エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2019年04月

hj1

 というわけで、平成のJ1の戦いがすべて終了したので、1993年にJリーグが開幕してから、昨日までの、J1リーグ戦の結果をすべて集計し、平成J1順位表を作ってみた。もしかしたら他の人も似たようなことをしているかもしれないが、ネタが被ってしまったらご容赦を。

 上に見る表は、各チームが各シーズンのJ1リーグ戦で残した数字を、単純に合計し、累積勝ち点の順に並べたものである。周知のとおり、Jリーグのレギュレーションには変遷があり、初期には「勝ち点」ではなく勝利数で順位を決めていたが、当時の成績は勝ち点×3で換算した。その後、延長、PK戦などに応じて勝ち点2、1が与えられる時代もあったが、その時代についてはそれをそのまま適用している。なお、チーム名が変わったところは、最新のチーム名で表記している。

 累積の勝ち点を競うので、当然、J1に長く在籍して試合数が多いチームほど上に来るわけで、オリジナル10が有利である。各年にリーグ優勝するといったこともさることながら、なるべくJ2に落ちずに多くのシーズンをJ1で過ごすことがカギとなる。それだけ、平成のJ1に多くの足跡を残したと言えるはずである。

 誰もが予想するように、圧倒的優勝は鹿島であり、鹿島とともに初年度からずっとトップリーグで過ごしている横浜が2位という順当な結果になっている。はっきり言って、この2チームについては、集計する前から、予想できた。で、浦和、名古屋、ガンバあたりは、J2に落ちたこともあるし、J黎明期にはお荷物球団だったので、トータルで見るとどうなのだろうかと思っていたが、さすがにJ1の強豪として鳴らしていた時期も長くなっており、これらが3、4、5位という結果になった。

 そして、我が清水が6位。2010年くらいまでなら3位くらいにはなったのではないかと思うのだが、その後の低迷が響いた。かろうじて勝ち越しており、得失点差もどうにかプラスで、平成を終えた。しかし、今のようなふがいない戦いを続けていれば、得失点がマイナスになる事態になりかねないし、今のところガンバと広島がタイで保有している「J1最多黒星」の不名誉なタイトルが転がり込んでしまうかもしれない。さらに言えば、上位のチームで、リーグ優勝の経験がないのはやはり清水だけであり、微妙な存在と言わざるをえない。

 磐田、広島、柏、川崎あたりは、途中参入だったり、複数年をJ2で過ごしたりして順位が下になっているが、いずれもJ1で黄金期を築いたことがあり、そうした実績では清水よりも優秀であると認めざるをえないだろう。

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 ホーム浦和戦、平成最後の試合ということで、チームもサポも、厳かな気持ちをもって臨んだことと思う。もちろん最優先は勝利だったが、平成ラストゴールの期待もあった。他方、守備が課題の清水としては、無失点で終えられれば、仮にスコアレスドローでも、半歩前進という位置付けはできたと思う。残念ながら、これらの目標は、一つとして達成されず、0:2という敗戦に終わった。

 浦和は、日程、怪我人の関係で、チーム状態はボロボロだったはずである。それなのに、前半はリスクを犯さずスコアレスで折り返し、後半のセットプレー一発で先制して、最後にカウンターでダメ押し点を奪うとは、「お前は鹿島かっ!」と突っ込みたくなるような戦いだった。オリベイラ監督がすっかり鹿島色に塗り替えたのだろう。

 この試合の清水は、途中までは今季最もタイトな守備を見せていたし(相手の迫力がなかったこともあるが)、前半から能動的にチャンスを作り出していたのはどちらかと言えば我が方だった。スローペースな試合だったので、いつも言われる、後半途中で足が止まるという現象も、それほど目立たなかった。しかし、セットプレーで一瞬の隙を突かれて、先制されてしまったら、何の意味もない。今の清水は、先制しても逃げ切れる確率は50%くらいしかないが、先制されれば九分九厘負けである。試合終盤は、「サッカーが下手なチームは、パワープレーも下手なんだなあ」と、そんなことをしみじみ考えながら眺めていた。

