だったのに上々のパフォーマンスだった大久保。リーダーの風格が出てきた立田。そして、成岡のインパクトが大きかった。彼がボールを奪って、敵を剥がして、前につけることで、清水のチャンスが生まれていた。狩る力だけなら松岡の方が上だろうが、そこからの展開力ということなら、成岡に一日の長がありそうだ。

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 清水ってクラブ、何か風水的に悪いことでもやってんじゃないのかね?

 FWチアゴ・サンタナ(29)は12日の練習中に負傷。右足舟状骨骨折で全治4~6週間を要する見込み。MF松岡大起(20)は鹿児島キャンプ中の1月30日に負傷。右足関節脛腓靱帯(じんたい)損傷で全治6~8週。FWディサロ燦シルヴァーノ(25)は1月15日の練習中に負傷し、左足関節脛腓骨(ひこつ)靱帯(じんたい)損傷、骨間膜損傷、三角靱帯(じんたい)前部線維損傷で全治8~10週を要する見込み。何だそりゃ?

 松岡なんて、プロ入りしてから、大きな怪我なんてほとんどなかったんじゃないの。なぜ、よりによって、清水で迎えた新シーズンで、「これから」という時に、怪我。WHY? サンタナだって、去年は、怪我をせずにゲームに出続けるということがとにかく貢献大だったのに、試合中ならともく、なんで練習中に怪我するの。WHY?

 で、そんな中で迎える、本日の名古屋とのルヴァン戦。カップ戦を含めたタイトル獲得を目標に掲げる我が軍にとって、本来なら力を入れたいところだけど、これだけ中心選手に怪我人が多いと、「完全にリーグ戦を優先。カップ戦は若手のチャレンジの場」と割り切ることになるかもしれなね。30周年の年に、J2に落ちるわけにはいかないしね。

 しかも、アナタ、アレじゃないですか。FC東京でクラスターが発生して、今週末のFC東京と名古屋のリーグ戦が中止になり、その分、名古屋が清水とのルヴァンでガチメンで来るかもしれないらしいじゃないですか。そもそも長谷川健太監督って、ルヴァンを重視する人だし。

 というわけで、イマイチ意気は上がらないのだけど、見たい若手も色々いるし、一応、楽しみに拝見することにするか。

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 2021シーズンの清水は、ロティーナの指導下で、上手く守備ブロックを作っているようでありながら、肝心のところで寄せが甘かったり、中途半端なシュートブロックが逆にGKの邪魔になったりと、非常に歯がゆい形で失点を重ねてしまった。

 開幕戦の札幌との試合を観た印象では、守備の集中力は昨年より高まっていたのかなという気がする。シュートブロックなんかは、意識が高まったのではないかと思う。

 だから、数多くシュートを打たれた割には、無失点で行けた可能性もあった気がする。それだけに、敵のルーカス・フェルナンデスにノープレッシャーでボレーシュートを打たれてしまったのが、何とも残念だった。あの場面は、竹内が寄せるべきところだったが、倒れた相手の足に引っかかることを気にしたのか、なぜか寄せに自分でブレーキをかけてしまい、フリーでシュートさせてしまった。なんなら、相手の足に引っかかって転べば、札幌側のファウルになったかもしれないのに。とにかく一目散にルーカスに寄せるべきだった。

 立田のシュートブロックがハンドに判定されてPKになったのは、スローで見ると脇あたりに当たっているようにしか見えないのだが、どうなのだろうか? あれをハンドにとるのなら、何のためにVARがあるのかがわからない。個人的には、立田が手を広げてしまったのは残念だったが、むしろシュートブロックの意識が高まった結果として、ポジティブに捉えている。

 それで札幌側のPKとなったわけだけど、それをGK権田が見事ストップ。権田が清水に来てから、PKのピンチが確か3回あったと思うけど、そのうちの2回を権田はストップしている。普通、PKの成功率は75%程度と言われており、それを33%に引き下げるのは尋常じゃない。

