当S研では以前、今季の清水は、
前半45分のうちに点をとらないと、勝てない。前半無得点だった試合は、一度も勝てていない。前半ゴールが生まれなかったら、ほぼ負けであり、良くてスコアレスドロー。
という法則を指摘したことがある。普通のチームなら、増してや強豪ではないチームならば、前半我慢して後半勝負をかけようと考えるものだが、清水の場合は前半に点がとれなければ後半にも期待できず、そもそも前半の「我慢」ができない、という指摘だった。
その有難くないジンクスを、第28節にして、ようやく覆すことができた。アウェーFC東京戦、前半をスコアレスで折り返し、後半に2得点を奪い、見事勝利。こういう勝ち方は、今季初めてである。残留争いから半歩抜け出したということに加えて、新たな境地を開いたという観点からも、意義深い勝利だったと言えよう。
むろん、皆様お気付きのとおり、FC東京は直近で大不振にあえいでおり、実際に戦ってみても先方の出来は悪く、それに助けられての勝利だったことは認めなければならないだろう。とはいえ、この試合の清水の守備には、久し振りに、最低限の集中力や気迫を見ることができた。こういう戦いを継続できれば、大きく崩れることはないのではないか。
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