 かくして、平成の清水は、敗北に始まり、敗北に終わった。この間、オリジナル10でも、J2に定着してしまったり、消滅したチームすらあった。それに比べれば、清水の境遇が絶望的に悪いわけではない。しかし、平成の時代に、ずっと抱えていたモヤモヤした気持ち、「勝負弱い」、「肝心な時に勝てない」、「タイトルがとれない」という鬱屈した気分は、最後まで晴れないままだった。

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 ホームでのルヴァン松本戦は、またしても、負けに等しい引き分け。たぶん、両軍選手のJ1出場試合数を比較したら、1000対100くらいだったのではないか。しかし、内容がそれに見合っているとは言いがたかった。特に、遅攻になった時の清水のクオリティは、低すぎる。遠目からクロスを放り込むばかりで、「やってる感」を出しているだけ。プロの試合では、ああいう遠目からの単純なクロスが得点に結びつくことはまずないということは、統計的に証明されている。いや待てよ、清水のAチームは時々ああいう単純なクロスから失点するから、紅白戦でAチームとやっているBチームは、そういう攻撃で通用すると勘違いしたのだろうか? 何にせよ、バイタルでワンツーもスルーパスも意表をついたターンも何もない、ただ単に外に振ってクロスを放り込むだけでは、得点は期待できない。まあ、今回は楠神がペナ内でターンしシュートを沈めたところだけは光ったが、あれはあくまでも個人技であり、チームとして崩すイメージはまったく共有されていなかった。むろん、明白な誤審は痛かったが、審判以上に清水のクオリティが低かったことは間違いない。

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 セレッソ戦に勝った後、GK六反は、「調子の悪い相手に勝っただけ」とコメントしていた。確かに、そのとおりだろう。磐田も、セレッソも、チーム状態は悪く、その相手にヒヤヒヤしながら1点差でどうにか逃げ切っただけだ。過信は禁物である。

 と同時に思うのは、今の清水は、インテンシティの強い相手には苦戦するということである(まあ、うちに限らないだろうが)。今季の清水の特徴として、走行距離の優劣が、そのまま試合結果に表れる傾向がある。そういう意味では、湘南戦が、一番勝ち目のない試合だったかもしれない。逆に、神戸やセレッソのような、悠長にボールを持ち、それほどプレスもかけてこない相手は、やりやすい。神戸戦は、イニエスタの個人技で1点こそ奪われたものの、チームとして手強い相手という感じはまったくしなかった。

 明日ルヴァンで当たる松本は、反町繋がりで、DNAが湘南と共通しており、堅守&ハードワークを基本とした、清水としてはやりにくい相手である。松本も湘南も、失礼ながら、安そうな日本人プレーヤー主体のチームなのに、インテンシティを高めることで、最大値を発揮している。また、反町監督のチームは、主力も控えも、共通した意識や戦術を植え付けられているだろうから、カップ戦でメンバーを落としてきたからといって、それほどチーム力が下がらない。それは、前回アウェーのルヴァンで戦った時も、然りだった。

 一方、週末にリーグ戦で対戦する浦和については、個人的に、今シーズンの試合をほとんど観ていないので、インテンシティ云々といったことは、分からない。ただ、現状で調子が良くないことは、間違いないようだ。怪我人も出ている模様。しかも、水曜日にACLで韓国遠征があり、中3日で日本平に乗り込む形となる。先方がACLとリーグ戦のどちらを優先するのか、どのくらいターンオーバーを敷くのかは分からないが、うちらの方が条件的には有利であり、運動量の部分で負けるわけにはいかないだろう。

