エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2017年07月

20170729

 申し訳ないけど、仕事がものすごーく忙しくて、これから1ヵ月くらい、簡単な図を載せるくらいの完全なる手抜きバージョンになるけど、ご容赦を。

 前にも載せた、勝ち点推移のグラフを更新したけど、あれ? 2014年のペースをちょっと下回っちゃったぞ。まあ、半歩前進といったところか。

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 DAZNの実況の倉敷氏、解説の山口氏は、この横浜戦で、前半の清水の戦い振りを見て、散々駄目出しをしていた。清水お得意の、自分たちのコーナーキックからカウンターを浴びて大ピンチを招いた場面などでは、失笑すらしていた(実際、それで先制点も奪われたわけだが)。まあ、この人たち、清水の試合をあまり見ていないのだろう。多くの清水サポの皆さんは、「これ、ひょっとしたら、アウェーの謎引き分けのパターンかな?」と感じていたのではないか。案の定、後半のある時間帯だけは、清水のクオリティがぐっと上がり、良い時の川崎か浦和かと見まごうような素晴らしい崩しで、同点に追い付いた。まあ、我々清水サポは、今季何度かこういう試合展開を見せられているので、慣れてるっちゃあ慣れてるわけだけど、我がチームながら、つくづく分からないチームだなと改めて感じた。

 それで、同点ゴールを決めたのは、アウェーの鬼ことテセだった。所長はしばらく前から、「ひょっとして、アウェーのゴールだけに限ったら、テセがリーグの得点王ではないか」と思い始めていたのだけれど、調べるのも面倒なので放っておいたら、最新の報道でテセがアウェー得点王だということが報じられていたので、なるほど、やっぱりなと納得した次第だ。でも、いいかげん、ホームでもお願いしたいところである(笑)。まあ、You & Teseという新コンビも誕生したことだし、得点力はそんなに心配しなくていいんじゃないか。安い失点だよな、とにかく、問題は。

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 有名なサッカーライターの新刊。宇都宮徹壱(著)『J2&J3 フットボール漫遊記』。J2とJ3に絞った珍しいJリーグ論で、2016年の清水についての章もある。この方が、2016年当時の清水に書いてくれた文章は、近年清水について書かれたテキストの中でも出色のものであり、今読んでも目頭が熱くなるほどである。

 ただし、一般の清水サポの感覚から言えば、清水が「J2&J3」のくくりで語られることにわだかまりを感じるだろうし、帯にある「おいでよJ2」という文句にも縁起の悪さしか感じないかもしれない(笑)。

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 一昨日、昨日と、今季のJ1で予想以上に頑張っているクラブについてコメントした。逆に、予想を大きく下回って下位に低迷しているクラブの代表格が、広島さんだろう。

 当S研では昨年末、「J2降格を回避するには」というエントリーの中で、J2降格には大別して戦力不足型、大崩壊型、モヤモヤ型の3種類があるという分析を示した。今季の広島さんについて言えば(むろん、まだ降格すると決まったわけではない)、モヤモヤ型なのではないか。当然、ウタカや寿人が抜けたとか、戦力面での変化はあるものの、一定の補強もあったし、メンバーの顔触れからして、決して下位に沈むようなメンツではない。正直言って、試合を観ても、どこがどう悪いのか、よく分からないのだが、とくかく結果が全然出ない。うん、これは完全にモヤモヤ型だ。

 監督が交代して、水曜日に行われたルヴァンカップのFC東京・広島戦を観たけれど、周知のようにミシャ~森保時代のシステムを放棄し、なんだか特徴も取り得もないチームになっちゃったなというのが正直な感想。従来はミキッチ、柏らによるサイドの仕掛けが売りだったわけだが、水曜日の試合では柏は出場していたもののボールが渡る場面が少なく、かといって4バックの両サイドバックが効果的に攻め上がるでもなく、攻撃の糸口がほとんど見えなかった。

