エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2017年04月

 柏戦で、小林監督が自粛明けの角田ではなく、二見を先発で使ってきたのには、驚いた。コバさんはレギュラーを固定するタイプだと思われ、序列から言えば当然、角田の方が上なので、ベテランを先発に戻すはずだと思っていた。監督のコメントから察するに、せっかく二見がCBで出場する状況が生じたので、続けて起用することで、彼を一本立ちさせたいというニュアンスがあったようである。結果的には、二見起用が上手く行き、完封勝利に貢献したことで自信にもなっただろう(ただ、そうなると、ますます、フレイレやカヌはボランチ起用ということか)。

 以前、当S研で、清水はリードした状況で試合終盤に敵の猛攻を跳ね返すしかできなくなり、パス回しで時間を使ったりカウンターで追加点を狙ったりできなくなるのが問題と、苦言を呈したことがある。そのあたり、徐々に改善はされており、今回もデュークが追加点をとってくれた。ただ、常識的にはタッチライン際でボールキープをして試合を締めくくるべきところ、ピッチ中央でパス回しを始めたのには驚いたが。

 昨年同様、コバさんのチームが、シーズンが進むにつれ尻上がりに完成度を高めていくと信じるならば、現時点で改善点は多いにせよ、ここまで五部の星で来れたのは上々だし、これからもっと良くなると期待していいのではないか。

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 にしても、皆さん、DAZNの具合どうすか? 所長の自宅のネット環境はそこそこ良いつもりなのだけど、最近になって、DAZNの画面がフリーズする頻度がやたら高くなってきた(ライブでも、見逃し配信でも)。これほどスポーツ観戦の興が殺がれることはない。こともあろうに、テセがヘディングシュートを打つ直前に画面が固まったりするからね(怒)。こりゃ酷い。今季地元静岡ではエスパルスの試合のパブリックビューイングが何度か開催される予定と聞くけれど、そういう場でDAZNの画面がフリーズしたら、どうなるのかね? DAZNのくるくる画面を、皆でボーっと観てるの?

 さて、事前の柏戦予習で、先方のクリスティアーノが左ワイドで出場してくるかどうかが鍵みたいなことを書いたが、実際には右ワイドで先発してきて、まったく当てが外れた。所長はクリスティアーノが左から切り裂いてくるイメージを抱いて恐れていたのだが、実際には右で使われ(大津を左で使うため?)、しかもかなり低い位置でプレーしてたので、ほとんど脅威になっていなかった。フリーキックを蹴るたびにゴールから遠ざかっていくあたり、クリスティアーノって精神的な波が大きいタイプなのかな? ディエゴ・オリヴェイラも、ほぼ沈黙してたし。途中出場に留まったドゥドゥも含め、柏自慢のブラジル人アタッカー陣に、ほとんど仕事をさせなかった。欠場していたハモン・ロペスを含め、柏のブラジル人アタッカーたちが本調子で揃ってキレキレだったら、J1屈指の破壊力だと思われるが、うちの守備陣が奮闘したのか、相手が不調だったのか、ともかくそこを抑えたのが大きかった。

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20170408

 恒例の走行距離選手権。第6節も大きな変化はなく、今回も白崎が12.357kmとチームトップの走行距離を記録した。6試合合計73.735kmを走っており、これを東海道線に当てはめると二宮駅をちょっと越えたところだ。もはや一人箱根駅伝状態である。2位グループは大混戦で、松原、テセ、金子、六平の4人が平塚駅と大磯駅の間を走っている。ただ、柏戦では野津田が12.207kmとチーム2位の走行距離を記録、彼は契約の関係で広島戦に出場できなかったので出遅れているが、今後上位争いに加わってきそうである。

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20170408stats

 体中から溢れ出る嬉しさホルモンが致死量を超え、死にそうである。我ながら何を言っているかよく分からないが(笑)、とにかくそんな気分だ。この勝ちはでかい。無茶苦茶でかい。仙台相手に7:0で勝った浦和サポより、絶対うちらの方が嬉しいはずだ。むろん、内容はまだまだ改善の余地ありとか、ホームで勝てやとか、なぜその集中力を静岡ダービーで発揮できない?とか(笑)、言いたいことは色々あるが、鹿島戦と磐田戦の嫌な流れを払拭してくれる貴重な勝ち点3である。

 戦前にテセが言っていた「前半45分を0:0で折り返せば勝つチャンスが出てくる」という展望が、そのまま結果になったような試合だった。前半は敵に完全にボールを握られたが、今のうちにとっては適度に相手がボールを持ってくれた方が、ブロックを作って全員守備という意識が徹底されて、かえって好結果が期待できるのかもしれない(現に、ポゼションで上回った磐田戦では、敵の思う壺の試合展開になって敗れた)。

