エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2017年10月

 FC東京戦の、北川、金子の2トップというのは、狙いがあっての選手起用というよりは、消去法的な選択だったと推察される。最近のファーストチョイスになっていたチアゴがまた少し足を痛めていたそうだし、テセは不在、Youもコンディション不良ということで、やむなくその組み合わせになったのが真相だったのではないか。ただ、ピッチコンディションがあれでは評価は難しいものの、FC東京戦での清水の前線はいつになく躍動感があり、コンビネーションも垣間見え、フォアチェックやボール奪取もはまっていた。良いリズムのように思われたので、小林監督が後半のわりと早い時間に金子からチアゴへの交代に踏み切ったことについて、???と思ったサポさんも多かったのではないか。

 今回もそうだったが、視野が狭く、周りを使うのが下手なチアゴが入ると、清水のチーム組織は、明らかに劣化する。チアゴに縦ポンで、「いってらっしゃい」という感じのサッカーになる。一発の期待感は、確かにあるんだけどねえ。東京戦で2~3度あった決定機を、本当に決めてくれていたら、何の文句もないのだが。

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 サッカーではよく、「雨のようなコンディションが悪い時こそ、テクニックの差が出る」というようなことが言われるが、あれ本当なのかね? 少なくとも、今回のFC東京戦のように、ボールが止まっちゃうくらい雨が激しい試合では、サッカーの普通のテクニックは意味がなくなるような気もするが。

 まあ、FC東京戦、清水としては久し振りに、アグレッシブにゴール前に迫るようなシーンが多かったところを見ると、どちらかというと雨は清水に味方したのかな。何しろ、当S研でいつも愚痴っているように、清水の選手はトラップが下手というか、そもそもトラップをしないという悪い癖があるからね。今回のように、トラップをしなくてもボールが止まってくれる気象条件は、我が方にとっておあつらえ向きだったのかもしれない(笑)。スコアレスドローはほぼ妥当だっただろうし、「上手くやれば勝てたな」と思ったのは久し振りの気がする。

 その反面、良い条件の中で、ガチンコの対戦を見たかったという気持ちも残る。というのも、河井が入ったことにより、ボールが上手く回っていたように見えたからだ。河井効果で、清水のパス回しが改善されたように感じたけれど、それが本物だったのか、もっと良いコンディションで確かめてみたかった。

 それにしても、ハーフタイムで広島の結果が入ってたのか、またしても物議を醸しそうな「引き分けOK」という選手交代の切り方だったねえ。まあ、個人的には、否定はしないけど。

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 先日も書いたとおり、前節のFC東京と札幌の試合を観てみたんだけど、札幌が良い戦いをしたという面はあったにせよ、東京の出来はかなり酷く、札幌に今季初のアウェー勝利をプレゼントしてしまった。東京のチーム状態自体は、清水と同じくらい酷いと理解していいだろう。しかし、元々のタレント力、選手層で、東京の方がずっと上なので、東京が優位であることは間違いない。何しろ、清水は、前線の頭数すら満足に揃わない状況だからねえ。サッカーだから、何が起こるか分からないと言いたいところだが、今の清水ばかりはなあ。。。

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 清水がJ1に生き残るために、これから大事になってくる、3つのポイントを整理すると。

  1. ライバルが負けること。つまり、他力本願。
  2. 怪我人が戻ってきて、選手層が厚くなること。ていうか、せめてこれ以上薄くならないこと。
  3. 幸運。ていうか、奇跡。

 つまり、所長はもう、今季に関しては、清水のサッカーの質が高まることは諦めたので、それ以外の要素に期待することにした。

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 残留にかかわる試合のうち、セレッソVS甲府、広島VS川崎、東京VS札幌を、何日かに分けて見逃し配信で観戦した。第30節、清水は勝てなかったけど、大宮は勝ち点1止まり、甲府、広島は負けたということで、そんなに悪い節でもなかったんじゃないか。個人的に、もうすっかり、他力本願モードに移っちゃってます、ハイ。ただ、そうした中で、札幌が勝っちゃったんだよね。我々清水サポの心の支えとして、「新潟、札幌との試合が残ってる。それには勝てるはず」という意識があったと思うけど、東京VS札幌を観た限りでは、札幌はもう、うちらとは違う世界に行っちゃったね。11月18日の札幌戦は、もう「残留直接対決」というものではなくて、格上の札幌様相手に胸を借りるという図式になるだろう。東京VS札幌を観た限りでは、まだしも東京の方が与しやすいのではないかと、思えたくらいだ。