 まあ、新監督による準備期間が1週間くらいしかなかったらしいからね(せっかくの中断期間を上手く活かせなかったのだろうか)。これから徐々に構築していくんだろうけれど。清水にとっては、下位のチームが沈んだままでいてくれた方がありがたいわけだが、個人的に広島さんについてはリスペクトしていたので、心境的に微妙。また、昨年末にテセも、NHK「プロフェッショナル」で森保監督のことが取り上げられていたのを観たらしく、2017年のJ1で期待したいチームとして広島を挙げていたので、テセも残念に思ってるだろうな。

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 詳しいことは良く知らんが、どうも甲府で、球技専用の新スタができる方向のようだ。こちらの記事によれば、

 J1ヴァンフォーレ甲府の吉田達磨監督(43)が27日、山梨県の新総合球技場建設を歓迎した。

 この日、後藤斎山梨県知事が、県内に完成を目指している総合球技場について、「総合的に勘案し、小瀬スポーツ公園周辺に建設することが妥当と判断した」と、甲府のホーム・山梨中銀スタジアム周辺を建設場所にすることを正式表明した。(以下、省略)

 といったことらしい。

 清水のスタジアムに関しては、アイスタがまあまあ雰囲気が良く、サッカー専用なので、それで満足しちゃっている方々もおられるようだけど。ただ、このまま現状維持に甘んじてたら、「気付いたら清水だけが取り残されてた」なんてことになりかねない。だから、当S研でも、なるべく時々新スタについて言及して、機運が消えないようにしたいと思う。

 PS:こっちの記事も参照。「小瀬の課題として、リニア新駅とのアクセスが指摘されてきたが、知事は「新山梨環状道路東部区間の供用開始で、両候補地の差異はほとんどなくなる」と強調。リニア新駅-小瀬間の所要時間は車で、現在の約15分から約5分に短縮されるとした」ということらしい。直結ではないけど、リニア新駅からのアクセスも悪くないようだ。ついにリニアでJリーグ観戦に行く時代が来るのか。そうなると、リニアに迂回されてしまう静岡は、ますます、駅近の便利な場所に新スタ建てないと、競争力を保てないぞ。それにしても、県知事が市長との不毛な対立に明け暮れるのではなく、建設的なプロジェクトを主導してくれる県というのは、うらやましいものだ。

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 昨日述べたとおり、リーグ優勝経験のない清水サポの立場から言わせてもらえば、新規優勝チームが誕生すること、増してやオリ10以外の後発チームが優勝することは、本当に嫌である。当S研では、「今季、川崎が優勝することは100%無理」と断言していたが、それもこれも、(水戸黄門ではないが)「後から来たのに追い越され」というのはイヤ!」という願望ゆえである。しかし、今季の川崎のサッカーは、鮮烈だ。テセは、川崎より浦和の方がさらにすごかったと発言していたが、個人的にはどう見ても川崎の攻撃力の方が上のように思える。所長は当初、今季の川崎は5位くらいかなとイメージしていて、監督交代、大久保の移籍などはやはりマイナスだろうし、それに中村憲剛もたぶん故障が出て欠場する試合が多くなるだろうと思ってたんだけど、どうしてどうして。磐田の中村俊輔もそうだけど、ベテランが期待以上の活躍をしているチームは、おしなべて上に来ている。浦和やガンバがパッとしないことを考慮すると、今の時点で予想をやり直せば、川崎の優勝がありえないなんてことは、とても言えない。もしかしたら、広島のペトロビッチ→森保パターンと同じで、クリエイティブな前任者→堅実な後任者というバトンタッチが、良い融合をもたらすかもしれない。

 なお、予想以上に頑張っているチームのうち、セレッソについては先日コメントしたので、そちらを参照。

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 先日、評論家連中のJ1順位予想を揶揄するようなことを書いたが、むろん、所長の当初のシーズン展望も、色々と当てが外れたところがある。むろん、素人ゆえの眼力のなさもあるだろうけど、もう一つ、我々特定クラブのサポが予想をすると、「願望」が反映されてしまうという要因もある。所長の「願望」は、エスパルスに躍進してほしいという当然の望みに加えて、

  1. とりあえず、全クラブ、一度J2に落ちろや(笑)。
  2. 新規のクラブにはなるべくタイトル(増してやリーグ優勝)をとってほしくない。特にオリ10以外のクラブがタイトルをとるのはイヤだ!