 今季の清水の3勝は、すべて完封勝ちである。降格した2015年には完封勝ちが1つもなかったことを思うと、隔世の感がある。粘り強く相手をゼロに抑えれば、相手は前がかりになってくるし、そこから勝機が見えてくる。確かに敵に押し込まれる時間が続くと、観ているサポもフラストレーションが溜まるが、全員で粘って無失点の時間をどれだけ長くできるかというのが、今の清水にとっての生命線なのだと思う。逆に、順位が下のチーム相手に、勘違いして「格上」意識をもったりすると、そこに落とし穴があるような気がするので、気を緩めないようにしたい。

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 それにしても、DAZNのクオリティって、驚くほど低いねえ。柏戦の予習をしようとして、前節の広島VS柏戦を観てみたのだけど、10秒流れては10秒止まるという感じの繰り返しで、試合時間の2倍近く時間がかかった。最終的には試合終了10分前くらいに完全にフリーズして、最後まで観れなかった。こんな欠陥商品、販売しちゃいけないレベルだと思う。

 そんなわけで、予習のつもりだった広島VS柏戦を集中して観戦できなかったので、あまり頭に入らなかった(笑)。柏は3連敗していたわけだが、この広島戦に完勝し、連敗に終止符を打った。どちらかと言うと、広島のパフォーマンスの悪さゆえという感じもなきにしもあらずだったが、柏が良い戦いをしたことは間違いないと思う。目を引いたのは、前線からのチェーシングを90分間サボらずにやり続けたことであり、広島得意のディフェンスラインからの落ち着いたビルドアップをまったく許さなかった。清水のポゼション、ビルドアップが広島より上とは思えないので、清水としては必要以上に繋ぎにこだわらず、ある程度ロングボール多用になることはやむをえないかもしれない。他方、柏の守備陣は周知のようにカンテラ育ちの生え抜きが多いわけだけど、能力は高いものの、若さゆえかCBがつり出されたりラインが揃ってない時があるようなので、清水としてはそこを突きたい。ちなみに、清水とのルヴァンカップの試合で出場していた手塚康平(点を決めたボランチ)、小池龍太(右SB)は、その後出場機会を得ているようで、今回のリーグ戦でもまた出てくるかもしれない。それとも、手塚に代えて細貝使ってくるかな?

 広島との試合で柏は、敵の右ウィングバックが攻め上がった裏を執拗に突いていた。清水戦では反対サイドの松原の裏を狙ってくるかもしれないので、注意すべきだろう。なお、所長は柏の攻撃力とはすなわち左サイドのクリスティアーノの突破力だと思っているのだけれど(フリーキックもある)、広島戦では彼は途中出場であり、清水戦でどう出てくるかが分からない。また、広島戦で右サイドを務めた武富が怪我をしていた。このあたり、特にクリスティアーノがいるといないのとではまったく別のチームなので、何とも予想がしにくい。FWディエゴ・オリヴェイラは、前に張っているというよりも、あちこち動くタイプなので、受け渡しを怠らないように。

 とか何とか、色々見所はあるけれど、何と言っても清水はリーグ戦2連敗中。ここでまた負けたりすると、嫌な雰囲気になってしまう。ありきたりな言い方になってしまうが、何としても勝ち点を持ち帰りたい。

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 所長は、磐田の川又が大宮戦で、敵CB2枚と競り合いながら強引にシュートまで持ち込んで得点を決めたシーンを見て、「こりゃぁ、うちのディフェンスラインは苦労しそうだな」と、悪い予感がした。昨年のJ2時代から、清水の最終ラインはどうも、相手の屈強なワントップに手を焼く傾向があった。相手がワントップ目がけてアバウトなボールを放り込んでくるような時に、簡単に収めさせてしまったり、不用意にバウンドさせてしまったりして、相手がそれほど高度な攻撃をしているわけでもないのに、そこから押し込まれていくような悪弊があった。札幌の都倉、磐田の川又、そして今後当たるはずの鳥栖の豊田などは、うちにとって苦手なタイプなのだと思う。現に、今回の磐田戦でも、川又に直接決められたわけではないものの、彼がボールを収めることによって、磐田は全体が押し上げて攻撃に転じていた。うちの二見などは、試合途中から、川又と競り合うのをはなから諦めてしまったような様子が見て取れた。そういう意味では、ファイターの角田がいなかったのは、やっぱり痛かった。

