エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2017年03月

soukou

 当S研では独自の企画として、清水の選手たちの「走行距離選手権」というのをやっているわけだけど、すでに指摘したように、第4節鹿島戦などは「走らされた」という側面が強かったから、走行距離が長ければ長いほど、チームとして上手く行っているとは限らない。しかし、エスパルスニュース2017年4月号の「走る」という記事を読んで、清水がチーム全体として走りの質と量の改善に取り組んでいることを知り、とにもかくにも今季は「走る」ということを最優先テーマと位置付けてもいいのではないかと、改めて感じたわけである。

 考えてみれば、清水の選手同士で走行距離を競い合うだけでなく、チーム間での比較などもやってみる甲斐があるかもしれない。たとえば、くだんの第4節鹿島戦で記録した清水の122.587kmという総走行距離は、同節のJ1全チームの中でトップであったことが明らかになっている。

 こちらのサイトに掲載されているように、第4節終了時点で、清水の1試合平均の総走行距離は118.685kmで、全体で2位となっている。てっきり、1位かと思ったけど、実際にはサガン鳥栖がトップであり(しかもダントツという様相)、上には上がいるもんだ。個人レベルで見ても、もしかしたら白崎がリーグ全体の1位かもと思っていたが、鳥栖の高橋義希が大幅にリードしているようだ。

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 今回、マリノスとの練習試合を見に行ったのは、先方が置かれた環境面に興味があったから、という理由もあった。中村俊輔の移籍騒ぎの際に取り沙汰された問題として、マリノスは環境面では最高レベルながら維持費のかさんでいたマリノスタウンから撤退し、2016シーズンから主たる練習場が日産フィールド小机となったが、これによって環境面で大幅な悪化を余儀なくされた、という話があった。今回の練習試合の会場にもなった日産フィールド小机については、こちらのサイトで、こんなことが伝えられていた。

 環境レベルが下がったのは、クラブハウスだけではない。新しい練習場の“日産フィールド小机”は、名前からするとマリノスの持ち物のようだが、実際は使用料を払えば誰でも使える市の公共施設だ。もちろん、グラウンドの状態も決して良好とはいえない。

 「パッと見ではそう悪いようには見えないんですが、グラウンドは1面しかありません。フェンスは約2メートルで簡単に越えられそうですし、ナイター施設もなく、使用時間の制限もあるんです。さらには、もともとは遊水池の機能を持った公園なので、台風の時期になると水没することもあります。せっかくの天然芝が台無しですよね。レストラン、カフェ、コンビニ、4面グラウンド、練習場にして2,000席を超える観戦スタンドがあったマリノスタウンから比べたら、どうしてもファンは不安になってしまいますよね」(同スポーツライター)

 エスパルスも創設当初はクラブハウスも自前の練習場もなかったし、今日でも地方クラブなどでは流浪生活の話を聞くが、マリノスはなまじ環境面で非常に恵まれていたから、そこから悪化するというのは耐え難いのだろう。

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 横浜との練習試合に練習生として参加した高橋大悟君は、鹿児島キャンプの京都との試合で得点を決めてた子みたいだ。屋久島出身で神村学園高に在学中であり、最近スカウトの間で人気銘柄になっているらしいが、果たして清水入団となるのだろうか。

 ただ、所長個人の率直な意見を述べさせてもらうと、これは高橋大悟君個人のことではなく、あくまでも一般論なのだが、「もう小兵はいいよ」というのが本音である。チームの中に1人くらい小兵がいるというくらいなら問題ないかもしれないが、今の清水には金子や河井といった160cm台の選手がすでにおり、近く中心選手となる(はずの)石毛だって決して大柄ではない。お遍路修行中の水谷もいるしなあ。チーム編成上、「今後10年は160cm台の選手はとらない」というくらいの原則を設けてもいいのではないかと思っている。個々の小兵がどうこうと言っているのではなく、あくまでもチームのバランス上、「小柄なテクニシャン」タイプに偏りすぎるのはいかがなものかと言いたいのである。今季の開幕戦、神戸のイレブンが立派な体躯ばかりなのを目の当たりにして、「やっぱJ1はこうでなきゃ通用しないな」と、改めて思った。

 個人的にそういう思いが強いので、今回の横浜との練習試合で、金子→高橋大悟という選手交代に、「何も、ご丁寧に、小兵から小兵に交代させなくても・・・」などと、つい思ってしまう所長なのである。いや、むろん金子は大好きだし、高橋大悟君も清水に入ってくれたら、それはそれで嬉しいのだけれど・・・。でも、現に金子はJ1ではまったくボールをキープできないし、体格で劣る清水がセットプレーで失点を喫しがちという現実もある。まあ、小柄でも、メッシ並みに点をとるとか、金子みたいに常人の1.5倍走るとか、際立った長所があればいいんだけどね。

 なお、土曜日の練習試合では、高橋大悟君に良い状態でパスが出たような場面はなく、これといった見せ場もなかったので、能力のほどは分からなかった。

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 左サイドから攻撃して、クロスからテセがヘディングで点をとるというのは、我々にはもうお馴染みの光景であり、頼もしくはあるものの、新たな驚きではない。横浜との練習試合では、それ以外に、攻撃の光明は見えただろうか?