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 髙橋大悟の記念すべきJ1リーグ戦初コーナーの姿を、パチリ。

 初めて彼の姿を見た時は、まだ練習生だった5年前。その彼が、ようやくオレンジのユニで、J1リーグ戦の舞台で第一歩を刻んだのは、さすがに感慨深いものがある。

 だけど、大悟、ガチガチに緊張してたね。自分がどこにいて、何をしていいのか、わからない感じで。原がオーバーラップしたら、「え、ボクは何をしたらいいんでしょうか?」という感じで、立ち止まったりして。正確なはずのセットプレーやクロスも、長すぎたり短すぎたり。

 もっと、「自分が中心」というくらいの気持ちでやればいいんだよ。松岡みたいに、年上の周りに遠慮なく指示出しちゃえ。唯人みたいに、何度外してもいいから、「自分は自分」と開き直れ。

 本当に、清水を自分中心のチームにして、最終節後のセレモニーで、「権田キャプテンから挨拶を奪う」という気構えでいいから。


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 開幕戦となったホーム札幌戦。勝ち点1でほっとしたような、いや「前半17試合で勝ち点40が目標。勝ち点1で満足してちゃダメ」と、権田からお叱りを受けそうな。

 試合全体として見れば、やはり札幌の完成度のほうがずっと高かったと思う。自由自在にボールを繋いで相手ゴールに迫る札幌と、ボールを運ぶのだけで四苦八苦する清水。ただし、決定機を作る割には大量得点できない札幌は去年のままだったし、「70分で足が止まる」というのも予想通りだった。個人的には、「前半1失点以内で我慢すれば、勝機もあるのではないか」と思っていたが、まあだいたいそんなような試合展開になった。誰もが感じたとおり、権田がPKを止めてくれたお蔭で、試合が一方的にならず、引き分けで勝ち点1という結果になった。

 サンタナはウイルス感染なのかとも思ったが、DAZNの中継ではトレーニング中に怪我を負ったという話だったね。去年は、困ったときにはサンタナ目掛けて蹴っていたわけで、その的がいなくなれば、苦労するのは当然である。前半は、たまにボールを奪っても、収め所もなければ推進力も出ないという苦しいものだった。後半コロリを投入し、あまり収まったとは言いがたかったが、とにかく矢印が前に向いて、攻勢に転じられたことは良かった。

 ちょっと未確認だけど、清水のリーグ戦先発が全員日本人プレーヤーなんて、いつ以来だろうね。J2だった2016年の開幕戦は、下に見るとおり、テセが欠場だったこともあって、全員日本人が先発だったけどね。この試合と、今回の開幕戦で、両方出てるのは、白崎だけか。白崎、おかえり。

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 昨晩のフライデーナイトでは、川崎がFC東京に勝利したものの、川崎は支配率でも相手より低かったようだし、意図した形の決定機などはほとんどなく、先日のスーパーカップに続いて低調だった。逆に東京は、チーム立ち上げから間もない割には、思ったよりはやりたいサッカーを表現できていた。攻撃は前線の選手のひらめき任せという感じがしなくもないし、シュートストップには定評があっても足元が上手くないとされるGKスウォビィクはこのチームに適しているのかという疑問も感じたが、まあ下位よりは上位争いをするチームなのかなという印象だった。そして、お互いに守備力には確かなものがあるので、必ずしも意図したサッカーでなくても、今回のように無失点で我慢していれば、セットプレーの一発で勝利したりもできるのだなと、そんなことを再認識させられた。

 そんなわけで、清水にとっての開幕の日を迎えたわけだが、鉄のカーテンが張り巡らされており、具体的な情報が伝わってこない。

 サッカー批評の記事では、先発メンバーは以下のように予想されている。

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 一方、サッカーキングの記事では、以下のような予想である。

