エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2019年06月

 それにしても、今季開幕前に、当S研が披露した様々な予想のうち、今のところ的中しているのは、「神戸が崩壊する」というやつだけだったな(笑)。

 その神戸だが、バルサ化は諦め、ドイツ人監督を招聘して、バイエルン化に切り替えたようだ。共通しているのは、「バ」の字だけ? 「バ」化=馬鹿?

 まあ、昨シーズンのホーム最終戦の遺恨はあるにせよ、その試合で神戸のサポさんたちは最後まで残って兵働の引退セレモニーを見守ってくれたりもしたので、先方のサポさんたちに悪いイメージはない。むしろ、これだけオーナーの気まぐれに振り回され、チームがオモチャにされていることについて、サポさんたちには気の毒に思う。

 ただ、ミキティの名誉のために言っておくと、海外のビッグクラブのオーナーというのは、だいたいあんな感じらしいんだよね。スペインあたりでは、オーナーが白馬に乗ってサポたちの前にやってきて、「ビッグネームの誰それを獲得する」と宣言し、それで群衆が狂喜乱舞するといった、そんな風景があるらしい。だから、ミキティもそういう王侯キャラのオーナーの系譜に属すと考えれば、まあ世界的には珍しいわけじゃない。

 問題は、これまで護送船団方式でやってきたJリーグに、そういう王侯系のオーナーが闖入し、カネに糸目をつけずなりふり構わないビッグネーム獲得経営を始め、リーグの中で思いっ切り浮いてしまっていることだろう。しかも、サッカーを知らない素人が陣頭指揮をとるものだから、監督および選手のネームバリューやブランドイメージばかりが先行して、全然チームの強化には繋がっていないという。

 清水の場合は、神戸みたいな補強は逆立ちしてもできない。甘いと言われるかもしれないが、ユース育ち、生え抜き、愛着ある選手らが継続的に出場してくれる我がチームの方が、応援する甲斐はある気がする。

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 当S研独自の企画として、「走行距離選手権」というのがあるのだけれど、今シーズンはまだやっていなかった。選手権の趣旨とルールについてはこちら、2017年の結果はこちら、2018年の結果はこちらを参照していただきたい。

 それで、ちょうどリーグが中断中なので、第14節までの走行距離を集計してみた。まあ、何となく予想がついたが、フル出場を続け、運動量も多い松原が、トップを快走している。その距離は152.7kmであり、これを東海道線に当てはめれば、新蒲原を過ぎたあたりまで来ており、ホームタウンの清水はもう目前である。以下、金子、北川、ソッコ、立田と続き、このあたりがコンスタントな出場を続けている選手ということになろう。さあ、これから夏で苦しくなるが、みんなガンバレ!

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 代表戦のせいでJ1リーグは1週間中断するため、清水的にはだいぶネタ切れである。内容の乏しかった松本戦の話で、延々と2週間もブログを引っ張らなければならない。まるで、ほとんど味のしないおかずで、白飯3杯くらい食わされるような。。。

 さて、その松本戦では、ロングボールで裏を突くという狙いが明確だった。結局、その裏狙いはほぼ不発だったわけだが、それに関して、「パスの精度が低かったから」という言説が散見された。まあ、それはその通りだと思うけれど、そもそも、あまりにもミエミエの裏狙い一辺倒になり、相手が対応しやすかったという問題もあるだろう。

 サッカーというものは、内を使うと見せかけて外に出すとか、ショートパスを交換しながら不意打ちのようにロングパスを出すとか、相手が引いてバイタルが空いたからミドルシュートとか、常に相手の逆を突くことが肝心の競技だと思う。相手の出方を見て、試合の中ででも柔軟に戦術を調整することが求められる。しかし、どうも清水の選手たちは、今シーズン序盤のように「ショートパスでポゼションを高め中で崩す」ことだけに凝り固まったり、そうかと思うと松本戦のように延々とロングボールで裏狙いに徹したり、言葉は悪いが、ナントカの一つ覚えみたいになりがちである。結局、試合中は同じことを繰り返して、試合が終わった後のコメントで、「相手のあそこが空いていたからもっと使えばよかった」みたいなことを言ったりする。

 裏狙いというテーマ設定自体は結構だけれど、その中で少しは今シーズン序盤に試みたショートパスを織り交ぜてもいいし、相手の陣形を見て攻め方を変えてもいいし、選手個々の持ち味を主張してもいいのではないか。

