一年最後のエントリーが、つまらない話で恐縮である。
12月7日のJ1第34節ホーム鳥栖戦。残留がかかった一戦ということで、サポの皆様は、それぞれにゲンを担いだり、お百度を踏んだり(?)と、神にもすがる思いだったのではないかと思う。
所長は神も仏も信じないタイプなので、自分からゲンを担いだりといったことはなかったのだが、12月7日の当日、不思議なことがあった。朝、お茶を飲もうとしたところ、マグカップのフチがちょっと欠けていたのだ。そのマグカップはかれこれ10年以上使っているもので、その時は2週間振りくらいに手にしたのだが、いつどうやってフチが欠けてしまったのか、まったく覚えがなかった。
「まあいいや、これでも飲めるし」と思い、お茶を飲んだあと、カップを洗おうと思って、流し台に持って行こうとした時に、今度はあろうことか、カップを落としてしまい、派手に割れてしまったのだ。これで、もう完全に使い物にならない。個人的に、食器を落として割ることなんか、これまでの人生で、ほぼなかったのに。
最初は、「清水の決戦の当日に、カップが欠けたり割れたりするなんて、何て不吉な」と、嫌な予感がした。しかし、「いや、このカップは、清水の身代わりに死んだんだな。なら清水は生き残る。そう思うことにしよう」と、考え直したのである。
サポの皆さん、それぞれに、ゲンを担いで、当たっただの、外れただの、色々あったと思うが、皆さんぜひ、清水の身代わりに死んだマグカップがいたということを、心の片隅に覚えておいてほしい(笑)。
さて、そんな風に、クラブの浮沈や、選手のキャリアや、サポの思いや、すべてを賭けて、皆で勝ち取ったJ1残留だったが、来年は、あえてそのJ1の地位を、自らリスクに晒すことになる。J1で実績のある監督を選んで、堅実なチーム作りをすれば、来年も10~15位くらいで残留することはできそうなのに、あえて「躍進もあれば最下位もある」という道を選んだ。チームスタイルの変革ということ自体がリスキーなのに、それを経験・実績のない監督に任せるという、リスクの二乗みたいなことをやろうとしている。
個人的に、挑戦は否定しないし、期待したい気持ちはある。願わくば、目標、ノルマ、忍耐期限、責任の所在等を明確にしてもらい、皆が納得できるような挑戦であってほしいものである。方針がブレたり、後出しでゴチャゴチャ言ったり、責任をなすりつけ合うようなことだけは勘弁してもらいたい。
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