 ただ、清水に打つ手がなかったわけではない。アンドレ・フレイレの存在だ。ロングボールや浮き球のヘディングでの競り合い、相手FWとのデュエルという点において、フレイレは傑出した能力を持っているはずである(所長も、実際に凄みのあるフレイレのプレーはまだ見ていないので、「はず」と言っておく)。都倉・川又・豊田系のFWを擁するチーム相手には、フレイレをCBとして起用して相手を封じるという策がとれないものだろうか。むろん、今回フレイレは直前にケガをしてしまったので、磐田戦には出場自体が叶わなかった。しかし、事前の練習試合を見ても、フレイレのセンターバック起用がオプションとして積極的に検討された様子はない。そのあたり、どーなのよ、コバさん。

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 昨日の続きの怨み節のようになってしまうが、今回の静岡ダービーの勝敗を分けた最大のポイントが、セットプレーにあったことは、誰が見ても明らかだろう。

 それにつけても、中村俊輔のキックの、豊富さと、精度と、アイディアなあ。上げるかと思えば、グランダーで繋いできたり、もう俊輔がボールの前に立つだけで、我が方はパニックになっていたような感があった。今回の試合で、もしもゴールから至近距離のFKを俊輔に直接叩き込まれたのなら、まだしも諦めはつくが、やや遠目の位置から俊輔がふわりと上げたボールに合わせる形だっただけに、防ぎ切れなかったのかよと、恨めしい思いが募る。

 他方、中村俊輔に比べれば、清水のキッカーの分が悪いことは、やむをえないだろう。しかし、清水のコーナーキックの、あの絶望的なまでの期待感のなさは、どうにかならないだろうか? 磐田戦では、先方のコーナー2本に対して、清水は12本も獲得したんでしょ。村田なんか、仕掛ければ、少なくともコーナーは簡単にとれるという感じがあった。ところが、その12本のコーナーから、まともにたたけたシュートがあっただろうか? ショートコーナーやトリックプレーを使うわけでも、松本のように最初からセカンドボール狙いでデザインしているわけでもなく、単純に放り込んでは跳ね返されるか、カミンスキーに簡単にキャッチされる場面が続いて。うがった見方をすれば、名波監督からは、「清水のコーナーはどうせ入らないから、村田が仕掛けてきたら、全部コーナーに逃げろ」という指示が出ていたかもしれない。

 大前も抜けたことだし、J1で戦う上では、プレースキックの名手をぜひとも獲得して欲しいと思っていたが、オフの動きは、左の野津田を獲得しただけだった。フレイレ、キャノン砲とか、撃てない? チアゴ・アウベス、何かもってないかなあ?

 もう一つ、例によって素人談義になるが、コーナーキックというものは、攻撃面でも守備面でも、ゴールキーパーコーチがそのチームのやり方を決めると認識している。現状の清水の攻守にわたるセットプレーの欠点は、担当コーチの責任を問うべきレベルなのではないだろうか。選手の補強などよりも、そちらの方がはるかに大きく成績に直結しそうな気がする。

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 たとえば、反町康治がエスパルスの監督だったとしよう。ジュビロ磐田とのダービーマッチを控え、主審は村上伸次に決まった。その時、反町は清水の選手たちを集め、こんな訓示を垂れるに違いない。

 主審・村上伸次は、とにかく細かくファウルをとる。箸が転んだだけで笛を吹くような男だ。ジュビロにはFKの名手・中村俊輔がいる。いいか、お前ら、ジュビロ相手に自陣でファウルをしてFKを与えることは、PKを与えるのと同じだと思え。絶対に自陣で余計なファウルはするな。

 まあ、まったくの所長の妄想だが(笑)、昨シーズン反町氏はある試合でPKをもらって勝った時に、「あの審判がああいうシーンで笛を吹きやすい傾向があることはあらかじめスカウティングして、選手に伝えていた」と証言していたので、当たらずしも遠からずではないかと思う。清水のコバさんやコーチングスタッフも、相手チームのスカウティングは徹底的にやっていると思うが、おそらく審判の傾向と対策までは手が回っていないだろう。勝つ可能性を1%でも上げるために、ありとあらゆる方策を講じる反町氏の執念には、本当に恐れ入る。

 所長は、静岡ダービーで村上氏が磐田のえこひいきをしたなどということを言うつもりは、一切ない。村上氏は、磐田に対しても、清水に対しても、同じ基準で笛を吹いたはずである。問題は彼の厳格主義が、磐田に有利に働かざるをえないという点である。なぜなら、清水がセットプレーディフェンスに弱点がある一方、磐田の側には中村俊輔という世界屈指のフリーキッカー、「止まったボール蹴らせたら世界一」とまで言われた男がいるからである。清水イレブンが、気迫で負けない、球際を厳しくという姿勢でダービーに臨んでくれたのに、ファウル→失点と仇になってしまったことが悲しい。