 といったところである。1について説明すると、清水が屈辱のJ2落ちを経験してしまったので、「全クラブがJ2降格の経験がある」ということになれば、少しはその悔しさもまぎれるのではないかという、何ともみみっちい願望にもとづいている。今季、所長が「横浜が危ない」と騒ぎ立てていたのは、その願望の表れだった。まあ、実際、昨年来の横浜さんは、フロント・首脳陣・選手がバラバラとなり、2014~2015年の清水臭、2016年の名古屋臭がプンプンしていたので、こりゃひょっとしたらひょっとするぞと注視していたのである。あと、マリノスと言えばカモメッシ齋藤学なわけだが、その齋藤もいよいよチーム状況に嫌気がさして夏頃に海外移籍でもするのではないか、といった希望的観測を抱いてしまった。それに、いくらなんでも、そろそろ中澤もガタが来る頃ではないかと思ったので。でも、清水と対戦する直前くらいのマリノスの閉塞感は本当に酷かったのだけれど、清水が助けてしまったのか、そのあとすっかり勝てるチームになってしまった。何と言っても、あのチームは守備である。中澤も、衰えるどころか、安定感という点では、今もなおJ1随一だろうし、GK飯倉も含めた守備の手堅さは、相手チームからすれば「とれても1点」という感じだろう。チーム状態が悪い時でも、その守備はまったく崩れなかったから、我慢して戦っていたら、そうこうするうちに攻撃も噛み合ってきたと、そんな印象である。

 長くなってきたので、続きはまた明日。

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 こちらのサイトに出ていたFC岐阜の記事が面白かった。J1~3の中で、パス数が一番多いのが岐阜ということである。いかにも大木武監督らしい話だ。J1~3の平均は、本数が444本、成功率が73.5%ということである。

 先日、当S研でも、清水のパス数と成功率のデータを取り上げた。大木監督と言えば清水にもゆかりのある人だが、今現在の清水と岐阜のカラーは真逆である。ちなみに、前回は平均値の数字を示さなかったが、計算してみたところ、清水の今季リーグ戦の平均値は、パス数409、成功率72.3%だった。なお、この成功率は18試合の単純平均で、本当は加重平均すべきなんだろうけど、ちょっとその作業は省略させていただく。いずれにしても、パス数、パス成功率とも、J1~3の平均値を若干下回ってるということだろう。

 まあ、清水にしても、試合によっては、パスが600本を超えるような時もあるんだけどね。だから、まったくボールが持てないわけじゃないんだけど、持ちすぎるとあまり良い結果が出ないのと、パス数・成功率が低い時には極端に低くなるので、平均値をとるとだいぶ低くなるということだろう。

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dochi

 当ブログ、「新スタジアム建設」を一つの旗印にしている割には、あまり触れる機会がない。まあ、議論が百出している広島なんかと違って、清水の場合、関連する情報が、ほとんど出てこないからね。必然的に、取り上げる機会も、あまりないという。