 期待感が高まっていたチアゴ・アウベスは、チームに帯同もしていなかった。練習生の高橋大悟君(これについては明日述べたい)以外は、先発・途中出場ともに、既知のメンバーばかりだったので、新たな上積みみたいなものは、あまり見出せなかった。テセの得点シーン以外では、後半途中出場の村田が抜け出して、GKと一対一になった場面があったが、やや角度が苦しくなり、ループ気味に放ったシュートはぎりぎりのところで敵GKに弾かれてしまった。あと、デュークも裏に抜けてシュートを打つ場面があったけど、GKとの距離が近くなりすぎて、セーブされてしまった。あれをちょっと横に持ち出したりしてGKをかわすアイディアがあったりすると、点がとれるようになると思うのだけど。ただ、サイドライン付近で相手に囲まれながら、村田に出したパスなどは、デュークの意外に良いところであり、実はポストプレーやワンタッチのフリックなどはテセより上手いのではないかと、所長は個人的に思っている。

 現在のところ右SBのレギュラーとなっている鎌田は、昨年の春先のような溌剌さが見られない。J1なので、「まずは守備」という意識が強いのか、攻撃参加に思い切りがなくなっている。パスをもらったタイミングでそのままクロスを上げればいいのに、迷っているうちに相手に寄せられてしまう感じ。松原の向こう見ずなところを、ちょっと見習った方がいいかも。

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 専修大との練習試合は観ていないから、何とも言えない。それにしても、今の清水はリーグ戦のスタメンは一定レベルを満たしていると思うが、Bチームがだいぶ心許ない。これから、ルヴァンカップ、サテライトリーグと、試合をこなしていけるのだろうかという不安を覚えてしまう。せっかくの戦力上積みの機会が、逆に消耗の場にならないことを祈る。

 さて、日曜の三保のことは分からないので、自分が観た横浜との練習試合についての話を続けさせていただく。この試合、個人的に最大の注目点は、フレイレが本職とも言えるセンターバックで試されるのではないか、という点だった。ヨーロッパ仕込みの対人、危機察知能力などを、しかとこの目で拝見しようという関心から、横浜に駆け付けた。しかし、試合前にアップが始まると、フレイレは控え組の中に。しかも、先発と控えの顔触れからして、センターバックの控えと位置付けられているのはビョンであり、フレイレはボランチのバックアップということらしい。角田不在という、ある意味でフレイレのセンターバック起用にとって絶好の状況にもかかわらず、それを積極的に試さないということは、小林監督はフレイレを最終ラインで起用することに、かなり否定的ということなのだろうか? あれだけ「清水の守備を強化してくれる救世主」という期待が大きかったフレイレだけに、ボランチのサブという位置付けに留まってしまっているとしたら、何ともビミョーである。

 今回の練習試合では、確かに後半途中に犬飼に代わりフレイレが最終ラインに入った。写真は、その時の最終ライン4人。「おお、やっと来たか」と思ったのも束の間、今度はボランチの六平がお役御免となり、代わりにフレイレがボランチに上がったので(ビョンがセンターバックに入った)、フレイレがセンターバックとしてプレーしたのはわずか20分程度で終わってしまった。これでは全然テストにもトレーニングにもならず、単に主力を休ませるための代役にすぎない。

 それにしても、小林監督が頑ななまでに、フレイレをセンターバックで使わない理由は何か? 正直、まったく分からないが、おそらく考えられることの一つは、やはり日本語によるコミュニケーションができず、現在の清水のように個人というよりは組織で守るチームにとっては、細かいすり合わせが難しいということだろう。でも、そんなことは、獲得する前から分かり切っていた話であり、だからこそこうした練習試合でチームに溶け込ませて欲しい気がするが。もう一つ、フレイレのプレーを見ると、自分より前の相手を潰すことには長けているものの、後ろを突かれると若干弱さがあるような雰囲気もあり、ディフェンスラインの裏をとられることを異常に忌避する小林監督にとっては、危なっかしいDFに思えるのかもしれない(完全なる印象論です、悪しからず)。

 所長的には、横浜との練習試合を見る限り、フレイレがセンターバックで、何の問題もないように思うんだけどな。もう一人、忘れられたカヌという存在もあり、近々竹内が復帰するとなると、首脳陣も我々サポも、選手起用について頭を悩ます日々が続きそうである。

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 横浜で行われたマリノスとの練習試合を観に行ってきた。J1が開幕してちょうど1ヵ月が経つが、所長は開幕戦しか現地観戦できていなかったので、そろそろ禁断症状が出始めて、関東在住ということもあり、行くことを決めた。