 清水は完敗だった。勝ったのは磐田である。その事実は動かないし、甘んじて受け入れるしかない。でも、もしも主審が村上伸次氏ではなく、接触プレー上等の家本政明氏だったら。。。その悔恨の念だけは、どうしても拭い去ることができない。

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 当S研では事前に「磐田戦予習」と題するプレビューをお届けしたので、今日はその答え合わせをする形で、磐田戦を振り返ってみたい。

  • 攻撃のアクセントになっているのは、左のアダイウトン、右の太田と、左右のウイング。 → これ、当てが外れた。アダイウトンが戦術なのかコンディションなのか分からないが欠場で、太田が左に回っていたので(ていうか、中村俊輔を右で使うことに主眼があった?)。鎌田、松原も、マッチアップする相手をイメージしてダービーを迎えたはずなのに、出鼻をくじかれたのではないか。
  • 清水のDFラインが時々ロングボールや浮き球の処理に手こずることを考えると、川又相手に若干の不安も感じてしまう。 → 遺憾ながら、この不安は的中したと言わざるをえない。ワントップ川又に手を焼いた結果として押し込まれた印象が強かった。
  • 中村俊輔に良い位置でのフリーキックを与えるのは、我が方にとって命取りになりかねないので、禁物だ。 → こんな、誰もが思い付くような陳腐なプレビューが、そのまま現実になってしまうとは。ただ、所長は俊輔に直接叩き込まれることを恐れていたのだが、合わせる形でやられたのは想定外だった。これに関してはまた後日。
  • MFムサエフは日本にはいないタイプの馬力と推進力を持った選手なので、気を付けたい。 → これもある意味で現実になってしまった。ただ、所長が主として念頭にあったのは、ムサエフが中盤の底から迫力のあるドリブルで持ち上がるような形で、フリーキックの折り返しを決めるとは、思いもしなかった。
  • カミンスキーのゴールはそう簡単には割れないと思うので、金子にはシュートのこぼれ球に詰める作業をしつこく繰り返してほしい。 → カミ様は、そもそもこぼれ球を、敵がシュートを撃てるような場所に弾き返したりはせず、必ず外に出すということが分かった。
  • 清水側がアタッカーの駒不足ということは、選手交代で劣勢をひっくり返すのは難しそうだから、先制点をとり、できれば2点差をつけるくらいの試合展開に持ち込みたいものである。 → 悲しいかな、一番悪い形で的中してしまったのが、この予想だったかもしれない。控えメンバーの頭数を揃えるのがやっとというありさまでは、選手交代で劣勢をひっくり返すというミッションは、限りなく厳しいものだった。

 続きはまた明日。

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soukou

 皆様お待ちかね(かどうかは知らないが)、走行距離選手権のお時間がやってまいりました。といっても、今回はちょっと手抜き気味ですが。

 第5節では、ちょっとした異変があった。清水は、これまでの4試合ですべて相手チームより総走行距離が長かったが、第5節にして初めて相手チームに走り負けた。磐田が125.156km、清水が120.511kmだった。

 また、それまでの4試合では、常に白崎がトップランナーだったが、第5節磐田戦では金子が最も多く走った。なおかつ、金子の12.982kmは、今季の清水のプレーヤーとして最長距離である。言うまでもなく、金子は時間当たりの走行距離はだいたい白崎よりも上であり、今回のようにフル出場すれば、自ずとチームトップレベルの走行距離になるわけである。

 5試合合計の清水のランキング上位は、以下のとおり。白崎が首位独走状態にあることに変わりはない。東海道線に当てはめると、白崎は茅ヶ崎を越えて平塚駅に迫っている。それにしても、清水の走るファンタジスタもすごいけれど、磐田の走るレジェンドもすごいねえ(シーズンいつまで持つかは知らないが)。

  • 白崎:61.378km
  • 松原:56.905km
  • 金子:55.961km
  • テセ:55.685km
  • 六平:54.597km
  • 犬飼:51.606km
  • 野津田:43.103km
  • 枝村:41.092km
  • 鎌田:40.553km
  • 角田:34.153km
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 正直言って、負けるとは思っていなかった。磐田の今季ここまでの戦いを見れば、まだ戦う「形」のようなものが出来ておらず、現にほとんど点もとれていなかった。普通にうちのサッカーをぶつければ、勝てるのではないかと、漠然と思っていた。