 セレッソが上位争いをして、札幌が残留確定的ということは、清水さえ残留したら、今年はJ2上がりの3チームが揃って残留するという結果になるのか。調べてないから知らないけど、もしかしたら史上初めてじゃないかな? まあ、清水が残れるか、おぼつかないが(笑)。

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pose

 この図も、超久し振りに更新した。リーグ戦の清水の勝敗と、ゲームごとのボール支配率を図示したもの。大まかな傾向は変わっておらず、支配率が比較的高い試合ほど結果が悪く、支配率が低い試合の方がまだしも勝ち点を稼いでいるという構図は相変わらずである。

 それにしても、中位の仙台さん相手に、まさか今季最低の支配率を記録するとは思わなかった。あの握り倒され、攻め倒されたアウェー川崎戦やアウェー浦和戦よりも(その割には引き分けたが)、今回の仙台戦の方がさらに支配率が低かったというのは、少々意外である。まあね、すでにチラっと書いたとおり、仙台さんはポゼションやビルドアップは上達したけど、そこからフィニッシュに持っていくアイディアや精度はまだ備わっておらず、引いた相手に対して、ムダに持ってしまう傾向があるんだろうね。これだけ支配されて、ヤバいシュートは1本も飛んでこなかったからね。

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30

 久し振りに、この図。30節終了時点で、勝ち点30。綺麗に、1試合平均、勝ち点1。ぎりぎりで残留を決めた2014年と比べると、現時点の勝ち点は1下回っている。

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 走行距離選手権の、第30節仙台戦終了時点の形勢が、下図のとおり。六平が故障している間に、鎌田が2位に躍り出て、いよいよ左右の両サイドバックによる2強体制の様相が強まってきた。以前も申し上げたとおり、今季の清水の苦しさは、コンスタントに出続けているのがほぼ両サイドバックだけというところにある。六反は別として、CB、ボランチ、CFというセンターラインが固定できていないことが、この走行距離選手権の図からも分かる。開幕前に、「テセが累積等で1~2試合くらい欠場することもあるだろう」という覚悟はしていたが、テセのリーグ戦欠場試合はすでに10試合に及んでいる。Youは最近名前聞かないけど、コンディション不良なのか?

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 仙台戦、ハイライトを見直してみても、見せ場は少ない試合だった。清水も当然そうだけど、仙台の側も本当に六反を慌てさせたシュートは1本もなく、一言で言えば凡戦である。

 清水の攻撃では、色めき立った場面は、チアゴのフリーキックのこぼれを、デュークが至近距離からシュートした場面くらいだったかな。例によって、枠には行くけど決まらないというデュークお決まりのパターンで、その決定機も潰えた。

 仙台は、ポゼションとビルドアップがずいぶん上手くなり、その点で清水は圧倒的に水をあけられていた。ただ、清水の守備は、攻撃側がちょっと気の利いたことをしてくると、もうついていけないのだが、仙台にはその部分がまったくなかった。今の清水の守備は、二次方程式は解けないけど、一次方程式なら解けるという感じであり、仙台の攻めは一次方程式だけだったから助かったと、そんな印象。

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 アウェーでの仙台戦は、スコアレスドローで、微妙な勝ち点1。今の清水ができる精一杯のこと、すなわちブロック作って粘り強く守るということだけは90分間やり切ったが、そこから上積みして、喉から手が出るほどほしい勝ち点3を獲得するには至らなかった。何と言っても、1人しか選手交代を行わなかったことが目を引き、しかも82分にボランチを交代させるという逃げ切り色の濃い采配だった。大宮戦の時と同じように、もっと早く勝負手を打って果敢に勝ち点3を狙いにいってほしいという、サポの叫びが聞こえてきそうな状況だった。しかし、ベンチを見れば、アタッカーは金子1人しかおらず、他は皆ボランチより後ろのプレーヤーである。この試合(というか最近ずっと)チアゴはまったく冴えていなかったし、後半明らかにバテていたので、強いて言えばチアゴから金子へのチェンジは考えられなくもなかったが、我が軍にとっての唯一の飛び道具であり、セットプレーのキッカーでもあるチアゴを下げるわけにはいかないという事情だったのだろう。