 練習試合なので、あえて控え選手を試したりすることも多いはずだが、この日はリーグ戦中断のインターバルを埋めるという意味合いが強い試合だったので、清水の先発は鹿島戦とほぼ同じガチメンバーであり、左CBが角田から二見に代わっただけだった。磐田戦を出場自粛することになった角田の代役が誰になるのかというのが注目点となっており、この日フレイレがその役割を試されるのではないかと期待して駆け付けた清水サポも多かったのではないかと思うが、その思惑は外れた(これについては、明日追加で記事を書きたい)。もう一つ、そろそろチアゴ・アウベスがベールを脱ぐのではないかと、それ目当てに集まったサポも多かったと思うけど、チアゴは控えにも入っていない。いくらなんでも、練習試合で試さずに公式戦で使うとは思えないので、静岡ダービーでの鮮烈デビューというシナリオは遠のきつつあるように思える。

 そんなこんなで、この日の清水は、いつものメンバーが、いつものサッカーをやったということに尽きた。集まったサポは、ベスメンの真剣勝負を観たいという願いは満たされたが、新しい発見などは乏しかった。で、例によって攻撃は左サイドに偏り、松原のクロスからテセがヘディングでネットを揺らしたと、それが唯一の得点シーンだった。上の写真は、ハーフタイムの様子だけど、小林監督がホワイトボードで戦術を熱心に説いている様子であり、公式戦さながらだなと感じた(ただ、選手はあまり真剣に聞いてないような感じもしたが、笑)。

 清水がほぼ1軍なのに対し、横浜は外国人選手複数が代表招集や別メニューで不在であり、1.5軍くらいのメンバーだった。元々、右のマルチネス、左の斎藤という左右のドリブル突破だけで成り立っているチームであり(おっと失礼)、この日は右のマルチネスを欠いて頼るものが齋藤1人となり、清水にとっての脅威は大きくなかった。横浜は後半頭から、清水は後半途中から選手を大幅に入れ替えていったので、最後は清水の1.5軍VS横浜の2軍という感じになり、テセの1点以降はどちらにも得点なく、そのまま試合終了のホイッスルを聞いた。試合内容からして、1:0勝利は妥当であろう。

 横浜さん相手に勝ったから言うわけじゃないけど、今回感じたのは、もうJ1クラブへの恐怖心といったものは特になく、普通に同格の相手として戦っているね。むろん、油断していいわけではなく、今季は死に物狂いで生き残るのがテーマだけど、ただ変な劣等感みたいなものがだいぶ払拭されたのは、結構なことだと思う。

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 ワールドカップ予選の対UAE戦は快勝だった。中東で日本代表のあれだけたくましい姿は、久し振りに見た気がする。昨年あたりは、ハリル監督の「縦に速く」というコンセプトと日本人プレーヤーの持ち味が噛み合っていない印象が強かったが、チームとしてやり方がはっきりしてきた。むろんまだ油断は禁物なものの、予選突破の道筋が、だいぶ見えてきたと言えるのではないか。

 それにしても、清水サポが日本代表というものに心から思い入れられなくなって、久しい。2010年のW杯南ア大会に岡崎が出場し、本田のプレゼントパスから得点を決めた場面が、我々にとって今のところ最後の輝きになってしまっている(後にも先にも、清水所属選手がW杯で得点したのは、あれが唯一)。その後は、海人が代表に呼ばれたけど出場は適わなかったり、太田が実質Bチームでイエメンかどっかに遠征したりと、せいぜいその程度。オリンピック代表も、かするかかすらないかというレベルになってしまった。代表は遠くなりにけりだ。

 このオフに、大前や三浦が清水を去っていったのも、代表入りを見据えると、大都市のなるべく規模の大きいクラブに所属した方が有利という考えがあってのことだろう。何しろ、現代表は海外組が中心であり、国内組はビッグクラブの主力レベルでないと、候補に入るのも難しい。そう言えば、何ヵ月か前に数十人の日本代表予備登録メンバーが発表された時も、J2の清水から選ばれたのは、新潟からの預かり物の川口だけだったしなあ。

 今の清水のイレブンで、代表に近いのって、誰かいるだろうか? まあ、六反は、日本人のGKとしては十本の指には入ると思うので、主力に怪我人が出たら、第三キーパーくらいの位置付けで呼ばれることはあるかもしれない(むろん、清水で目を見張るような活躍をすれば、序列はもっと上がる)。清水サポの贔屓目では、白崎や松原を推したい心情はある。しかし、今の白崎が即座に原口や宇佐美に勝てるかと言えば疑問で、より一層精進するしかあるまい。松原も、左SBは希少とはいえ、長友、酒井、太田と超えなければならない壁は多く、クロス一つとってもまだ太田の精度には遠く及ばないので、大化けする必要がある。北川は、ツボにはまったときは目を見張るようなプレーをすることもあるが、プレーの幅を広げないと、代表レベルにはたどり着けないだろう。うちにとってはレンタルながら、野津田はえげつないフリーキックを身に付ければ、将来的にお呼びがかかるかもしれない。あとは、立田の成長に期待とか、フレイレが帰化しないかなとか(笑)、そんなところかな。残念なのは、松原も北川も海外志向が強そうなので、仮に代表レベルにまで成長することがあるにしても、その時には清水のプレーヤーではなくなっている可能性が高いことだろう。