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 勝ったから忘れてしまいがちだが、セレッソ戦の11,028人という入場者数は、なかなか衝撃的だった。1万ちょっとというのは、カップ戦とか、平日開催の数字だろう。今回のように、天気の良い土曜の午後にリーグ戦をやって、対戦相手もそれなりの規模のクラブなのに、半分近くが空席というのは、異常事態と言わざるをえない。

 社長は青ざめているのではないか。「多少の値上げをしても、清水サポーターはついてきてくれる」と信じていたはずである。しかし、リーグ戦のホームゲームわずか3試合目にして、これほどの空席が発生したら、先が思いやられる。

 もちろん、ガンバ戦、湘南戦とホームで無残な負け方をしたことが、客足を遠のかせたのだろう。川崎みたいに見ていて楽しいサッカーだったり、直近のFC東京のように勝ち続けていれば、多少値段が高くても、スタジアムに足を運ぶ人は増えてくれるはずである。

 ただ、せっかくアウェーのダービーに勝利して、チームの機運としては「さあ、これから」というところだったのに、観客動員がその機運にまったく見合っていなかったことは問題だろう。チケットの販売が伸びない原因が、どこまでが値上げによるもので、どこまでが成績不振によるものかは、まだわからない。一つだけ確かなのは、成績を上向かせることができなければ、今後の客入りは非常に厳しいものになるだろうということだ。もし仮に、今季値上げしながら、動員の減少で、入場料収入が逆に低下するようなことになったら、クラブの今後の経営にかかわる大問題に発展する。

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 ホームのセレッソ戦。試合内容自体は、「守備力の弱い清水でも、全員で集中して粘れば、並みの相手なら、スコアレスドローくらいは達成できる」といった感じだった。実際、特に後半は得点の匂いがまったくせず、「連続得点記録は止まっちゃうし、ホーム初勝利は無理っぽいけど、リーグ戦を初めて無失点で終えられるなら、よしとするか」くらいの感じで見ていた。そういう試合を、終盤の一発で勝ちに持って行けたというのは、非常に大きい。今季初のホーム勝利、今季初の完封勝利、今季初の連勝と、色んなものをクリアできた。サッカーというものは、無失点で我慢していれば、何かが起こるかもという典型のような試合だった。相変わらず、試合のクローズの仕方には疑問があったが、失礼ながら先方の攻撃にも迫力や精度はなく、それほど危なげもなく逃げ切ることができた。

 これで、少なくとも、最下位に沈んでいた時期の暗雲は、払拭できただろう。しかし、清水のサッカーの内容を客観的に見れば、相変わらず、J1の中では下の方である。先日、広島とFC東京の試合をチラっと観たが、スコアは今回の清水VSセレッソと同じ1対0だったものの、あちらの方は両軍の守備のタイトさが根本的に異なり、「こういうのを堅守と言うのか」と思い知らされた。清水VSセレッソ戦は、ロースコアではあっても、お互いに水も漏らさぬ守備という感じではなかった。まだまだ守備の強度は上げなければならない。

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 白崎が抜けても、中村の加入で、「プラマイゼロ、むしろプラ!」と思ってたんだけどな。石毛が長期離脱したとなると、全然話が変わってくる。こうなると、デューク先生の放出も悔やまれるところで、こうなったらもう、恥を忍んで、シドニーに頭を下げてデュークをレンタルしてもらうとか、何か手を打たないとマズいような気がしてきた。ちなみに、清水時代にリーグ戦で3点しかとれなかったデューク先生は、シドニーで覚醒したのか、すでに4点をとっているようである。所長の理解によれば、オーストラリアは秋春制でもうシーズンが終わるところではないかと思う。まあ、春のウインドーはもう閉じちゃったと思うけどね。

 ルヴァンのガンバ戦で見た楠神のプレーは面白かったので、期待したい気持ちはある。しかし、左サイドハーフのポジションは運動量や守備力が求められ、楠神はどっちかというと後半に途中交代で投入して流れを変えるとか、そういうタイプのような気がする。滝、高橋あたりも左サイドハーフはこなせると思うし、ていうかそろそろレギュラーを脅かしてくれるくらいじゃないと困るわけだが、石毛くらい攻守に計算できるかと言うと、まだ心許ないような。六平を左で起用なんて話も聞こえてくるが、そこはむしろ河井だろうという疑問も覚えたりして。やはり、結論として、戦力が枯渇気味である。