 でも、ご存知の方が多いはずだが、地元紙に上掲のような意見広告が出たということなので、スルーするのもなんだから、シェアさせていただく。

 所長は、クラブ百年の計を考えれば、いかに日本平への愛着があるとはいえ、やはり新スタジアムは必要だと認識している。その際に、交通至便な場所でなければ意味がなく、静岡市の状況から消去法的に考えると、清水駅前のこの土地は非常に貴重な選択肢の一つに思える。他方、私有地なので、どう利用するかは基本的には地権者の権利というのはそのとおりだが、これだけ影響の大きいプロジェクトなのだから、地域住民の意向も踏まえて慎重かつ多角的に検討すべきだと思う。別に、事業者にしても、たまたまここに土地をもっていたにすぎず、「駅前での火力発電所」ということに必然性があるわけではないので、地域住民、行政などと建設的な交渉を行う余地はあるのではないだろうか。これで、今後数十年の清水駅前の景観および環境・安全が決まってしまうのだから、見切り発車的なことだけは避けたい。

 非常に嘆かわしいのは、本件もまたもや、県知事と市長の政争の具となりつつあるように思えることである。所長の理解する限り、市長は発電所建設の推進派、県知事は慎重派であろう。市長が県知事へのライバル心をむき出しにするあまり、発電所建設で突っ走るようなことがあったら、重大な禍根を残すこととなる。

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hyouronka

 そんなわけで、一昨日掲載した主な評論家の2017年J1順位予想を、第18節終了時点の実際の順位に照らし、昨日発表したレギュレーションに当てはめて、評論家たちをランク付けしたのが、上の表である。なお、全部手作業で集計しているので、もしかしたら細かいミスとかあるかもしれないが、その場合はご容赦を。今回はあくまでも暫定的な途中経過のご紹介で、シーズン終了後に改めてきちんと検証したいと思う。

 で、作業をしてみて分かったのだが、「乖離が大きいと、マイナスになる」というS研の鬼方式では、かなり多くの専門家の勝ち点がマイナスになってしまうことが判明した。ただし、今回の場合、それには2つの大きな原因がある。第1に、J2上がりのセレッソ大阪が、現時点で首位に立っていることである。昨日ご説明したように、S研方式では1位の順位に12点も割り振っており、これを大きく外すとそれだけで大幅なマイナスになってしまう。今回のランキングで細江、中山といった面々が上位を占めているのは、ひとえに、セレッソを割と高い順位に予想していたからである。もう一つ、あの広島が現時点で17位というのも、評論家たちの大誤算だった。原山氏のように、広島を首位に予想していた人は、それだけでマイナス24ポイントであり、こうなると他の順位をそこそこ当てても、まず挽回は難しい。どうだろう、S研方式の面白さ、恐ろしさが分かっていただけただろうか。まあ、セレッソも、広島も、このままの順位でフィニッシュ、とは限らないと思うので、このあたりのマイナスポイントは最終的には薄まっていくような気もするが。

 ちなみに、清水は現時点で中位の12位なので、清水の予想を外しても、評論家連中にはそれほど大きな痛手にはならない。たとえ清水を最下位に予想していたとしても、マイナス2にしかならないのでね。清水を下位に予想した奴らをギャフンと言わせるためにも、もっと上の順位を目指したいものである。

 今回の評論家リーグ戦、J1と同じで18人でやりたかったのだが、18人に絞り切るのが難しく、イングランドやスペインのリーグと同じように20人でやることにした。何しろ、今のところプラスのポイントが3人しかおらず、その3人がACL圏に入っている。降格圏は鈴木・山口・後藤の3名。全体として、いわゆる「スカパー豪華解説陣」よりも、雑誌のライターのような人たちの方が好成績であり、やっぱそういう人たちの方がちゃんと見てるんだなと感じた。

 あ~、小柳ルミ子も、J1の順位予想してくんないかなぁ(笑)。国内は眼中にないか、あの人は。

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 さて、それでは「2017評論家リーグ」のレギュレーションを説明させていただく。

 今回、当S研でやろうとしていることの趣旨は、以前「そもそもスカパー!特番の予想評価システム自体がクズだ」という記事で説明したので、そちらをご覧いただきたい。要するに、「順位が何個当たったか」なんて稚拙な方式では駄目であり、順位予想の精度を検証するためには、より緻密な方法論が必要だろう、ということである。