 もどかしいと思う反面、今の清水はこんな形でしか勝ち点を拾えないことも事実である。

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 やっぱアレだな。仙台市民の関心は、プロ野球クライマックスシリーズに集中しているだろうから、ベガルタの応援には身が入らず、杜の都に駆けつけた1万清水サポの後押しを受けた我が軍が、劇的勝利を収めるだろうな。ハハハ。

 う~ん、そんな妄想くらいしか、ポジる要素が見付からないぞ。困ったもんだ。

 暴論を承知で、つぶやかせていただくと、チームがこれほど機能不全に陥っているのだから、今季まだ一度もいじっていない部分に、ここで手を付けるということも、アリかもしれない。それは1つしかない。ゴールキーパーだ。実際、所長は肯定も否定もするつもりはないが、何代か前の監督氏は、チームが上手く行っていない時に、「負けたのはキーパーのせい」と言わんばかりに、キーパーをよくすげ替えたものだった。

 ちょっとだけ真面目にコメントすると、ロクさんはシュートへの反応などから評価すれば日本屈指のGKだと思うが、今の清水みたいにディフェンスラインが不安定なチームにとっては、植草のような「デカい声でのコーチング」に定評のあるGKの方が、案外役に立ちそうな気もする。ロクさんが悪いというつもりは毛頭ないものの、昨シーズンから今シーズンにかけて清水の守備が急激に劣化したのには、1つには、植草の「声」が失われたことも関係しているかもしれない。まあ、植草もルヴァンでやらかしちゃったので、現実的に先発起用ということは想像しにくいが、そのくらいの荒療治が必要な時期に来ているのかも。まあ、仙台は六反の古巣なので、今節に関しては恩返し効果を期待しよう。

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 先日の第29節で、清水のチーム走行距離が104.601kmに留まり、J1の全チームの中で最も短かったという話を聞いた時には、ショックを受けた。ただ、冷静に考えれば、その最大の原因は後半1人足りなかったことであり、それがなければ5kmくらいは伸びたはずである。

 しかしながら、仮に5km加算したとしても、清水の走行距離は110kmくらいにしかならず、磐田の112.215kmに走り負けていた。退場者が出たら、その分、残りの選手たちが頑張って走らなければと、よく言われるが、磐田戦の清水はそれができていなかったことになる。

 おそらく、清水のイレブンに、「この方向に一心不乱に走れ」と命令すれば、一生懸命走るはずで、その競争では磐田に勝つこともあるかもしれない。問題は、ダービーの様子を見る限り、今の清水の選手たちは、どの方向に動いて何をしたらいいのか、まったく分からなくなってしまっているということなのではないか。磐田戦の序盤のように、ある程度勢いをもってやっている時はまだいいが、いったん歯車が狂うと、とたんに烏合の衆と化す。戦術的混乱と、プレッシャーから、動きが硬直してしまっているように見える。

 走行距離選手権と称して、今季の清水のプレーヤーたちの走行距離を図示することを続けてきたが、気分転換のために、今回は図を省略させていただく。

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 それにしても、あんなことで絶望感を感じたり、こんなことで寂しさを感じたり(皆まで言うな)、心晴れぬ秋である。「なんか1つくらい、良いことないのかよ!」と、叫びたくなる。

 岐阜も、水戸も、愛媛も、一回行くには楽しいところだったけどな。2回は行きたくないな。。。

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 確か、今季途中まで、清水は反則ポイントがマイナスで、J1の中で一番クリーンだった。それが、こちらのサイトに見るとおり、最近の試合では反則ポイントが増加傾向にあり、現時点では30ポイントで、優秀な順番では9位に後退している。まさか、こんなもので小林監督の公約の1桁順位が達成されつつあるとは思わなかったが(笑)、冗談はさて置き、反則ポイントの増大をどう見たらいいだろうか?