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 ちょっと、変なことに気付いてしまった。今季、清水がリーグ戦で喫した失点。その得点者を並べると、以下のようになる。

エミル サロモンソン
小野瀬 康介
アデミウソン
アデミウソン
ファン ウィジョ
鈴木 武蔵
アンデルソン ロペス
アンデルソン ロペス
アンデルソン ロペス
アンデルソン ロペス
ルーカス ポドルスキ
菊地 俊介
フレイレ
松田 天馬
ナ サンホ
ディエゴ オリヴェイラ
ロドリゲス

 そもそも17失点ということ自体がノートルダム大聖堂炎上に匹敵する大惨事だが、良く見ると、そのうち13失点までもが、外国人選手にやられたものである。まあ、だからどうということもないのだが、とにかく外国人にやられすぎということだ。ちなみに、鈴木武蔵は日本人(ここテストに出るぞ)。

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 これは、禁句かもしれないが、「こんなことなら、中国に売っちゃえばよかったかな…」という考えが、かすかにでも頭をよぎっているのは、所長だけではないだろう。もちろん、ドウグラスのことである。磐田戦で見た彼の状態、DAZNの実況によれば「コンディションは70%くらい」という話だったが、見た限りでは30%程度にしか思えなかった。競れない走れない。あれだったら、前線にヴァン君でも投入して、ひたすらロングボールの的にでもした方が、まだしも機能するのではないかとすら思われた(この日、ヴァン君は不在だったが)。昨年の磐田戦の活躍が鮮烈だっただけに、今回の姿には、余計に悲哀が漂った。

 さあ、これは困った。今季のチーム編成は、ドウグラスが1年フルで稼働することを前提としていた。しかも、丁寧にビルドアップしてショートパスで中央を崩すなんて挑戦はどこへやらで、結局は磐田戦でもロングボール頼みであり、そうなればますます「強いFW」が必要となる。テセの復調は嬉しい限りだが、現状ではテセが疲れた時の交代カードが見当たらないし、考えたくないが、テセが怪我で離脱などということになったら、代わりが見当たらない。こういう時に丁度良いバックアッパーだった長谷川悠を手放したのは、失敗だったか。平墳あたりが覚醒してくれるといいのだけど、ルヴァンでさえその姿を見ることはないし、滝や高橋はまったくタイプが違う。

 こうなると、マジで、クリスラン復帰待望論が出てくるかもしれない。あと、岡崎が欧州でヒマしてるらしいが、そのあたりはどうなのだろうか。まあ、ドウグラスがトップコンディションを取り戻してくれることが、一番良いのだけれど。

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 アウェーのダービーでようやくリーグ戦の今季初勝利。「これで大丈夫」「あとは躍進あるのみ」といったポジティブな論調は他の皆さんにお任せして(笑)、正直に感じたことを述べようと思う。

 何しろ、散々産みの苦しみを味わったから、試合終盤はなりふり構わない戦い方になったことは、理解できる。しかし、やっぱりこんな試合をしていたら、今季の先行きは絶望的だろう。2点リードするまでは狙い通りだったが、そこから何故にあれほどまでにドタバタするのか。大してクリエイティブでも迫力があるわけでもなかった磐田の攻撃をやり過ごせず、それほど崩されてもいないのに、普通のクロスで、あっさりと1失点。そこからは、一昨年のデジャブのようなサンドバッグ状態。たまにボールを拾っても、無人の荒野に蹴り出すだけ。先日のFC東京戦では、終盤追い付かなければいけないのに、清水は放り込むことすらできなかったが、今回は磐田にいくらでも放り込ませた。この彼我の差は、一体何なのか。得点に苦しんでいる磐田だからこそ1失点で済んだが、J1の平均的なチーム相手には、1試合で2点くらいはとられるだろうなということが、改めて浮き彫りとなった。ということは、清水は3点くらいとらないと勝てないチームということである。