 そこで、今回、当S研で考えたのは、このような方式である。まず、1位から18位までをすべて的中させたら、100点満点とする。ただし、優勝、ACL圏、降格チームを予想することは、中位の順位よりもずっと重要である。そこで、S研方式では、1位には12点、2~3位には8点、4~15位には4点、16~18位には8点を割り当てて、計100点とする。その際に、S研方式では、予想した順位が完全に一致しなくても、予想の惜しさに応じて得点を与える。たとえば、10位のチームを的中させたら4点だが、そのチームを9位または11位と予想しても3点が、8位または12位と予想しても2点が、7位または13位と予想しても1点がもらえる。

 それで、ここからがS研方式の恐ろしいところなのだが、予想の外れ幅が大きいと、その外れ具合に応じて、マイナス点が与えられる。この方式が素晴らしいのは、そうすることによって、上位や下位の予想を大きく外すと、大幅なマイナスに陥ることである。パーフェクトならプラス100点だが、下手な予想をすると、最悪でマイナス200点とかになることもありうる。

 そのポイント計算のマトリックスをまとめたのが、上の表である。たとえば、現時点で1位はセレッソ大阪である。もしも所長がセレッソを3位に予想していたら、ポイントは6である。もしも10位に予想していたら、ポイントはマイナス15ということになる。そして、すべての順位につきポイントを弾き出し、それらを合計して「勝ち点」を求め、彼らを順位付けするわけである。

 その結果、第18節終了時点で、2017評論家リーグは、どうなっているか? それは明日のお楽しみ。フフフ。

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 はっきり言って、所長は根に持つタイプである。今季開幕前、清水を下位に予想した評論家連中のことを、忘れるつもりはない。そういった意味もあり、ほぼJ1前半戦が終わって中断期間に入ったこのタイミングで、今季開幕前に評論家たちが示した順位予想を、ここで改めてチェックしておきたい。所長がネットなどで目にした、比較的名前の通った解説者・評論家たちによる順位予想を、上のように表にまとめてみた。見にくいと思うが、クリックすると拡大するので、どうぞ。

 上の表は、清水の順位予想が高かった順に左から並べたが、清水の予想は最高でも12位だった。で、実際に、今現在12位なので、一般的な評価としては、懸念されたよりは良くやっているということになるのではないか。

 それで、以前もちらりと申し上げたのだが、評論家の順位予想は、事後にしっかりと検証すべきだと思う。当S研では、順位予想の的中状況を評価して評論家連中を順位付けする方法論を考案したので、その方法論を明日お目にかけることにしたい。

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 去年、群馬さんをあんなにいじめたのは、申し訳なかったかな。クラブ規模が6倍も違ったのか。こちらのサイトより。

