先日開催された「2017 サポーターミーティング議事録」の議事録が、こちらで公開された。その中から、新スタジアムの建設に関するQ&Aの部分を、備忘録として、転載させていただく。

Q.スタジアム問題で、昨年 J1 ライセンスが発行されましたが、クリアしていないことで制裁措置として具体的に何を課せられたか、教えて下さい。また対策計画を昨年度末までに出すと聞いていますが、どのような回答をされたか、教えて下さい。そろそろ新スタジアム建設に関してもっと具体的に動きたいと思います。(株)エスパルス、サポーター、静岡市と三位一体となって動き始めなくてはならない時期だと思います。東静岡等、候補地が出ていますが、東静岡は敷地が狭すぎると思います。スタジアム自体は建つかと思いますが、残った敷地面積がなく、最近民間団体から、清水駅東口に建てる提案が静岡市になされたと伺っています。エスパルスで承知しているのかをお聞きしたい。もう、清水駅の東口しか候補がないと思いますので、静岡市もエスパルスもそこに絞って、サポーターの寄付なり、企業寄付の協力をお願いするなり、具体的に動き出した方がいいと思いますので、それらをお聞きしたい。

A.森田本部長:毎年、この席でこのご質問を戴いておりますが、正直お話しできることは草々ございません。まずご指摘いただきましたクラブライセンス施設基準につきまして、トイレの数、屋根について制裁の対象となっております。アイスタは洋式トイレが 100 台ないといけないのですが、現状で行くと 46 台、また、小便器は 160 に対し、143 台あります。屋根もスタンドが1/3 覆われていないといけなく、現状、26%しかありません。しかし、現状、アイスタで増設することは極めて厳しいです。今後も、しっかりと静岡市と向き合って参りますが、静岡市としましては、静岡市スポーツ推進計画『サッカースタジアム整備事業』として、平成30年度までに整備方針を決定することとしています。また、新スタジアム問題は、官と民とクラブと一体とならないと上手くいきません。『いつ? どこに? だれが?』… エスパルス単体で、建設することは不可能であり、官と民と協力することが大事です。その中で、一番の問題は、『資金は誰が』出すのかです。ガンバ大阪みたいに、募金で集めるクラブもあります。そういう中で、官民との方向性も確認できた時、爆発力で世論を巻き込んで、勢いよく推進しないと、建つものも建たなくなってしまいます。引き続き、クラブとして『チームづくり』、『ファンづくり』、『スタジアムづくり』は、クラブの最重要課題としてブレずに活動して参りたいと思いますので、是非、それが表に出てきた時は、署名、募金等をお願いしたいことが多々あるかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 うーん、煮え切らんなあ。平成30年度までに方針を決定って、方針を決めるだけで、これから2年間も費やそうっていうわけ? 何なんだ、その絶望的なまでのスピード感のなさは。それに、たぶん、2年後に確たる方針が決まる保証もなく、玉虫色の決着とか、「本件に関しては継続審議する方針を決定した」とか、そんな茶番になりかねない。所長は、川渕三郎って大嫌いだけど、やつだったら、煮え切らずにゴチャゴチャ言っている役人やクラブ経営者を一喝して、「今できないことは、10年経っても、100年経ってもできない。とやかく言わず、今ここで方針を決めろ」って言うだろうなあ。

 あと、思ったんだけど、開幕戦で市長が挨拶した際に、ゴール裏から「新スタジアム!」って大迫力チャントを浴びせてもよかったし、新スタ要求のビッグフラッグとかを掲げてもよかったんじゃないの? とにかく、岩盤静岡市は、それくらいやらないと動かないって。

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