 案外、現状の清水イレブンが代表に登り詰めるよりも、岡崎が清水に戻ってくれるという確率の方が、高いかもしれない。ただし、清水が買えるような値段に落ち着いた時に、彼が代表の地位を保持しているのかというのは、大いなる疑問だが。

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 静岡新聞のサイトに、「村松と竹内、順延味方に復調」なんて記事が出てたもんで、「おお、ついにタケが復帰か、J1中断のおかげでダービーに間に合うんだな!」と色めき立ったのだが、良く見たら高校野球の話だった。

 それにしても、春先に怪我人が続出し、当時の監督(みなまで言うな)が「おはらいをしなければ」などとコメントしたのが、2年前。入れ替わり立ち代り怪我人が出て、結局シーズンを通して怪我なく過ごした主力が一人もいなかったのが、昨シーズン。そして、今季もまた、多くの怪我人が出ている。こんな状態がもう3年も続いているのだから、何らかの具体的な原因があると、考えるのが自然だろう。外部の素人からはまったく分からないが、トレーニングの量・質・方法だとか、コンディショニングだとか、ピッチ等の環境面だとか、食事だとか、選手の心がけだとか、何らかの原因があるに違いない。もうそろそろ、原因の究明と対策を図らないと、いくらプレーヤーを補強したり強化したりしても、ザルから水がこぼれ落ちるように、戦力が低下してしまう。

 これはまったくの素人談義だという前提で言わせてもらえば、試合前に水撒くの、そろそろどうなのかねえ? こう言っちゃ、せっかく水撒いてくれる消防団の方に申し訳ないが、開幕戦で河井とレアンドロが軸足を滑らせて大怪我したのは、水で滑ったせいではなかろうか? だいたい、日本平で水を撒き始めたのは、何代か前の監督が「バルサみたいなパスサッカーをやりたい」などと言い出したことが発端で、2012年から始まったものと記憶する。もうその監督はいないわけだし、現在清水はJ1復帰シーズンを戦っており、言ってみれば対戦相手はすべて格上であり、普通に考えれば敵の方がパススピードが速く、水を撒くことが常に我が方に有利に働くとは思えない。神戸戦でも、鹿島戦でも、相手のパススピードに苦しめられて、それで怪我人まで出たら、目も当てられない。水撒きは一度真剣に考え直した方がいいのではないかと思う。

 的外れだったら、謝ります。

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 角田の鹿島戦における挑発行為に対する清水の処分が発表された。「制裁金を課す」というのが、誰が誰に対して支払うことを意味するのか個人的によく分からないが(選手が球団に罰金を払うということ?)、起こってしまったことは残念なものの、クラブの対応が迅速だったことは評価できる。こういう事件では、問題を隠したり言い訳したり対応が後手に回ったりすることが一番悪く(ナントカれっずにありがち)、その点で今回選手もクラブも潔く迅速に対応したことは、救いだった。角田が社会貢献で罪滅ぼししたいと言っていることも、うなずける姿勢である。

 なお、当S研の鹿島戦予習で、鈴木優磨に対して角田あたりがガツンと行ってほしいといった趣旨のことを書き、それが変な形で具現化してしまって、所長も少々気まずい思いをしている。むろん当方が言いたかったのは、カードをもらわないギリギリぐらいの線で強く当たりに行って、相手を萎縮させてほしいということだった。以前、鹿島OBの秋田豊が、「試合が始まったら、敵のFWに、まず挨拶代わりに強く当たりに行く」というようなことを言っていたので、それをイメージしていた。ところが、挑発ポーズがばっちりカメラに写ってしまったのだから、どうにもまずかった。むろん、何か伏線があったのだろうが、言い訳にはならない。まあ、これが外国人選手相手とかだったら、人種差別問題も絡んでさらに騒動が大きくなったと思うので、その点で最悪の事態だけは免れた。

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 しばらく試合がないので、鹿島戦のネタで引っ張らせてもらう。

 あまりにも悔しい敗戦だったが、一歩一歩、進んでいくしかあるまい。そうした意味では、鹿島戦では、二歩も三歩も、前に進めたではないか。まず、今季ホーム初得点。そして、金子および白崎が、揃って今季初ゴール。金子にとっては、J1での初ゴールだ。DAZNのベストイレブンにも選ばれた。

 ここまで、テセ、金子、白崎が得点を記録している。とるべき人が揃ってとったというのは、チームにとって大きい。ストライカーは、結果が伴わないと、悪いスパイラルに陥りかねないので、この3人については、とりあえずそうした不安は払拭できた。「大前が抜けた穴が埋まっていない。鄭大世1人ではしんどい」と戦前に指摘していた評論家連中も、少しは見直してくれただろうか?

