J2で昇格争いを制した2016年の清水では、テセ・角田・植草のベテラン3人衆の果たした役割が大きかった。最終節の勝利でJ1復帰を決めて、彼らが見せた男泣きは、我々の心に刻まれている。しかし、現在その3人が揃って本調子でないのが気になる。

 テセの場合には、力が落ちたという感じはしない。むしろ、チグハグ感みたいな印象を受ける。アウェーの試合では、ふてぶてしいまでの存在感を発揮し、リーグ戦で7得点。しかし、ホームではリーグ戦・カップ戦を通じて、いまだに無得点だ。はっきり言って、いわき戦でも、テセはブレーキだった。確かに、ずば抜けたキープ力からサイドに流れ、中央に低く鋭いクロスを送る場面は2度ほどあったが(うち1つが竹内のゴールに繋がった)、テセ本人は前・後半に1度ずつあった決定機を逃している。そのほかのプレーも精彩を欠き、どうも平常心でできていないような感じがする。

 まあ、テセはああ見えて、結構デリケートな人だからね。2016年の清水では、エース大前が離脱し、その結果皮肉にもチーム状態は上向いて、結局居場所をなくした大前はチームを去ることになった。それを間近に見ていたテセだけに、うがった見方をすれば、自分のいなかったガンバ戦でチームが活性化したのを目の当たりにして、「今度はオレが居場所を失うのか?」なんて焦りがあるのかもしれない。

 角田は、例の挑発ポーズ問題で出場自粛をして以降、見るからにパフォーマンスを低下させ、何だか急に老け込んだような感じがする(どうも鹿島というチームは対戦相手をそうした負のモードに陥れる魔力をもっているような気がする)。当然、それに伴って出場機会も激減している。今季開幕時点ではCB2枚は「誰を角田と組ませるか」という構図だったのが、もはやファーストチョイスではなくなり、せいぜいバックアッパーという位置付けに後退してしまった。まあ、昨年も角田が真価を発揮したのは夏以降だったと記憶しているので、これから角田の逆襲が始まると信じたいものだが。

 それで、例によって情報弱者だから知らないのだけれど、植草はどうなったのかねえ? 少なくとも、大きなケガをしたという情報は出ていないはずだが。ルヴァンカップで悪夢のようなミスをして以降、まったくベンチ入りをしなくなった。植草と高木和が高いレベルで争った結果、成長した高木和が競争に勝ってベンチ入りしている、というのならいいのだけれど、単に植草がスランプに陥った結果として高木和が第2GKに繰り上がったという話だとしたら、心許ない。

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