 しかし、先方は腐ってもJ1というか、やはりそれなりに自力のあるチームだった。所長自身もそうだったけれど、サポも、クラブ全体も、「普通にやれば勝てる」といった慢心があったかもしれない。今季これまでのところ比較的上手く行っていたのは磐田よりも清水だったので、こちらがJ1復帰一年生なのに、磐田に対して根拠もなく「格上」意識を抱いてしまったかもしれない。

 ある意味で、今回の手痛い敗戦は、序盤で2勝できたことから生じた「勘違い」を戒め、今季の我々の至上命題を思い出させてくれる良い機会になるかもしれない。いや、そうしなければならない。とにかく、目の前の一戦一戦を死に物狂いで戦い、何としてもこのJ1という舞台に生き残るという課題だ。このリーグに、清水にとって「格下」のチームなど、一つも存在しない。顔を洗って、出直そうではないか。

 お気付きかもしれないけれど、当S研、毎日更新をモットーとしているので、ネタを小出しにしている(笑)。今日のところは、このへんで。

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 チアゴ・アウベスの期限付き移籍での獲得が、ようやく発表になった。この遅れが、フロントの不手際とかチアゴ本人の問題とかではなく、磐田を惑わす陽動作戦だったりすると頼もしいのだが・・・。まあ、練習試合にも出ていないのに、ぶっつけ本番でデビューということはないよな、たぶん。

 さて、J1リーグ戦での静岡ダービーの舞台に、ようやく帰ってきた。個人的には、ダービー云々と言うよりも、清水がJ1に生き残るために、何としても勝たなければいけない試合と位置付ける。DAZNマネーの傾斜配分もあり、今季のJ1は従来のようなドングリの背比べリーグではなく、強者と弱者の格差が大きいリーグになるだろう。開幕以降の戦いを見る限り、磐田が強者のグループに属すとは思えないので、その意味でアウェーとはいえ、地の利は我が方も大差なく、絶対に倒したい相手である。

 所長は一応、今季の磐田のリーグ戦、カップ戦の試合をすべて観ている。その印象から言うと、磐田はビルドアップなんかは案外スピーディーで迫力があるけれど、どうやってフィニッシュをもっていくかが、まだ整理できていないような。そうした中で、攻撃のアクセントになっているのは、左のアダイウトン、右の太田と、左右のウイングであることは間違いないと思う。清水のサイドハーフよりも、かなりワイドに張るタイプであろう。ただ、うちは練習試合の横浜戦でも齋藤学を封じていたし、人数をかけて粘り強く守備すれば、必ず抑えられると信じる。先方は、一本の縦パスでアダイウトンや太田が裏を狙ってくることが多いので、清水としては人数をかけて押し込んだところでボールを失い、縦ポンで裏をとられて大ピンチを招くことは避けたい。

 サイドアタック以外では、第2節の大宮戦で川又が挙げたゴールは、ワントップの川又が相手DF2枚をものともせずに浮き球に競り勝って決めたものであり、清水のDFラインが時々ロングボールや浮き球の処理に手こずることを考えると、川又相手に若干の不安も感じてしまう。言うまでもなく、中村俊輔に良い位置でのフリーキックを与えるのは、我が方にとって命取りになりかねないので、禁物だ。敵のコーナーキックの回数も極力少なくしよう。あと、MFムサエフは日本にはいないタイプの馬力と推進力を持った選手なので、気を付けたい。

 うちの方は、横浜との練習試合と同じメンバーだろう。スタメンはいつものサッカーをやってくれると思うが、磐田は基本的に最終ラインが高いので、うちとしては裏をとったりスルーパスを狙ったりと、いつも以上に二列目の仕事に期待がかかる。あと、カミンスキーのゴールはそう簡単には割れないと思うので、金子にはシュートのこぼれ球に詰める作業をしつこく繰り返してほしい。

 内情を言えば、清水は怪我人続出で、とにかく人繰りが厳しい。フレイレが練習での打撲で欠場っぽいとなると、ボランチの控えが見当たらないし、アタッカーも駒不足。直前になってテセまでが怪我なんて情報も流れているが、なかなか高度な三味線作戦だな、これは(棒読み)。いずれにせよ、駒不足ということは、選手交代で劣勢をひっくり返すのは難しそうだから、先制点をとり、できれば2点差をつけるくらいの試合展開に持ち込みたいものである。

 とりとめのない話になってしまったが、細かいことはどうでもいい。とにかく勝ちたい。神様、お願い。無病息災および必勝のご利益があるみたいだから、数年前に浅間神社にお参りした時の写真でも貼っとくか。

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