エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2017年02月

 こちらに見るように、2/18(土)に「2017サポーターミーティング」が開催されるということである。個人的には、色々立て込んでいて、参加は無理だが、興味は大いにある。

 だが、当日は録音・録画など、一切禁止ということらしい。「当日、本ミーティングの円滑な進行に支障をきたす恐れがあると判断した場合は、ご退場いただくことがあります。」「選手契約や会社経営状況、個別案件等など守秘義務のあるご質問には、お答えできない場合があります。」といった断り書きもある。

 まあ、理解できないわけではない。たとえ一人でもモンスター・サポみたいな人がいたら、その人が経営陣をつるし上げようとしたりして、せっかくの場が台無しになってしまう恐れがある。そうした醜態が表に出てしまうリスクを排除したいという気持ちは、もっともである。

 でもなあ。クラブとサポの貴重な対話の機会なのだから、変に身構えるよりも、なるべく公開にしたらどうだろうか。これだって一つの立派なコンテンツなのだから、大胆に情報発信のツールとして活用したらいいと思う。まあ、事後に編集した議事録くらいは公表されると思うが、それって何だか霞ヶ関のお役所の事なかれ主義みたいに感じてしまう。

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 清水2:町田0 得点者:大前元紀、鄭大世

 当時の焦点は、「あばら骨4本・肺挫傷の遺恨試合」ということに尽きたが、今となってはまったくどうでもいい話だ。

 ただ、それにしても、遺恨の当事者の先制点は、面白い得点だった。改めて録画を観てみると、得点シーンの少し前に、大宮が攻め上がって前残りしていた時があって、その際に相手DFのヘディングによるバックパスを興味深そうに観察していた。おそらく、問題の場面でもそのイメージがあったので、「ここで、安全確認もせずに、バックパスするかも」と狙いをつけたのではないか。2015年のガンバ戦の忍者プレーといい、そのあたりの抜け目なさは敵ながら大したものである。

 しかし、この試合の先発メンバーのうち、4人までもがシーズン終了後に移籍か。しかも、この試合の布陣の右半分に集中。まあ、テセと大宮については左右のどちらかに固定されているわけではないはずだけど、大宮が右側にいる時は、右FW、右サイドハーフ、右ボランチ、右サイドバック、全員出ていくんかーーーい! と、ついツッコミながら観てしまった。つーか、三浦弦太って、エスパルスでの得点はゼロだったよね。それが、ガンバ移籍後の最初の公式戦で得点するって、どういうこと!?

 テセは、この町田戦終了間際のPKで、連続無得点試合をようやく5で止めた。内心、焦りはあっただろうなあ。

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 セレッソ1:清水2 得点者:北川航也、白崎凌兵

 第34節を迎えた時点での順位表が、下に見るとおり。残り9試合で、自動昇格を遂げるために追い付かなければならない松本とは勝ち点7差、首位の札幌に至っては何と16もの差があった。3位のセレッソだって6差あったし、普通に考えたら6差だってそう簡単には縮まらない差である。しかし、このセレッソ戦から、伝説の9連勝が始まる。この試合のスカパー中継によれば、セレッソは下の清水は眼中になく、あくまでも上の松本がターゲットだという話だった(まあ、そりゃそうだろう)。松本にしたって、前節清水を倒し、「これで清水は消えたな」と思ったに違いない。その後、「死んだはずだよ、清水さん」と焦ることになるわけである。

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 それにしても、このセレッソ戦も、途中までは劣勢の展開。ついに71分、敵に先制を許す。あの時間帯、清水のディフェンスラインだけでなく、ボランチやサイドハーフまでもペナ界隈まで下がりすぎてしまい、バイタルに広大なフリースペースを空けてしまい、好き放題にクロスを上げさせてしまっていたのが問題だった。2016年に何度か見られた現象であり、あれ改善しないと、2017年には大変なことになると思う。ちなみに、このセレッソ戦の失点で3試合連続で相手に先制を許した。また、テセは第30節から34節まで、5試合連続でノーゴールで(不調というわけではなかったはずだが)、それがこの時期に苦戦した原因になっていたように思う。大宮に行った人も、ようやくこのセレッソ戦でリーグ戦での先発に復帰したが、不発に終わった。

 「やっぱり駄目か」。多くのサポさんが、そう思ったに違いない。しかし、若い力で、土俵際で踏み止まった。2016シーズンのJ2ベストゴールに輝いた白崎弾で、逆転勝利。嬉し恥ずかし、上位6位以内相手の初勝利に、18年振りのセレッソ相手のアウェー勝利。