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 ここ何年もずっとそうだけど、清水のスローインを見ていると、あまりの気持ち悪さに、吐きそうになる。マイボールのスローインのところで常に停滞して、手間取って、挙句の果てにはボールを奪われ、酷い時には失点までするという。

 以前、札幌の社長の野々村氏が、「ポゼションが上手いチームは、だいたいスローインをスッとやる」というようなことを述べていたが、清水はその真逆だろう。スローインはいったんゲームが止まるし、足も使わないので、何となくサッカーにおいては例外的なシーンのように思ってしまうが、実はスローインこそサッカーの縮図のようなものではないかと思う。

 清水のスローインを見ていると、ほとんどの場面で、長身FW(以前であればテセ、最近ならドウグラス)が前方ライン際に構え、そのFWの頭を目がけて投げる。しかし、そのFWはだいたい敵の1人ないしは2人に密着マークされているので、スローインをキープして味方に展開できる確率は、せいぜい半々くらいである。しかも、スローインに無駄に時間をかけるので、ためらっているうちに、敵のプレッシャーはどんどん強くなっていき、マイボールのスローインのはずが、敵のプレスにはまったような形になって、そこでボールを奪われるわけである。

 昨日の代表戦もそうだったが、上手いチームというのは、スローインをマイボールにキープするために、いくつかのパターンをもっている。よくあるのが、スローインになった瞬間、DFの一人がライン際に大きく下がり、敵が周りにいない状態を瞬時に作って、そのDFに下げるというものである。また、味方の一人が受けに来て、瞬間的な動きでサッと敵の前に出て、投げ手に軽く返すという方法もある。さらに、清水では絶対に見られないが、スローインの場面ではだいたいライン際に人が集まるから、内陸に結構どフリーな選手がいることが多く、そこを目がけてやや長めのスローをするのも有効である。

 スローインを投げて、それを中の選手が受けるのには、ものすごいテクニックなど必要はない。要は、心がけ、意識付け、チームとしての共通理解の問題である。ところが、清水の選手たちは、スローインになると、受け手の長身FW以外は、まるで休憩タイムであるかのように、我関せずといった調子になる。その結果、相手ボールのスローインはそのまま相手ボールだが、マイボールのスローインも半分ぐらいは相手に奪われるということになる。これでは、サッカーのルールが、清水に一方的に不利に書き換えられているに等しいではないか。篠田監督、このチームは直すべきところがあまりに多すぎて大変だと思うが、スローインの改善もぜひよろしくお願いしたい。

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yoshi

 篠田監督が就任した時に当S研では、「篠田監督が今季終了までにヨンソン負債を完済してくれたら嬉しいけれど、それは至難なので、せめて篠田監督自身が五分の星を挙げてくれたら、文句は言うまい」というようなことをコメントした。そこで、今季リーグ戦の成績を、ヨンソン監督時代と篠田監督時代に分けて上に見るような表に整理していくことにした。

 ちなみに、ヨンソン氏は2017シーズンに広島を降格危機から救ったと言われるが、実はヨンソン広島は6勝4分6敗の五分の星であり、決して勝ち越したわけではない。だからこそ、所長は「篠田監督も五分の星で取りあえずは充分」と申し上げているわけである(もちろん理想はなるべく借金を減らしてくれることだが)。

 今のところ黒星のない篠田監督。ただ、ヨンソン政権末期には難しい対戦相手との試合が続き、篠田新監督の対戦相手は比較的楽な相手だったということは考慮すべきだろう。

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 「J最強のサイドバック」との呼び声も高かったエウシーニョを、大枚をはたき、争奪戦に勝利して獲得したまではよかったが、今のところまったくフィットしていない。確かに、神戸戦でのトリッキーなアシストでテセの同点ゴールを呼び込んだり、セレッソ戦の飛び出しで北川のミラクルゴールを演出したり、仙台戦で貴重な得点を挙げたりと、彼のお陰でとれた勝ち点があったことは事実である。その反面、エウシーニョの守備の軽さから手痛い失点を喫した場面も同じくらいに多く、プラスとマイナスの収支がどうなっているかは微妙なところである。

