日本のサッカー解説者って、何かと言うと、「世界基準」だとか「世界レベル」云々ということを言いたがるよね。「そう言うお前は世界基準の選手だったのか?」といった野暮なことまで、問うつもりはない。今解説をしている人たちは、日本サッカーの開発途上期にプレーしていたわけだから、世界レベルでなかったのも、当然である。

 ただ、今現在はサッカー解説をやっているわけだから、解説者としては一流であるために努力すべきであろう。現役時代にスターだったとか、ちょっとマスクが甘いくらいで、専門家気取りでテレビ出演するのは、やめてもらいたい。所長は、解説者が「世界基準」云々と言い始めると、「では、アンタの分析は、話術は、一流なのか」と、つい心の中でツッコんでしまうのである。

 昨日、当S研では、スカパー!「豪華解説陣」によるJ1順位予想に触れた。清水の評価が全般に芳しくなかったから言うわけではないが、解説者がどれだけ正確に順位予想をしたが、事後にしっかり検証することが必要だと思う。その上で、解説者の眼力を格付けし、なまくらな解説者もどきは淘汰されるような緊張感があってしかるべきではないか。解説者は選手の力量やチーム力を上から目線で評価しているわけだから、解説者自身が厳しい評価にさらされてしかるべきだと思う。

 ただし、スカパー!特番の「豪華解説陣」による順位予想ゲームは、レギュレーション自体が出来損ないである。もっと、解説者の力量が如実に出るような評価システムが必要である。

 どういうことかと言うと、スカパー!特番では、「順位が完全に一致したチーム数」で、解説者の優劣を競っている。たとえば解説者A氏は3位の川崎と11位の鳥栖を当てたから2点、B氏は12位の仙台しか当てられなかったから1点、といった形で勝敗を決めている。これって、まったくナンセンスな方式だ。

 重要なのは、「2016年に名古屋が崩壊する」、「鳥栖は中の下くらいの順位だろう」といった基本構図を正確に見抜くことである。その本質さえ見抜けば、名古屋が16位であろうが17位であろうが、あるいは鳥栖が11位であろうが13位であろうが、大した違いはない。確かに、「1位はどこか」「ACL圏内に入るチームはどこか」「最下位はどこか」といった予想にはピンポイント的な意義があるが、中位の団子状のところでは無意味だ。順位の完全一致数ではなく、予想と結果の乖離状況をより厳密に数値化すべきだろう(たとえば、実際には8位に終わった柏を9位と予想したらマイナス1、10位と予想したらマイナス2、みたいな)。その上で重要性の高い優勝チーム、上位チーム、降格チームを的中させたらポイントアップするような、そんな方式が必要と考える。

 そのうち、余力があったら、当S研でそんな作業を試みてみたい。ちなみに、色々言ったけど、スカパー!のことは愛しているし、解説陣のことも別に嫌いじゃないよ(笑)。

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