 思い出してほしい。昨年は、J2にもかかわらず、ホーム初得点を挙げるのに、実に5試合を要した。4月17日の讃岐戦で、ようやくホーム初ゴールを記録した。それに比べれば、今季はカテゴリーがJ1に上がったのに、2戦目で点がとれた。リーグ戦は中断に入ってしまうが、ホーム初勝利も遠からず訪れるものと、確信する。

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 過去数年で清水が得た苦い教訓として、ゴールキーパーを固定できないと辛いというものがあった。去年の春先に西部が来てくれた時には、GKの安心感があるとこうも違うかと実感したが、その安心感は長く続かなかった。植草はJ2を戦い抜く上では救世主になってくれたものの、やはり清水の守護神というからにはもう一段上のレベルの正GKが欲しいところだった。

 その意味で、日本代表経験者・六反の獲得はフロントのグッドジョブであり、本人も開幕から期待に違わぬ活躍を見せてくれていた。何しろ、第3節までわずか1失点であり、その1点もオフサイドであったことが公式に認定されているわけだから、実質無失点という安定振りであった。むろん守備の安定はチーム全体の取り組みの成果とはいえ、六さんのプレーも、難しいミドルシュートへの反応など、「さすが」とうならされたものである。

 だからこそ、鹿島戦の1失点目は、痛恨だった。昨日も書いたとおり、松原の不要なファウルから始まった場面だったが、そのフリーキックで犬飼があっさりと競り負け、飛び出したGK六反もボールに触れず、植田の頭に弾かれたボールは無情にも清水ゴールを割ってしまう。所長は思わず、「あ~、櫛っちゃった」と声に出してしまった(ごめんな、クッシー)。同じ1失点でも、鹿島の高度な崩しに屈したのであれば諦めもつくが、あんな単純な形でゴールを割られたらチームの雰囲気がものすごく悪くなる。GKの神通力が剥がれ落ち、2点目、3点目と食らっていく結果に繋がったと思う。

 まあ、いずれにしても、こっからだ、こっから。六さん自身も日本代表復帰を目指してるだろうし、植草や高木和だって先発の座を狙って切磋琢磨してほしい。

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 土曜日の鹿島との試合は、何だか久し振りに、J1ならではの殺気のようなものを味わった感じがした。昨年はJ1の強豪同士の対戦が醸すそうした緊迫感を、自分たちとは違うカテゴリーの出来事として眺めていたのに対し、ああ我々もこの舞台に帰って来たんだなあと、そんな感慨は覚えた。

 ただし、鹿島の側は、昨年のプレーオフだったか、小笠原あたりが大した場面でもないのに、わざと相手に激高してみせたりして、それで心理戦で優位に持ち込むといったしたたかさをもっている。それに対し、土曜日の試合で清水側は、自分をコントロールできず、変にテンションが高まりすぎて、無駄なファウルやカードをもらった場面があったように思う。その典型が松原で、確かに今季に入ってからの彼がチームにもたらしているエネルギーは大きいが、やはりまだ経験が浅く、自制ができていない。鹿島相手に喫した3失点のうち、最も痛かったのは最初の1点だったと思うが、その失点は、サイドライン際で危ない場面でもなんでもなかったのに、松原が入れ込み過ぎて、相手を手で倒してしまい、フリーキックを与えたことが原因だった。ゴール近くの敵のセットプレーは何としても避けたい状況で、ハーフタイムの監督指示でもその点が強調されていたはずなのに、まったく要らないファウルだったと言わざるをえない。

 で、そういう未熟さは若さゆえなのかと思ったら、ベテランの角田の愚行が明らかになった。自分たち自身をコントロールできていないのに、鹿島に勝とうという考えが、甘かったな。

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 走行距離選手権です。今回は東京を出発して、現在、東海道線のどのあたりを走っているかが分かりやすいように作図したつもり。クリックすると拡大。

 しかし、昨日の鹿島戦で、所長は個人的にちょっと反省させられた。昨日の鹿島戦復習1に書いたとおり、第4節では、清水より鹿島の方がスキルもオーガナイズも上なので、清水の方が鹿島より多く走らされている、走らざるをえないという側面が強かった。清水のチーム合計走行距離が122.587km、鹿島のそれが112.473kmであり、清水の方が選手1人分くらい多く走っているわけだが、それがポジティブな現象とは限らない。ちなみに、清水はこれまでの全4試合ですべて敵より多く走っているが、全員が出し切った良い試合もあれば、鹿島戦のように、走らざるをえず、最後はガス欠、という試合もあったわけだ。こうしたこともあるので、走行距離を競う当企画は、あくまでもシャレというか参考程度にしていただければと思うのである。