 どうしてもファウルで止めることが必要な場面で、実際にファウルで止めてしまって、それで反則ポイントが増えるのなら、やむをえないだろう。現に、現時点のポイントでは、柏がワースト2位、鹿島がワースト3位であり、そういった強豪でも、「球際を激しく、必要な時はファウル覚悟で絶対に止める」というポリシーを徹底すれば、どうしても反則ポイントは増えるのだ。むしろ、清水の場合はいまだに、「ここぞ」というところでファウルでもいいから絶対に止めるということができていない。小林監督になってからの清水が、わりとクリーンになったのは、甘さの裏返しでもあるのだ。

 それでも、ここ数試合、反則ポイントは悪化している。それはむしろ、どうしても必要なファウルではなく(その部分は逆にまだまだ甘い)、「愚行」によるカードが増えているからだろう。松原の退場しかり、(理不尽だったとはいえ)ベンチの控え選手へのイエロー提示しかりである。明らかに、最近の清水は、外国籍選手を中心に、カードをもらいかねないような危なっかしい行為が多すぎる。チームに規律を徹底させるのも、監督の重要な仕事のはずだが、そのあたりはどうなっているのだろうか。

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 皆さんご存知のとおり、北川は試合の終盤に大きな仕事をするタイプのFWである。昨シーズンも、得点はすべて途中出場の試合で挙げた。今季も、交代出場の男、終盤の男であることに変わりはない。逆に言うと、北川が先発で出て、前半から輝いたという記憶は、ほとんどない。今季は、ホームのセレッソ戦で、先発出場して殊勲の2得点を挙げているものの、いずれも後半の得点であり、前半は「どこにいたの?」というくらい消えていた。

 もしかしたら、北川って、プロ入りして公式戦で挙げた得点は、全部後半じゃないの? そんなこともチラッと思ったけど、考えてみれば今季のルヴァンカップのホーム東京戦で、前半に得点してたね。まあ、それも前半のアディショナルタイムなんだけどさ(笑)。

 もちろんね、北川自身には一皮むけてもらって、先発で出て最初から攻撃をグイグイ引っ張るようなストライカーに成長してほしいとは思う。でも、今現在の彼の特性からして、清水のチーム戦術としては、やはり先発は金子で守備のベースを作った上で、後半の勝負所で北川を投入した方が、勝ち点への近道だと思うのよね。前の試合で得点したから先発で使うとか、練習で調子良いから最初から行かせるとか、そういうのは得策でないと思う。

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 知っている方も多いと思うが、こちらの記事によれば、磐田戦の3日前、小林監督が練習後に蕎麦屋で食事をしていたところ、隣の客が監督がいることに気付かず、「失点が多い」「昔の清水は強かった」「このままじゃJ2に落ちるよ」などと、最近の清水について嘆いたのだという。それを聞いて、小林監督が「全身の血液が沸騰したかのように、闘争心が体の芯から湧いてきた」とのことで、それで金子、北川を先発で使うという大胆采配に出たのだとか。

 まあ、別に、金子や北川が悪いというつもりはなく、むしろやってくれなければ困る選手たちではあるのだが。。。それにしても、蕎麦屋で聞いた素人の戯言に、指揮官がカッとなり、守備重視・無失点ベースという今のチームの基本コンセプトが置き去りにされたのだとしたら。。。飛び切りの愚行として、清水の歴史に刻まれるかもしれない。

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 大宮戦で、戦い方を、自分たちの生きる道を、掴んだはずだった。しかし、肝心なところで、指揮官はブレた。戦前の監督のコメント、先発メンバー、そしてこの試合の入りからして、大宮戦とは異なる、アグレッシブな戦いを挑んだことは明らかだった。そして、玉砕した。今の清水が、主導権をとって勝つなどということが、できるはずはないのに。増してや、虎視眈々とカウンターを狙っている、磐田を相手に。