■16年度クラブ別営業収益(16年度所属リーグ)
1.浦和 66億600万円 (J1)
2.鹿島 55億8200万円 (J1)
3.G大阪 51億4600万円 (J1)
4.名古屋 47億1300万円 (J1)
5.横浜FM 46億9600万円 (J1)
6.FC東京 45億4100万円 (J1)
7.川崎F 42億5400万円 (J1)
8.神戸 38億6500万円 (J1)
9.広島 37億9400万円 (J1)
10.清水 33億4100万円 (J2)
11.磐田 33億300万円 (J1)
12.大宮 32億300万円 (J1)
13.C大阪 30億800万円 (J2)
14.新潟 29億800万円 (J1)
15.柏 28億7400万円 (J1)
16.鳥栖 27億6600万円 (J1)
17.千葉 25億5600万円 (J2)
18.仙台 22億8500万円 (J1)
19.松本 19億3500万円 (J2)
20.札幌 19億200万円 (J2)
21.福岡 18億3600万円 (J1)
22.京都 17億4300万円 (J2)
23.湘南 16億2700万円 (J1)
24.甲府 15億2300万円 (J1)
25.山形 14億9700万円 (J2)
26.徳島 14億4300万円 (J2)
27.東京V 13億9100万円 (J2)
28.岡山 12億7100万円 (J2)
29.横浜FC 10億6400万円 (J2)
30.岐阜 9億3200万円 (J2)
31.山口 8億8000万円 (J2)
32.北九州 8億5500万円 (J2)
33.大分 7億9700万円 (J3)
34.長崎 7億4900万円 (J2)
35.熊本 7億2000万円 (J2)
36.長野 6億8700万円 (J3)
37.栃木 6億3900万円 (J3)
38.愛媛 6億3000万円 (J2)
39.町田 6億2600万円 (J2)
40.讃岐 6億1300万円 (J2)
41.金沢 6億1200万円 (J2)
42.水戸 5億8900万円 (J2)
43.群馬 5億2200万円 (J2)
44.富山 5億1500万円 (J3)
45.鳥取 4億1200万円 (J3)
46.鹿児島 3億7700万円 (J3)
47.福島 3億2600万円 (J3)
48.秋田 2億8800万円 (J3)
49.沼津 2億6800万円 (参考JFL)
50.相模原 2億6300万円 (J3)
51.琉球 1億9400万円 (J3)
52.YS横浜 1億8900万円 (J3)
53.藤枝 1億6500万円 (J3)
54.盛岡 1億4200万円 (J3)

J1合計 655億2200万円
J2合計 288億7900万円
J3合計 46億1700万円


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pass

 今回は、初めてパス数およびパス成功率のデータに着目してみた。それをまとめたのが上図である。正直言って、驚きはない。当S研でも何度も取り上げてきたとおり、今季の清水は、支配率が低いゲームほど勝ち点を稼いでいるという傾向がはっきり出ていて、だいたいパス数なんてものは支配率に比例するから、必然的にパス数が少ない試合ほど好結果が出ている、ということになるわけである。

 ただ、それにしても。。。直近の試合、ホームでのガンバ戦を、今季の清水のベストゲームに挙げるサポは少なくないだろう。よりによって、パス数、パス成功率とも、一番低い試合が、ベストゲームなのかよ。どういうチームなんだか。。。

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 ちょっと昨日の話の続き。

 言うまでもないけど、今季こそアウェー優位であるものの、清水は元々はホームの方が良い成績を残しているクラブである。過去10年間のリーグ戦におけるホーム・アウェー別の1試合平均勝ち点を図示すると、上図のようになる(2017年は第18節まで)。

 2014年まではずっと、ホームの勝ち点の方が上回っていた。それが狂ったのが、降格した2015年であり、この年はホームで勝ち点が平均0.65しかとれなかった。J2の2016年にも、わずかながらアウェーの勝率の方が良かったが、まあこれはホーム・アウェーともに好成績だったという評価になるだろう。

 2017年は今のところ、アウェーで平均1.44の勝ち点を獲得しているわけだが、実はこれは清水としては(J2の2016年を除けば)過去10年の最高成績ということになり、このペースはぜひキープしてほしい。それに加えて、ホームで平均2点前後の勝ち点が獲得できれば、これはもう完全に上位争いである(獲らぬタヌキのなんとやら)。

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homeaway

 昨日の当ブログのネタが、こちらの方のブログと、ネタ(グラフ)かぶりになってしまったようだ。当ブログは、書き溜めたものを小出しにする方式で、昨日のエントリーも数日前に書いたものなので、決して真似をしたわけではなかったのだけれど、いずれにしても似たような内容になってしまい、すいませんでした。

 さて、以前もちょっとやったことがあるけれど、第18節までの各チームの成績を、ホームとアウェーに分けて図示してみた。今回は、ホームの1試合平均勝ち点とアウェーの1試合平均勝ち点の差を求め、その「内弁慶指数」の大きい順、つまりアウェーよりもホームで強さを発揮する度合いに応じて、上から並べた。