 ともあれ、清水のプレーヤーたちの鹿島戦での走行距離は、目を見張るものがある。ほとんどの選手が、今季最長だ。チーム最高の白崎に至っては、12.886km(!)を走り切り、それで得点まで決めたのだから、頭が下がる。ベテランのテセも12kmオーバー。ちなみに鹿島は最高の土井でも11.047km止まりであり、いかに要所で力を使う効率的な戦い方だったかが分かる。

 こうした次第なので、走行距離選手権では、白崎が独走態勢に入りつつあり、東海道線で言うと藤沢の手前まで来た。後続は、戸塚駅と大船駅の間に5人がひしめいており、図を作りにくいったらありゃしない。

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 実に屈辱的な逆転負けである。であるが、ここはいったん感情を押し殺して、客観的に試合を評価してみたい。

 選手たちも述べているように、後半途中までは、プラン通りというか、むしろ望外というくらい上手く行っていた試合展開だった。しかし、DAZN解説の興津氏も言っていたが、鹿島の方は劣勢の試合展開の中でも、それほど疲れた表情も見せず、余力を残して戦っているような雰囲気があった。選手個々のスキルも全体のオーガナイズも鹿島の方が上なので、鹿島はその優位にものをいわせ、連戦の中でも、省エネで効率的に戦っていた。清水は確かに2点をリードするという理想的な試合展開に持ち込んでいたが、それは選手全員が鹿島の1.2倍くらい走るという無理をすることによってようやく成し遂げたものだった。詳しくは明日の「走行距離選手権」で報告したいが、この鹿島戦、清水のほぼ全プレーヤーが、今季最長の走行距離を記録している。その代償が、試合終盤に足が止まるという形で現れた。

 リードを活かして、勝ち切る方法も、なくはなかったと思う。選手交代で先手を打つことだ。所長の素人考えでは、2点リードした時点で、ガス欠を起すことが多い枝村を早目に下げ、野津田をその位置に上げる。そしてボランチにはフレイレを入れ、敵のクロス対応も強化する。実際、あの時間帯、小林監督はフレイレ投入を用意していたようだった。しかし、誤算だったのは、2点リードしてから、鹿島に1点目を奪われるまでがあまりにも早かった(わずか3分)ことで、おそらくそれによって交代のタイミングを逸し、そうこうするうちに敵の猛攻を浴びて、立て続けに3失点してしまったということだったのだろう。小林監督って、たぶんギャンブルとかやらせたら、弱いだろうなあ。監督に必要な資質は色々あるけど、コバさんはトレーナーとしては優秀でも、采配で勝利を呼び込むような勝負師とはちょっと違う感じがする。

 まあ、今日の試合で選手交代が後手に回ったことは、所長のみならず、多くの人が感じているところだと思うが、他方で思うのは、やはり鹿島とは選手層が圧倒的に違うので、そもそもコバさんの方は交代カードの自由度が非常に低いという点だ。鹿島側は、日本代表クラスの選手やレオ・シルバのような実力者を交代カードで持っており、選手交代するたびにパワーアップしていく。しかし、清水のベンチメンバーを見れば、それぞれに面白い持ち味は持っているものの、J1の舞台ですぐに違いを出せるような顔触れかというと、残念ながらそうとは言い難い。フレイレだって、何らかの問題があって、先発で使われていないのだろうし。

 とにかく、清水としては、この戦い方を続けていくしかない。全員で守備のハードワークをして失点を最小限に抑えて、少ないチャンスを活かして勝ち点を拾うというやり方だ。鹿島はあまりにも力が上だったので、最後に力尽きたが、我々にはこれしかないのである。春先に鹿島に勝った年に、勘違いして降格の憂き目にあったのだから、逆に今回鹿島に負けたことを、J1生き残りのための糧にしようではないか。

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 今の鹿島が清水よりも、戦力も完成度もずっと上なことは認めよう。しかし、先方は、昨シーズン終盤の神がかっていた状態を100とすれば、その反動もあり、現在のチーム状態はせいぜい50~60くらいなのではないか。「レアルを倒して世界一に」と燃えていた時と比べれば、清水相手に発揮できるモチベーションは半分くらいだろう。逆に清水の側からすれば、ディフェンディングチャンピオンの鹿島は、否が応でもモチベが高まらざるをえない相手。今のうちにとっては鹿島がレアルみたいなもんだ。まあ、「温度差」に期待するのも我ながらチト情けないが(笑)、こちとらJ1復帰初年度であり、なりふり構ってはいられないのだ。這ってでも生き残るぞ。とにかく、自分たちのやり方を貫き、粘り強く戦えば、勝ち点を獲得できる可能性はあると信じる。