 思い出すのは、降格した2015年だ。実はあのシーズンは、清水は完封勝利を一度もあげることができなかった。ということは、1点では勝てない。「複数得点しないと、勝てないチーム」。これは、J2に降格する典型的なパターンなのである。確か、ガンバが落ちた時も、そうだった。

 もちろん、1つ勝てたこと、しかも磐田に勝てたことで、憑き物が落ちたように、サッカーが良くなっていくことも、もしかしたらあるかもしれない。ぜひそうあってほしいものである。しかし、1つ勝ったら、自動的に2勝目、3勝目がついてくるなんて楽観は禁物だ。

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 辛口で知られる(そして密かに静岡県出身の)サッカー評論家、杉山茂樹氏。正直言えば、ものの見方が偏っている気がして、鋭い論客という印象はあまり持っていない。

 その杉山氏がこちらの記事で、うちの松原のことを高く評価してくれている。また、今の清水のサッカーはそんなに悪くなく、中位くらいには値すると言っている。

 本来であれば、松原のことも、清水のことも、褒めてもらえるのは有難い。ただ、「内容は良かった」というのは、今の清水にとって一番危険な麻薬的ワードであり、チームや我々サポはそんな言葉をゆめゆめ真に受けてはいけない。良いサッカーをやっているチームが2分4敗などということはありえず、必然性があって勝てていないのであって、まず「今の清水のサッカーは悪い」という認識からスタートしなければ、改善などおぼつかないだろう。

 もう一つ、杉山氏の記事を話半分で聞かなければいけないというポイントは、彼が言うところの、サッカーは「サイドバックで決まる」「サイドバックが活躍した方が勝つ」との定説とやらである。いかにもサイド至上主義者の杉山氏らしい物言いだが、「それだったら、エウシーニョがやたら中に入りたがることを、アンタはどう思うのか?」と言いたくなる。

 確かに、サッカーの攻防の焦点が、サイドになることは多いだろう。しかし、それは中央にスペースがなく、屈強なボランチやCBが立ち塞がり、ガチガチに固められているのが普通だからだろう。清水のように、ボランチの強度に問題があり、バイタルのスペースを空けてしまい、中央への縦パスを好き放題に通され、最後の砦であるはずのCBも軽いプレーを連発、などというチームの場合は、サイドの攻防以前の問題なのである。

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 ホームでのルヴァン・ガンバ戦は、1:1ドロー。早い時間に相手の中心選手が退場でいなくなるという天恵に恵まれながら、終始攻めあぐみ、PKによる1点しか奪えなかった。負けに等しい引き分けと言わざるをえない。

 戦術的なこと、技術的なことは別として、そもそも、先日のフレイレといい、今回のゲンタといい、うちにいたときには1点もとれなかったのに、移籍して日本平に凱旋した試合で、簡単に「恩返し弾」を許すということ自体、どうなのだろうか?

 今季の清水は、リーグ戦、カップ戦問わず、すべての試合で得点が奪えている。調べたわけではないが、J1でそんなチームは数少ないのではないだろうか。しかしながら、2点目が、限りなく遠い。確かに、リーグ戦のガンバ戦、札幌戦では2点目がとれたが、それらは試合が決した後に「一矢報いた」だけのあまり意味のない得点であり、試合を左右するようなものではなかった。

 モヤモヤの晴れぬまま、運命のダービーを迎えることになった。

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 3月頃から、研ナオコの「かもめはかもめ」の替え歌が、脳内でエンドレス再生されている。清水は清水 鹿島や浦和 ましてバルサにはなれない。。。まあ、別にウマくもなんともないが、とにかくそんな沈鬱した気分だ。