 2016年には数多くのターニングポイントがあったわけだけど、このセレッソ戦のラスト5分くらいが、正真正銘、最後の、そして最大のターニングポイントだった。さらに言えば、エスパルスの中長期的な歴史という観点で見れば、大宮に行った人から、白崎・北川・金子というニューヒーローたちへの代替わりが、この時に実質的に生じたのかもしれない。

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 開幕が間近に迫ってきたので、DAZNの入会手続きを行い、手始めに、DAZNカップの磐田VS熊本戦を生で観てみた。まあ、入会手続きも簡単だったし、所長の自宅の環境では(ネットは16 Mbps)、ストレスなく観れるかな。我が家では1年くらい前にテレビを買い替えたばかりで、ネットに直接接続するスマートテレビなので、アプリ一覧の中からDAZNを選びログインすれば、面倒な接続や設定は必要なし。視聴中に、画面がフリーズしたりといったこともなかった。インターフェースも、画像も、思ったより悪くない。ただ、静止画なんかはハイビジョン画質だけど、たぶんコマ数が足りないと思われ、初期の液晶テレビみたいに、激しい動きのある画像では、ちょっとだけ違和感があるかな。まあ、そんなに気にならないレベルだ。問題は、Jリーグのリーグ戦本番が始まって、アクセスが集中した時に、DAZN側のサーバーが負荷に耐えられるかだろう。

 それよりも驚いたのは、DAZNでも下田氏、八塚氏といったスカパーでお馴染みのアナが実況を担当し、解説者やピッチレポーターもスカパー時代と変わっていないこと。結局、あの人たちはスカパーの専属というわけではなく、個人事業主としてやっており、今後はスカパーとDAZNの両方で仕事をするということなのだろうか? 放送を観ている限りでは、スカパーと大きな違いはなく、変な感覚だった。

 ルヴァンカップ、天皇杯はスカパーでやるというので、結局DAZN、スカサカと、両方加入する羽目になった。

 磐田VS熊本は1:1ドロー。磐田の戦い振りは、観た限りではパッとしないように感じられたが、試合後のインタビューで名波監督は、諸条件を考えればそれなりに手応えがあったというような口ぶりだった。

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 「清水まちなかタウンミーティング」というのが開催され、田辺市長が清水駅前の新スタジアム構想に言及する場面があったようなので、メモしておく。

 静岡市清水区の桜ケ丘病院の移転を巡り、清水都心のまちづくり構想について田辺信宏市長が説明する「清水まちなかタウンミーティング」が4日、始まった。初回の会場となったのは、清水区中心部から西よりの地域に位置する清水高部小。約240人が詰め掛け、津波浸水想定域にある市役所清水庁舎所在地へ病院が移転することへの不安や、移転の経緯について説明を求める声が上がった。

 田辺市長は冒頭、清水都心のまちづくりへの決意を力説した。産業構造の変化により、港湾工業都市から多くの人が訪れる国際海洋文化都市への転換が必要と強調し、「世界中から人が集まる清水をつくる」と宣言した。

 病院移転後の津波対策や、清水庁舎所在地を有力移転先に選んだ理由などについて語る一方で、清水庁舎をJR清水駅東口公園に移す利点や、民間団体が市に提案したJR清水駅前サッカースタジアム構想の完成予想図を示すなど、まちづくりの説明に多くの時間を割いた。

 ただし、記事によれば、例によって川勝知事が田辺市長の清水まちづくり方針を批判したそうで、ホントこの2人、永遠に足の引っ張り合いを続けるつもりなのだろうか?

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 なんだか、まだ実感がわかないんだけど、もう3週間後には、J1開幕なんだよね。そうした中で、柏との練習試合、3:1で勝利の由、何よりである。練習試合の数自体多くないので、「勝利」なしでシーズンに突入することは避けたかったし、増してやJ1の実力クラブ相手に点がとれて(しかもとるべき人がとって)勝ったということは、ネガティブにならずに済んで、よかったと思う。月並みなようだが、コンディションの調整、新戦力も交えた連携の確認、敵の対策をしっかりと練って、本番に臨んでほしい。満員のアイスタが、君たちを後押しするから。

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 松本1:清水0

 3連勝の余勢を駆って、自動昇格争いのライバルである松本の本拠地に乗り込んだ清水だったけど。。。荒れたピッチ、慣れない肉弾戦、審判の一貫しないジャッジなど、温室育ちの清水イレブンには、チト厳しい条件が揃ってしまった。8月の札幌に続き、ここぞという試合で、またしても敗戦。攻撃の見せ場は、皆無に近かったと言っていい。完全に、敵将・反町の掌の上で踊らされたような試合だった。