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 GKは当然、権田で同じ。両センターバックがどちらも鈴木義宜・立田のコンビになっているが、それは本当か。ダブルボランチも、どちらも竹内・白崎で同じ。竹内は一頃、「姿が見えない」などとサポをざわつかせたことがあったが、何もなかったのか? 左SBは片山で一致だが、右SBが原か岸本かで予想が分かれている。また、サイドハーフも、神谷は有力として、もう一人が髙橋なのか山原なのか、あるいは別の誰かなのか(それによって神谷がどっちサイドに行くかが決まる)が不透明。コンディションに問題さえなければ、2トップはサンタナと鈴木唯人で誰も異論はないが、サンタナの状態がどうか?というところだろう。


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 しかしアレですな。札幌の掲示板とかチラっと覗いたら、先方は完全に格上意識、上から目線ですな。まあ、過去何年もずっと、直接対戦では苦戦し、順位も先方が上なわけだから、仕方がないけど。

 さて、お馴染み「蹴球メガネーズ」で、上掲のとおり、「【北海道コンサドーレ札幌】興梠慎三 ガブリエル・シャビエル ACL 出場圏獲得&タイトル奪取へ!」というやつが配信された。よくわからんのだが、ACL出場権、タイトル奪取というのは、札幌が公式的に掲げている目標なのかな? だとしたら、くしくも、清水と同じ目標設定ということになる。

 上掲の動画を拝見しても、札幌のストロングポイントが語られているだけで、清水としてどう立ち向かっていけばいいのか、さっぱりわからない。

 一つだけ確かなのは、札幌は監督は留任だし、選手もそれほど大きく入れ替わっていないので、清水としては相手がどんなサッカーをしてくるかが予想できるということだろう。そして、平岡、篠田といった我が方のスタッフは、相手の分析・対策には長けているはずなので、「相手の対策をしやすい」という意味では、清水の方に分があるのではないか。

 一方、新生平岡エスパルスがどんな戦法・メンバーで戦うのか、先方には判断材料が乏しいだろう。メンバーなんか、我々サポにも予想ができない。まあ、ひょっとしたら先方のミシャ監督は、「相手は関係なく、自分たちのサッカーをやる」というタイプなのかもしれず、だとしたら格下の清水の対策など、あえてせずに試合に臨んでくるなんてこともあるかもしれないが。

 それにしても、清水の仕上がり具合、怪我・感染の状況、開幕戦の人選、さっぱりわからぬ。

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 待ちに待った開幕戦が迫り、本来であればチケットは争奪戦になってほしいものである。クラブ側もあの手この手で販売促進をかけているようなのだが……。

 上掲の画像に見るように、チケットはまだまだ余裕があるようだ。ただ、「2月7日現在」などと表示されており、余計にモヤモヤする。

 参戦をためらわれている皆さんには、それぞれに理由があるのだろう。何と言っても、コロナが収まらず、感染の心配があるし、スタジアムの応援にも制限があること。土曜日の天気予報があまり芳しくないこと。「まだユニが届かないぞ」なんて方もおられるかもしれない。それに加え、近年、清水が勝てていないし、ホームで弱いし、昨年あたりもあまり点が入らないし、ということもあるだろう。

 もちろん、それぞれが判断されることではあるが、もしも最後の要因、「今年もあんまり期待できないんじゃないかな」と思って参戦をためらわれている方がいたら、開幕戦だけでも、騙されたと思って、チケットを買ってみませんか。

 山室社長は、アイスタの満席が続けば、チケットにプレミアム感が出て、新スタジアム建設に弾みがつくと言っている。開幕戦のチケットの出足は、それには遠い。少しでもそれに近付けたいものである。

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 これはツイッターで別の方から教えていただいたのだが、清水の新スタジアム構想は、確実に動き出しているようだ。静岡新聞のこちらの記事に見るとおり、静岡市予算では、2021年度に続き、来たる2022年度予算にも、「サッカースタジアムによるまちづくり検討」費用1,300万円が計上された。そして、「新サッカースタジアム建設は2021年度に続いて調査費を計上し、2022年度中の候補地決定を目指す」と説明されている。