 当S研では、今季の目標として、J1リーグ優勝ということを掲げた。影響力など何もない一ブログとはいえ、今季開幕するに当たってクラブやサポ全体が浮ついた雰囲気だった、たとえわずかでもその一部をなしてしまったことに、今は罪悪感で一杯である。現時点で振り返れば、昨シーズンの「躍進」(8位にすぎないのだが…)すら、落とし穴に向かう壮大な「フリ」だったのではないかという気がしてくる。

 しかし、清水サポは、夢見ちゃいけないのだろうか。昨シーズン1桁順位を達成したのだから、今シーズンはそれを上回る上位進出をと、その気になってはいけないのだろうか。

 ドウグラスと北川のJ最強2トップが今年を猛威を振るう。北川の代表入りで、本人はもちろん若手全員の目の色が変わる。東京五輪やその先も見据える立田は急成長。ソッコの守備は今年も健在。穴だった右SBにJ最強タレントを獲得し、サイド攻撃力が倍増。強度や選手層に不安のあったボランチおよびCBは、ピンポイント補強で弱点解消。さあ、今年は大躍進だ。そんな風に期待した自分が、愚かだったのだろうか?

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 途中までは、そんなに悪い試合ではなかったと、思いたい気持ちもある。失点場面に関しては、相手が上だったと、そんな気がするのも事実である。このチーム状態で、アウェーで上位相手なら、ある程度仕方がないかなといったことも言いたくなる。むしろ復調の兆しが見えたのではないか、と。

 しかし、2分け4敗、6試合勝ちなし、その現実に変わりない。6試合のうち3回先制したが、その結果が1分け2敗(←サッカーにおいては、ほぼありえない現象と言っていい)。ここまでの6試合のスコアを合計すると、前半は4:5である程度競っているが、後半は4:11という惨状。すべての試合で、後半に失点している。

 なお、こちらのページに見るとおり、統計的に見ると、Jリーグでは先制したチームの勝率が7割近くである。それを一つも勝利に持って行けていないのが、今季の清水なのである。

 言い訳はできない。それが結論。

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 もしこの世に、「人を落胆させる」という仕事があるとしたら、こいつらはプロ中のプロだな。NHKの「プロフェッショナル」で取り上げるべきレベルだ。冷たい風にさらされながら、そんな思いが頭を巡った。

 それにしても、今季の我が軍の一貫した特徴として、「90分の中で、試合が進めば進むほど、どんどん酷くなっていく」という点がある。必然的に、後半にボロボロになるという現象が起きる。今回の湘南戦だって、出だしは清水の方が押しているかのような雰囲気があった。湘南は、おそらく意図的に、前半は前から行かないという作戦を立てていたと思われ、最初の方は押し込むことができた。しかし、一本のスルーパスを通され、それをどうにかコーナーに逃れたものの、トリックプレーにまんまと引っかかって敵に先制を許したところから、一気に歯車が狂う。「どんな試合でも1得点はできる」という今季の清水の法則が働き、いったんは同点に追いついたが、その直後に致命的ミスが出て、ほぼ試合の流れが決した。

 個人的に、後半はひどく白けた気分で観ていた。清水のシュートシーンもあったが、あの試合の流れで、清水が同点・逆転できるとは、とてもイメージできなかったからである。実際、湘南側としては、望外の3点目もとれ、非常に楽に逃げ切ったという感想だっただろう。湘南は、リードしてからは、逆にフォアチェックを強化し、清水に思うようにボールを運ばせない。しかも、こんな時に限って強い逆風であり、六反のキックはせいぜいハーフラインくらいまでしか届かず、困った時のロングボール戦法も不発だった。

 全体として、湘南の試合運びは見事だったが、かと言って、1つ歯車が狂っただけで、そこから連鎖的にチームが崩れ、まったく無抵抗で敗れるというのは、大問題である。指揮官にも、選手にも、適応・修正する能力がないと言わざるをえない。

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