 相手のあのセットプレーの形は、清水側はスカウティングできていなかったのかな? 2016年の小林・清水の戦い方は、スタート布陣は常に4-4-2で、試合の流れに応じて4-1-4-1にしたこともあったけれど(この松本戦では最後は4-1-3-2だったのかな?)、相手に合わせてシステムを使い分けたり、敵のキーマンを徹底的にマークしたりといったことは、やらなかった。小林監督をはじめとする首脳陣は、対戦相手の映像を入念にチェックして試合に臨んでいるという話だが、それによってシステムをいじったりはしないので、どういう分析と対策を練っているのかが、外からは分かりにくい。なので、この松本戦のように、まんまと敵将のシナリオどおりに事が運んだりすると、少々もどかしさを覚えてしまう。

 でも、自動昇格の夢は、終わったと思ったよね、この試合の敗戦で。この結果、2位の松本と、7開いたからね。残り9試合あったとはいえ、松本が大コケでもしてくれなければ、普通は追い付けない数字であり、敵さんの安定感から、ちょっと期待薄だった。それが、まさかねえ。

 この松本戦が、2016シーズン最後の敗戦で、なおかつ最後の無得点試合だった。

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 清水2:水戸1 得点者:松原后、ビョン・ジュンボン

 この水戸戦が始まる前までの清水の主要データが下表のとおり。とにかく、セットプレーからの得点が、J2の中でビリから2番目という悲惨なものだった。

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 それが、後に大宮に行くことになる人が戦列に復帰してから、かなり期待感が高まった。チームメイトの証言によれば、後に大宮に行くことになる人は、怪我から復帰後、ボールスピードが上がったらしい。実際、この水戸戦のコーナー2発、京都戦の先制点、徳島戦の先制点など、2016シーズンもようやく終盤になって、セットプレーを味方につけることができるようになった清水だった。

 水戸にはアウェーでもホームでも相当苦戦したけど(天皇杯は楽勝だったが)、このホーム水戸戦ではビョンの劇的なサヨナラゴールで、何とか勝利した。それにしても、第32節にして、シーズン初の3連勝だからねえ。正直、このチームがストレートで昇格できるとは、この時点ではまだ信用できなかった。

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 昨日行われた京都サンガとの練習試合、2:3で逆転負けを喫したということだ。45分×3本やって、最初は良かったものの、2本目からグダグダになったらしい。むろん現時点で結果にこだわる必要はないのかもしれないが、どうも怪我や不在で選手が足りなかったらしく、難しいやりくりだったらしい。なるべく多くの選手に出場機会を与えるために3本やったと思うのだが、結果的には中身の濃い45分を2本やった方がよかったかもしれないね。2017年の戦力について、個人的には一部のサポさんほど酷く憂慮はしていなかったのだけど、たとえば攻撃陣にしても、デュークが1人怪我をしたというだけで、とたんに手薄感が生じてしまう。なんでいきなり練習生が活躍してんだよという話だ。2016シーズン終了後、一連の選手がチームを去ったことについては、人員整理的な観点からやむをえないと思っていたが、こうなってくると、さしあたり石毛くらい呼び戻した方がいいんじゃないかなんて気がしてくる。それとも、FWについてはより強力なタレントの補強を模索しているのだろうか?

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 ネットで「J1復帰バブル! 清水と“増額”で契約更新するスポンサー続々」という見出しを見かけた。これはクラブの公式HPにも出ている株式会社マキヤ様とのスポンサー契約更新・増額を受けた記事であり、清水がJ1復帰景気に湧いている、といった調子で伝えている。

 クラブの営業努力は頼もしいし、それに応えてくれる地元企業の方々も有難い。だけどなあ、最近Jリーグを潤している、ダゾーン・マネーに由来する分配金、鹿島がクラブワールドカップで獲得した賞金、神戸や鳥栖が恩恵を受けているサイバーマネーに比べたら、清水のように地元企業に支えていただくという形では、手にすることのできる資金の桁が1つ、2つ違うだろうなあ。

 鳥栖なんて、「正直田舎者」とか「ピカピカのJ1一年生」とか、低姿勢だった時代もあったのに、随分偉くなったもんだなあ。最近の高額選手獲得のマネーゲームには、必ずと言っていいほど鳥栖の名前が挙がるもんねえ。

 別に、清水の地元中小スポンサー依存がいけないと言いたいのではなく、いくらなんでも「バブル」は言い過ぎだろうと(笑)、まあそう思うわけです。

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