 ホームの方が圧倒的に勝ち点を稼いでいるのが、鳥栖や札幌であり、これは前にも述べたとおり、移動距離等に関係しているのだろう。単純にホームでの勝ち点絶対数が多いのはセレッソで、平均2.40を稼いでいるが、清水はそのセレッソにアウェーであわや勝利というとこまで行ったんだよなあ。

 逆に、相対的にも、絶対的にも、アウェーで強いのが鹿島。アウェーでは何と8勝1分け。その牙城も、もうちょっと堪え切れれば、清水が崩せたかもしれなかったのになあ。

 清水は、途中までは圧倒的にアウェーの方が成績が良かったが、甲府、ガンバとホームで2連勝し、逆にアウェーで札幌に負けたので、ホームとアウェーの成績差がわりと縮まってきた。後半戦は「ホームで強い清水」と行きたいものである(アウェーで弱くなる必要はないが)。

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 諸君、喜びたまえ。新しい種類の図だ(笑)。J1リーグ戦における清水の勝ち点の推移を、命からがら残留した2014年、あえなく降格した2015年、そして本年2017年と比較してみた。

 で、くしくも、2017シーズン、第18節終了時点の勝ち点21は、2014年のそれと同じだということに気付いた。あと、降格した2015年には年間5勝しか挙げられなかったわけだが、今年はすでにその勝ち数に並んでいる。

 こうやって図にして見てみると、2014年、2015年が苦しかったのは、平らな部分、つまり大きな連敗があったからだということが分かる。その点、2017シーズンは、今のところ波があまりなく、平原部分が小さいことが、ポジティブな点である。連敗は、2連敗が2度あったが、現在までのところ大型連敗を回避し、引き分けも交えながらコツコツと勝ち点を積み上げているという感じだ。

 結局のところ、「大コケ」さえしなければ、J1には残れるのである。

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 いつも使わせてもらってるこちらのサイトに、ガンバ戦の詳細データが出たので、お馴染みのボール支配率のグラフを更新した。支配率の低い試合の方が良い結果が出るという傾向が、ますます浮き彫りとなっている。

 実は所長は、ガンバ戦は単に後半戦のスタートというだけでなく、重要な試金石になると思っていたのだ。再三指摘しているように、今季の清水はアウェーの方が全員で泥臭く守備という意識が徹底されて、良い結果が出ていた。ただ、その際に、前半戦は、アウェーで強豪と当たることが多かったからこそ、さらにそういう方針が徹底されたという側面があったのではないかと思う。前半戦、ホームで強豪と当たったのは鹿島だけで(神戸やFC東京は「強豪」ではあるまい)、他は強いところは全部アウェーで対戦した。したがって、「強豪チーム相手に、ホームで戦ったら、どういう戦況になり、どういう結果が出るのか?」という点に、個人的に注目していたのである。

 結論から言うと、おそらくは、ホームかアウェーかということよりも、強敵かどうかということによる違いの方が大きいのではないかと思う。第18節ガンバ戦では、前半戦にアウェーで見られたような、押し込まれながらも、粘り強い守備から勝機を見出すような戦い方になった。その結果、上図に見るように、ガンバとアウェーで対戦した時よりも、第18節ではボール支配率がさらに低くなった。今季J1残留を勝ち取るという観点から言えば、これは良い兆候なのだろう。

 ただし、中長期的にずっとこれでいいかというと、話は別である。天皇杯のトラッキングデータは存在しないと思うが、おそらくいわきFC相手でも支配率はそれほど上がらなかったはずだ。J1に社会復帰する1年目の今年はこういう戦い方でしょうがないにしても、支配率30%台のリアクションサッカーで、上位進出は不可能である。

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 相変わらず代わり映えのしないネタ、マンネリグラフで恐縮です。ガンバに完封勝ちを収めたことで、今季の清水の法則、「完封すれば勝てる」、「完封しなければ勝てない」という図式が、保たれることになった。それを改めて整理したのが上図。ご覧いただけるように、○がついているのは、清水の失点がゼロだったケースのみである。