 磐田戦を前にして、前半の失点だけは避けろとか、カウンターに注意とか、セットプレー警戒とか、我々素人サポ連中ですら大合唱していたのに、事前に恐れていたシナリオが、まさか、すべて見事なまでに現実になろうとは。まあ、前半どうしても意欲的に入りたいならそれでもいいが、そうであれば、せめてカウンターの備えくらいはしてほしかった。起点となるアダイウトンを、清水の選手は何となく取り囲んでいたけれど、結局だれも激しく競りに行かずに、ポストプレーを許していた。「そこで潰せ。その場所ならフリーキックも危険じゃないし、カードも出ない」という場所で、なぜか体すらぶつけずに、自由にプレーを許している。案の定、そこから抜け出されて、絶対に与えてはいけない先制点を与えた。それにしても、何度同じ過ちを繰り返すのか。学習能力はないのか。まあ、ないんだろうな、結論として。

 はっきり言って、先制点で7割方、勝敗は決した。そして松原の退場で9割になり、角田のクリアミスによる2失点目で9分9厘負け、という試合だった。本エントリーのタイトル「愚かさの集大成」としたが、目立つ愚行は松原や角田だったものの、一番痛かったのは先制点を奪われたことであり、それを招いたのは変な色気を出した監督の責任だろう。大宮戦と戦い方を変えては絶対に駄目だった。

 ただ、「愚かさの集大成」としたのは、もうこれで終わりにしてくれという願いを込めてだ。本当に、今度こそは、懲りただろう。

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 今日の試合は、厳しい結果になる可能性が高いかもしれないけど、たとえそうなっても、一喜一憂しないことだろうな。これからも、粘り強く戦って、勝ち点を拾っていくという、そのことに代わりはないわけだから。

 磐田は、残された対戦相手の中では、一番上位だ。セットプレーとカウンターを得意とするということで、清水にっとっての相性も良くない。清水は、ようやく主な怪我人の復帰の目途が立ち始めたところで、戦力的に充実した状態とは言いがたい。清水のやるべきことは、はっきりしているが、ダービーという特有の舞台が、それを見失うことにも繋がりかねない。とまあ、難しい材料が揃いすぎている気がする。

 選手たちの気持ちがまったく見えなかったとか、平常心を失って愚行を犯したとかだったら、試合後にブーイングでもいいかもしれないけど、力を出し切って残念な結果になったのだとしたら、暖かく励ましてあげたい。その方が、次以降に繋がる。

 あれ? 負けること前提で書いてる?(笑)

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 普段だったら、観客動員に響く恐れがあるので、雨の予想とかには触れないようにしているが、今回は珍しくチケットが完売しているので(笑)、いいだろう。明日のダービー、予想では雨っぽい。4月のエコパも雨だったから、今年はホームとアウェー、ダブルで雨ということになるのか。所長の席は屋根下だから、雨はしのげるけれど、バス待ちの時に傘さして並んだりするのは、いつも以上にストレスがかかるものである。4月のエコパみたいに、主催者側のさばきが悪いと、カオスみたいになったりする。

 まあ、雨といっても、そんなに大雨という感じではなく、小雨が降ったり止んだりという程度じゃないかな。試合にもそんなに影響はないだろう。

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 誰がどう考えたって、今の清水よりも、磐田の方がずっと強い。順位のとおりだ。では、付け入る隙はないのか?ということを、ちょっと考えてみたい。付け入る隙は、なくはないと思う。今季の磐田は、上位相手に堂々たる戦いを繰り広げる一方で、札幌とか甲府とか、下位相手に結構苦戦している。現在の磐田はセットプレーとカウンターのチームなので、格下の対戦相手が守備ブロックを作って引き気味に戦ってくると、速攻を仕掛けられず、それゆえにファウルを受けてフリーキックを獲得する回数も減り、それが原因で下位チーム相手に手こずることが多いのだと思う。春のエコパでの試合では、清水がそれとは逆の戦い方をしてしまったので、悲惨な結果に終わったと言える(当時は清水の側に「格下」という自覚がまだなかったからねぇ)。

 まあ、清水の場合には引いてブロック作っても結構危なっかしいわけだが(笑)、まずは相手の術中にはまらずに、じっくり守ることが肝心だろう。ホームの柏戦のように、ラインを高くした割には最終ラインが軽いというような自殺行為だけはやめてもらいたい。突破力のあるアダイウトンと川又は、2人がかりで、極力ファウルなしで止めてほしい。

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