 これは、年頭に山室社長が述べていた「今年中には大きな方向感が出てくると思う」というコメントとも符合する。

 これまで当S研で繰り返し述べていたように、新スタジアムは交通至便な場所でしか、意味がない。他方、静岡市内の交通の便が良いところで、遊休地など、限られてくる。間違いなく、清水駅前のあの場所に、新スタジアムを建設するという方針が、近いうちに決定すると考えていいのではないか。

 まあ、所長に言わせれば、どう考えても建設地はあの場所一択なのだから、いつまでも「調査」などと悠長なことを言わず、早いとこ決定して着手しましょうよという気もするのだが、まあそこは公共事業であり、一定のプロセスは必要なのだろう。

 建設地が決まるとして、残される問題は、コンセプト(街づくり全体の中での位置付けや防災的観点)、規模・スペック、財源、時期といったことになるな。

 それから、言うまでもなく、何としてもチームが躍進し、機運を高めないと。あと、サポは現状のスタジアムを埋めること。

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 こちらの記事の中に、上掲のような「清水の2022シーズン予想フォーメーション」というものが出ている。

 まあ、個人的にも、だいたい同意かな。GK権田はテッパンとして、CBは鈴木義宜を軸に、その相棒の座をヴァウド、立田、井林が争う形か。ヴァウドの地位が絶対とは思わないけど、現状では先発に一番近そうではある。サイドバックも、左右とも、だいたいこんなところだろう。ただ、岸本が存在感を増すようだと、原を別のポジションに使うとか、守備のユーティリティプレーヤーと位置付けるような可能性が出てくるかもしれない。

 中盤に関しては、鍵を握りそうなのが白崎であり、彼がボランチを主戦場にするようだと、ダブルボランチは松岡・白崎の組み合わせが基本になるのではないか。となるとブラジル人やユース育ちの出番は減るか。

 人数も多く、一番読めないのが、サイドハーフのポジションである。まあ、これに関しては、その時々の怪我人の状況、調子の良さ、対戦相手などを考慮して、多くの選手を使い分ける形になるのではないか。試合の中で選手交代が行われるのが多いポジションでもあるし。左右の入れ替えなども当然あるだろう。というわけで、決して固定的ではないが、左に関しては、コンディションさえ整えば、やはりカルリーニョスが筆頭候補だろう。右は、フリーキックの質、キャプテンという立場もあり、怪我さえ癒えれば、西澤がレギュラーに近いか。

 2トップに関しては、この図にあるとおり、サンタナと鈴木唯人が組むケースが多くなるだろう。ただ、韓国から長身FWを獲得したあかつきに、どうなるのかは、不透明。レレ、加藤、大悟、ジュニアらは、当面、途中出場およびカップ戦からのアピールとなろう。大悟は右サイドハーフのような気もするが。

 さて、上図は今季全体を見通した場合の基本布陣だが、周知のように現状では怪我人や出遅れもあり、札幌との開幕戦の布陣がどうなるかはまた別の話である。散々ご紹介しているサッカーダイジェスト最新号では、それらを加味した上で、直近の開幕戦のメンバーがどうなるかという予想布陣も示されている。それが下図である。なお、上下の図は、どちらもメディアはサカダイだし、前島芳雄という同じ人による予想となっている。

 どうかねえ。サンタナは開幕に間に合うと思うけどねえ。あと、松岡が間に合わないとして、その代役が宮本になるだろうか。いくら平岡監督がユース贔屓(?)とはいえ。あと、サイドバックならともかく、サイドハーフとして、山原の序列は、本当にこんなに高いのかな。

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2022

 先日来、取り上げている、サッカーダイジェストに掲載された有識者の皆さんの順位予想。詳しくは各自購入の上でチェックしていただければと思うが、清水の評価がなぜ低いのかというのは、皆さん気になるところであろう。そこで、有識者による清水についての論評だけ、以下のとおりちょっと拾ってみることにする。