 それで、前にも書いたとおり、サッカーにおいては、0:0とか、2:1(あるいは逆に1:2)とか、ありふれたスコアのはずなのに、今季の清水の場合は今のところそれらのスコアがない。

 それで、世の中には所長以上にヒマというか、物好きというか、変態なデータマニアの方がいらっしゃるようである。こちらの「J1で最も多いスコアを調べた」というエントリーで、J1の2011~2015年の5年間で、どういうパターンのスコアが多いかを調べて発表された方がいる。いやー、こういう労作を見ると、所長なんかまだまだ修行が足りないと思ってしまう(笑)。ともあれ、この方の調査によると、その5年間で多かったスコアを順に挙げると、以下のようになるということである。

第1位 1:0 18.9%
第2位 2:1 16.7%
第3位 1:1 11.6%
第4位 2:0 11.2%
第5位 3:1 7.2%
第6位 0:0 7.0%
(以下省略)

 ふーん、こうやって見ると、ウノゼロ(勝つにせよ、負けるにせよ)が、一番よくあるスコアなんだね。個人的には、スコアレスドローがもっと多いのかと思っていたけど、イメージしていたよりは少なかった。いずれにしても、今季の清水はこれまでのところ、第2のパターン、第6のパターンが欠落しているわけである。

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 J2で昇格争いを制した2016年の清水では、テセ・角田・植草のベテラン3人衆の果たした役割が大きかった。最終節の勝利でJ1復帰を決めて、彼らが見せた男泣きは、我々の心に刻まれている。しかし、現在その3人が揃って本調子でないのが気になる。

 テセの場合には、力が落ちたという感じはしない。むしろ、チグハグ感みたいな印象を受ける。アウェーの試合では、ふてぶてしいまでの存在感を発揮し、リーグ戦で7得点。しかし、ホームではリーグ戦・カップ戦を通じて、いまだに無得点だ。はっきり言って、いわき戦でも、テセはブレーキだった。確かに、ずば抜けたキープ力からサイドに流れ、中央に低く鋭いクロスを送る場面は2度ほどあったが(うち1つが竹内のゴールに繋がった)、テセ本人は前・後半に1度ずつあった決定機を逃している。そのほかのプレーも精彩を欠き、どうも平常心でできていないような感じがする。

 まあ、テセはああ見えて、結構デリケートな人だからね。2016年の清水では、エース大前が離脱し、その結果皮肉にもチーム状態は上向いて、結局居場所をなくした大前はチームを去ることになった。それを間近に見ていたテセだけに、うがった見方をすれば、自分のいなかったガンバ戦でチームが活性化したのを目の当たりにして、「今度はオレが居場所を失うのか?」なんて焦りがあるのかもしれない。

 角田は、例の挑発ポーズ問題で出場自粛をして以降、見るからにパフォーマンスを低下させ、何だか急に老け込んだような感じがする(どうも鹿島というチームは対戦相手をそうした負のモードに陥れる魔力をもっているような気がする)。当然、それに伴って出場機会も激減している。今季開幕時点ではCB2枚は「誰を角田と組ませるか」という構図だったのが、もはやファーストチョイスではなくなり、せいぜいバックアッパーという位置付けに後退してしまった。まあ、昨年も角田が真価を発揮したのは夏以降だったと記憶しているので、これから角田の逆襲が始まると信じたいものだが。

 それで、例によって情報弱者だから知らないのだけれど、植草はどうなったのかねえ? 少なくとも、大きなケガをしたという情報は出ていないはずだが。ルヴァンカップで悪夢のようなミスをして以降、まったくベンチ入りをしなくなった。植草と高木和が高いレベルで争った結果、成長した高木和が競争に勝ってベンチ入りしている、というのならいいのだけれど、単に植草がスランプに陥った結果として高木和が第2GKに繰り上がったという話だとしたら、心許ない。

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