 まあ、多少守備に難があっても、攻撃面での貢献度が高ければ、目をつむらないでもないが、逆に、エウシーニョのプレーが攻撃の勢いにブレーキをかけてしまう場面が目立つ。今季の序盤こそ、チームのコンセプトとして、ポゼションを高める、中で崩すという狙いがあったので、まだしもエウシーニョのプレーは活きた。しかし、篠田監督になり、堅守・速攻に重点が置かれ、外からのクロスをドウグラスに集めるという方向に転換してからは、エウシーニョが持ちすぎたり、中へのカットインを多用しすぎたりして、彼のところでノッキングを起す場面が目立っている。松本戦を思い返してみても、エウシーニョが普通のサイドバックらしく「えぐってクロス」という選択をした場面は思い出せず、全部中に持ち込んで、まったくフィニッシュに繋がっていなかった印象が強い。

 昨シーズン、あれだけ輝いた金子が、今季くすぶっているのも、エウシーニョとの食い合わせの悪さによるものだろう。

 はっきり言って、今の堅守・速攻・サイドからのクロスという戦術であれば、エウシーニョよりも立田の方がマシであろう。立田の側から見ても、CB志向の立田には気の毒だが、今のところ立田の特性からしても、右SBが一番合っている気がする。しかし、立田が近くコパでチームを離れることは言うまでもなく、当面は立田SBのオプションは使えない。

 それにしても、周りが上手ければもっと生きるはずのエウシーニョなだけに、今のところ彼のポテンシャルの3分の1くらいしか出せてないような気がして、非常に歯がゆい。おそらくエウシーニョはドウグラスと並んで清水の最高給取りだと思うので、その駒を最大限に活用しなければ、もったいないような気がするし。しかし、もし仮にエウシーニョをスタメンから外すことが勝つための最善手であるならば、篠田監督には勇気をもって決断してほしい。

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 松本戦では、中村、六平、北川と3枚のイエローカードを食らったが、その3枚には共通点があって、相手に突破されそうになった場面で、傷口が広がる前に、比較的早い段階で、ファウルで止めたシーンだった。これまでの清水の問題として、五分五分の場面とか、敵のカウンターの卵みたいな場面で、対応が軽く、その結果として30メートルくらい簡単に運ばれて傷口を広げるということがあったわけだが、松本戦でそういうのをファウルをしてでも早目に止めるというプレーが続いたということは、チームにそういうプロとして当たり前の意識が浸透してきた表れなのではないか。清水の選手も、少しはプロらしくなってきたか。まあ、そもそも変なボールの失い方をせず、五分五分の競り合いで負けなければ、もっとプロらしいのだが(笑)。

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 アウェー松本戦。下位争いにふさわしい低レベルな試合内容であり、どちらも最低限の守備の強度を保つのが精一杯で、自力でゴールをこじ開ける力は示せなかった。なので、この試合の結果としては、スコアレスドローに終わるのが、ロジカルである。

 だが、そこで試合を乱したのが、松尾主審だった。六平のあのプレーは、むしろ超ファインプレーと言うべきものだったのに、それをPKにとる。ていうか、あれがPKだったら、逆に2枚目のイエローが出て六平が退場にならなければ、辻褄が合わないだろう。

 それで、清水の選手たちが猛烈な勢いで抗議したので、むろんPK判定は覆せなかったものの、松尾主審は内心、「あれ? やっちゃったかな?」と焦ったのだろう。埋め合わせるかのように、今度は清水の側に、妙に寛大なPKをプレゼントしてくれた。所長の見るところ、あれはむしろドウグラスのシミュレーションに近い。

 もちろん、下位相手の松本には、何としても勝ちたかった。他方、守備の立て直しが急務の清水にとっては、4:3で勝ったりするよりも、むしろスコアレスドローの試合を作ることの方が、再建の第一歩としてはより意義深いという面もある。今回の松本戦、内容的にはスコアレスドローだったのに、下手な主審によって失点1が記録されてしまい、1:1というスコアにされてしまったという点に、モヤモヤが募るのである。

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 今季のJ1リーグ戦における松本の戦績を眺めていたら、清水と奇妙な共通点があることに気付いた。

 それは、清水も松本も、今季勝利した試合は、すべて1点差勝ちであるという事実である。

 ただ、内容はだいぶ違って、清水の試合がだいたい得点・失点ともよく入るのに対し、松本はイメージどおり、ロースコアの試合が多い。松本は負ける時も1点差とかのことが多く、常に僅差であるだけに、さぞかしサポの皆さんの神経はすり減っているだろうと想像する。一方、清水は負ける時は大量失点で惨敗することが多いから、勝ち目がない分、半ば悟りの境地に至る(それはそれでまた違った心労を味わうことになるわけだが)。

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