 鹿島の攻撃は、金崎や鈴木による縦の突破力のイメージが強いけど、実は横の揺さぶりで点をとることも多い。特に、右サイドで崩して、左サイドに土居や山本あたりが詰めて決めるというパターンはテッパンらしいので、ファーサイドで敵の選手をフリーにしないよう、鎌田の集中力に期待したい。

 ところで、敵のFW鈴木優磨に関し、こちらのサイトで、鹿島OBの大野俊三はこんなことを言っている。「彼(鈴木)はDFを抜き切らなくてもシュートを打つでしょう。DFとしては、コースを少しでもあければ(シュートを)打たれるというのが一番嫌なんです。彼はゴールから少々、距離があっても、積極的に狙ってくる。(DFにとっては)とても扱いにくいタイプですよ。」 その一方で、次のような苦言も。「勢いに乗ると手が付けられない半面、はじめから強めにプレスをかけておくと、自分から潰れてしまうような面がある。悪い時は悪いなりに自分をコントロールする術を身に付けておくべきでしょう。」

 良いこと聞いたな(笑)。つまり、鈴木が出てきたら、清水のDFが挨拶代わりにガツンと行って(カードとかもらわない程度に)、萎縮させればいいわけだ。それに適役なのは角田隊長だけど、出場はできるのだろうか?

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 しつこいようだけど、清水の街づくりの問題、先日貼った動画とは別の日の放送もユーチューブに上がっていたので、共有させていただく。

 この中で田辺市長は、火力発電所計画の是非を、市行政が「ジャッジ」していると発言している。市行政には裁量権が確かに存在し、街づくりの観点や環境・安全評価の観点から、今ならまだストップがかけられる、ということになる。まあ、市長の口振りからして、本人はもう「イケイケGO! GO!」で、タウンミーティングなど「ガス抜き」くらいにしか思っていないのだろうが(LNG発電所だけに。ウマい!)。

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 この試合、ある意味で清水の最大のミッションは、達成されたと言ってもいい。小林監督が最も重視したのは、「土曜日の鹿島戦に出場する主力クラスは、なるべく休ませる。出場するにしても、90分はプレーさせない」ということだったはずだ。本来であれば、スタメンを総とっかえしたかったと思うのだが、怪我人が多く、そうもいかなかった。そこで、3枚の選手交代枠を使いながら、主力のフルタイム出場を回避するという、そのことを最重視した試合運びになった。むろん勝利を目指して全力を尽くすにしても、そういう制約の範囲内であったことは考慮せざるをえない。

 そうしたこともあって、この試合の清水は、全員が同じベクトルを向いて持てる力を出し切るといった一体感が出なかった。昨年の天皇杯ガンバ戦で控え選手たちが見せたような、リーグ戦に出れない悔しさを全員でぶつけるような、負けてなおすがすがしいと思える、あんな試合にはならなかった。結果的に寄せ集め感のあるチームになってしまい、後半途中までまったく機能しなかった。

 対する柏の方は、メンバーは落としたとはいえ、ディフェンスラインなどは若い主力がそのまま出ており、しかも育成年代から積み重ねてきたクラブのメソッドがあるので、リーグ戦の戦いからそれほどオーガナイズの質が落ちていなかった。前線のブラジル人が休んだ分、決定力を欠き、清水としてはそれに大いに助けられたが、しかし終盤を除けば、まったく大人と子供のような試合になってしまった。まあ、選手個々のクオリティにそれほど絶望的な差があるとは思わないが、ともあれこんな事情から、試合内容ではだいぶ差をつけられてしまった。

 まあ、試合に出たこと、90分プレーできたこと自体が大きな一歩だったという選手もいるので、まったく無駄な試合だったとは思わない。長い目で見て、評価したい試合である。

 なお、個人的に注目していたトラッキングデータは、やはり発表されなかったようだ。昨年と同じであれば、準決勝からデータが発表されるはずだから、そこまでガンバレ(笑)。

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 ルヴァンカップ開幕。清水のいるグループAを見ると、最も手強そうな相手は、FC東京かな。FC東京は、前田、大久保、ウタカと、J1の歴代得点王を並べたということで、前評判が高かった。しかし、ふと思ったが、今のFC東京って、2000年代の読売巨人軍みたいだね。他のチームからFAで獲得した歴代ホームラン王を並べて打線を組むという。ただ、当時の巨人は、確かに乱打戦になったら破壊力はすごいけど、1点差を守り切って確実に白星を重ねていくような戦い方には向かないから、メンツの豪華さのわりには成績が伴わなかった印象がある。

 言っちゃ悪いが、今のFC東京の主力は、豪華ではあるものの、若干の「オワコン感」を醸していることは否めない。それに対し、清水の選手たちは、何と伸び代が大きいことか。伸び代しかないと言っても過言でない(実績がないとも言うが、笑)。白崎や松原など、一体どこまで成長してくれるのだろうかという期待感が止まらない。「FC東京にも、それこそ久保君とか、期待の若手がいるじゃん」というツッコミが聞こえてきそうだが(笑)、チームの躍進が若手の成長にかかっている度合いで言えば、清水の方が上なのだ。