 早野宏史:上積みが感じられない清水は上位に行く要素が見当たらない。

 財前宜之:昨季14位の清水は残留を争ったにもかかわらず、今オフの動きが静かで、戦力が不安材料。

 西部謙司:清水は個々の能力は高いが、ポジショナル・プレー勢が増える中、ボールを握られてしまうと良さが出ずに終わりそうな気がする。

 それに対し、比較的マシな評価は以下のとおり。

 播戸竜二:清水はサンタナが点を積み上げれば降格圏から抜ける。

 清水英斗:清水は平岡監督の手腕に好感あり、中位へ抜け出しそう。


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 昨日開催されたFUJIFILM SUPER CUP 2022では、天皇杯王者の浦和が、Jリーグチャンピオンの川崎を2:0で下して勝利。

 様子見のスロースタートだった川崎に対し、序盤から圧力をかけた浦和が一気にゴール前に迫り、先制したのが大きかった。川崎はチャナティップを左ウイングに配置した新布陣が機能せず、後半からチャナのポジションを変え多少は活性化したものの、決定機と呼べるものはほとんど作れなかった。

 川崎のギアがなかなか上がらないということもあったが、試合の大勢を決めたのは、浦和側の集中力が高く、なおかつ上手く守ったということに尽きるだろう。昨シーズン、ロティーナの下で、清水もこのくらいの堅守を構築してくれるのではと願っていた、そんな堅守を浦和が実際に作り上げ、王者川崎を沈黙させていたのを目の当たりにすると、実に複雑な思いである。

 浦和に関しては、優勝候補に推す声もチラホラ聞かれたが、今回のスーパーカップ勝利により、ますます下馬評が高まるかな?

 ただ、試合後に、ロドリゲス監督は、意図したような戦い方は必ずしもできなかったとコメントした。当然、もっとボールを握る展開を狙ったのだろう。ただ、ロドリゲスの優れたところは、自分たちの確固とした形を持ちながら、相手に合わせて戦術を柔軟に変えることもするし、今回のように相手にボールを持たれても、それはそれで戦い抜く術を持っていることである。そのあたりが、こう言ってはなんだが、やや硬直的なロティーナとは違う。

 2年前、大榎GMがリストアップした監督候補には、クラモフスキーだけでなく、ロドリゲスも含まれていたんだよね。あの時、清水がロドリゲスを獲れていたら、その後の歴史も変わっただろうか。いや、清水のことだ、ロドリゲスをもってしても、シーズン途中解任だったかな。いずれにしても、そんなモヤモヤした思いを抱きながら観戦した、スーパーカップであった。


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 J1の中でも、札幌や鳥栖といった日本の端っこにあるチームは、どうしても移動距離が長くなるので、ホームで強く、アウェーで弱いという傾向がある。しかも、昨今のようにコロナまでかかわってくると、長距離遠征のストレスというのは相当なものだろう。特に札幌の場合は気候の関係で、開幕当初はなかなか地元でじっくりと調整するということが難しく、流浪の民になりがちである。

 先日、「開幕戦の対戦相手、札幌ってどうよ」という記事の中で、札幌の公式HPを見てもずっと予定が「未定」となっているし、一体、札幌は今どこで何をしているのだろうか?という疑問を書いた。

 で、今般、改めて札幌のHPをチェックしてみたところ、先方は2月5日にいったん沖縄キャンプを切り上げ、3日間のオフを挟み、2月9日から18日まで、熊本でキャンプを張っているということのようである。

 これを見る限り、19日にアイスタで清水戦があるわけだが、札幌は前日に静岡入りするのだろうか?

 野々村社長の計らいにより、札幌は重要な遠征では2日前に現地入りして、余裕をもって試合当日を迎えるようにして、それにより札幌の成績が良くなったという話を聞いたことがある。今回の開幕戦では、そのような前々日入りの対応はとられないということだろうか?