 さて、清水はルヴァンカップでは、普段のリーグ戦よりさらにフレッシュな選手たちを起用することになりそうである。出場が予想されている飯田貴敬や立田悠悟など、まさに白いキャンバスのようなものであり、これからそこにどんな美しい絵が描かれていくのかという未知の楽しみが尽きない。

 本日の柏戦は、おそらく両軍とも、メンバー総とっかえに近い状況になり、サテライトリーグ的な様相を呈するかもしれない。でも、それで試合の価値が落ちるということでは決してなく、フレッシュな選手たちの躍動から、我々は思い思いに我がクラブの未来予想図を描くことになるだろう。一応、最近の柏のリーグ戦の試合は観ているが、メンバーが代わるはずなので、どういう戦いをしてくるのか、予想がつかない。何だか全然プレビューになっていないが(笑)、とにかく楽しみだ。

 ごく個人的な関心としては、先日当S研で開幕した「走行距離選手権」のことがあるので、ルヴァンカップのグループステージで果たしてトラッキングデータが発表されるかという点にも注目しているのだが、昨年の例から言うと難しいかな?

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 J1リーグ戦も3節までが終了し、我らがエスパルスは6位という望外な位置につけている。チームごとに色んな明暗が分かれており、幸運にも今のところ我が軍は明の部類だろう。

 しかし、たった3節だから、対戦相手などに左右されるところが大きく、まだ何とも言えない。テセも指摘していたが、清水の場合は調子の上がっていない広島と新潟と当たったことがラッキーだったという面もあり、本当に強い相手とはまだやっていないので、真価が問われるのはこれからである(開幕戦の神戸が本当に強い相手だったとは思えない)。

 DAZNって、スカパー!以上に、ついハシゴ視聴をしてしまい、所長も開幕から結構色んなチームの試合をテレビ観戦してきた。現在までのところ、「本当に強いな」という鮮烈な印象を受けたのは、ガンバと、川崎。どちらも、昨年タイトルを逃したことや、直近のACLで勝てずに悔しい思いをしたことを、国内リーグ戦にぶつけている。ガンバの選手の出入り、川崎の監督交代でチーム力が落ちるのではないかとも思われたが、その予想を裏切っている。ただ、ガンバはあんなインテンシティを1シーズン続けられるのか不透明だし(早速、代償として東口が怪我)、川崎の方は優勝争いとなると中村憲剛が1年稼働できるのかという疑問が拭いきれないが。

 逆に、神戸や横浜は、対戦相手や状況や運に恵まれて上位にいるけれど、本物の強さがあるかというとやや疑問。まあ、神戸は守備力は確かだし、ポドルスキーが上手くはまれば、優勝争いするかもしれないが、オレ様系のスーパースター加入でかえってバランスが崩れる可能性もあるような気がする。横浜は、誰が見ても齋藤学への依存度が高すぎ、もし彼が長期離脱や海外移籍をしたら、そこからズルズル落ちて、内紛再燃だろう。FC東京は、タレント力はあるにせよ、今のところ全然チームになっていない印象を受けている(エース様がユニをたたきつけるくらいですからねぇ)。浦和、鹿島は、ACLとの掛け持ちで、スタートダッシュとは行かないかもしれないが、いずれ力を発揮し出すことは間違いないだろう。

 まあ、なんとか、食らいついていきたいですな。うちらも。

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 DAZNから恒例の第3節ベストイレブンが発表され、清水から枝村と松原の2人が選ばれた。「選考理由」とか説明せずに、単にベストイレブンの顔触れだけ発表するのが、DAZN流なのかな。ただ、チームとして結果が出ていない大宮、札幌からも選ばれているのが、チト微妙という気もする。

 にしても、皆さん、DAZNってどうですか。個人的には、最も困るのは、見逃し配信開始に時間がかかりすぎること。追っかけ再生はできないし、生視聴を逃すと、当日中の見逃し配信は無しで、録画を観られるのは翌日になってしまうようである。当方、昨今はテレビ番組の生視聴なんかほとんどせず、大部分が録画してのタイムシフト視聴なのだが、DAZNによってその自由度を大幅に奪われた。まあ、清水の試合だったら可能な限りリアルタイムでテレビの前にかじりついて観るが、他のチームの試合を「お手並み拝見」的なノリで見物する時に、タイムフリーでないのは辛い。画質なんかは妥協するし、時々画面がフリーズしたりするのもしょうがないと思ってるけど、見逃し配信の迅速対応だけは何とかしてもらいたいものだ。あと、ハーフタイムを飛ばして観たりするために、チャプターくらい打ってくれればいいのにね。

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