 仮に、先方が前日の18日に熊本から静岡まで移動するとなると、それだけで疲労困憊ではないか。驚いたことに、一応、くまもと空港から富士山静岡空港への直行便はあるようだが、夜の便であり、試合前日の深夜にホテルに着くような恰好になる。熊本から羽田または名古屋あたりに飛んでそこから新幹線で静岡とか、熊本から福岡まで新幹線で福岡から富士山静岡空港に飛んでということなら、もっと早い時間帯の便に乗れそうだが、乗り継ぎが大変だ。

 何が言いたいかというと、恐らく1週間後の清水VS札幌の開幕戦では、地元でずっと調整できる清水と、流浪の民と化す札幌の間で、かなりコンディションに差があるのではないか?ということである。札幌は、完成度の高い攻撃サッカーを見せ、「70分までなら川崎より強い」などとも言われるが、必ず終盤に足が止まるチーム。それが、今回の開幕戦では、もっと早い時間に、ガソリンが切れるかもしれない。

 札幌に関しては、苦手意識が大きいが、コンディション差を考えれば、是非とも勝っておきたい。


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2022

 昨日の話の続き。最新のサッカーダイジェストに、2022シーズンの順位予想が出ている。それをここで全部載せちゃうと、営業妨害になるので、今のところ自粛する。皆さん、各自購入してチェックしてください。

 ただ、やはり皆さん清水についての評価は気になるだろうということで、最新サカダイに出た各有識者による清水についての順位予想だけ抜き出して、上表を作成してみた。

 「今年こそは躍進を」とか、「さすがに今年は降格危機は回避できるのでは」といった我々の希望とは、かけ離れた評価となっている。全員の予想を合計した総合ランクで、清水はギリギリ残留の15位。ちなみに、磐田は清水よりも総合ランクが1つ上で、14位の予想。長沼敏行という人物に至っては、清水を最下位予想してるし。あの~、一応、うちのチーム、候補も含めれば、日本代表3人いるんですけど。うーむ。

 まあ、しょうがない。昨年までの前科がある以上、清水について厳しい評価になるのも、致し方がない。なんか、毎年同じことを言っている気がするが、こうした声を覆すためには、結果を出すしかない。

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 毎年恒例のJリーグ順位予想を掲載したサッカーダイジェスト最新号が本日発売になり、電子版では自宅に居ながらにして買えるので、早速買ってみたのだが。。。

 うう、清水の順位予想、これは厳しい。詳しくは各自でチェックしていただきたいが、こんなに厳しいとは思わなかった。

 キャプテン権田が、「清水は降格候補の筆頭」と言っていたが、あれはチームを鼓舞するための戒めの言葉だと思っていた。まさか、有識者の皆さんから、現実に、これほど駄目出しされようとは。。。


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 今季の清水のキャプテンは、当初、権田修一の一人体制が発表されていたが、昨日になって、西澤健太と松岡大起の2人が副キャプテンに就任することが発表になった。

 個人的には、結構なことだと思う。以前も言ったように、チームの責任はなるべく多くの選手で共有した方がいい。リーダーシップを発揮するのが、一人よりも、多い方が良いに決まっている。増してや、今の清水で権田は突出した存在なので、そのスターが上から目線的に強引にチームを引っ張ろうとすると、独りよがりになり、変な空気になってしまう恐れがある(特に権田はそうなりやすい性格らしいし)。なので、副キャプテン2人がいた方が、絶対にチームが上手くまとまると思う。W杯イヤーで、権田がチームを離れる期間が多いと予想されることからも、やはりサブはいた方がいい。

 というわけで、今回の決定には納得しかないのだが、ただ、なぜキャプテン発表からしばらく間が開いて、今回の決定になったのかというのは、少々気になるところである。最初から副キャプテンを置くつもりだったけど、誰が引き受けるかが決まらなかったから、先延ばしされただけなのか。それとも、今季のチーム立ち上げから間もなく、キャプテン権田が代表に呼ばれて不在となり、その間の練習がイマイチ締まらなかったので、「やはり権田以外にもリーダーが必要だね」という結論になったのか。

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