横浜0:清水2 得点者:金子翔太、白崎凌兵

 2016年の清水の大きな物語として、

 第17節アウェー町田戦(6月8日)で、のちに大宮に行くことになる人が大怪我をした。

  ↓

 その代役の金子が前線からのプレスに持ち味を発揮し、その結果、チームの守備が安定するとともに、テセの得点感覚が研ぎ澄まされて、ゴールを量産するようになった。めでたしめでたし。

 というストーリーがあった。テセが金子を影のMVPと称したことからも、その印象が強まった。しかし、2016シーズンの戦いを改めて振り返ってみると、必ずしも、大宮に行った人 → 金子 という具合に、すんなりと入れ替わったわけではなかったんだな、ということに気付かされた。よくよく記録を見てみると、大宮に行った人が離脱していた間、大多数の試合で金子が先発していた、というわけでは必ずしもなかったことに気付いた。整理してみると、大宮が先発から外れていた第18節から第33節まで、テセの相棒FWは、以下のような顔触れだった。なお、カッコ内は途中交代で入ったFW(必ずしも先発からの直接バトンタッチではない)。

金子(→北川)
金子(→北川)
石毛(→北川)
石毛(→金子)
金子(→北川)
金子(→北川)
金子(→北川)
石毛(→北川)
石毛(→北川、長谷川)
石毛(→北川)
石毛(→北川)
北川(→長谷川)
金子(→北川)
金子(→大宮、長谷川)
金子(→大宮、長谷川)
金子(→大宮、長谷川)

 16試合中、テセの相棒FWとして先発した試合数は、金子:9、石毛:6、北川:1ということになるのかな。

 そんなわけで、この第30節横浜戦の時点では、金子と石毛は立場上、横一線という感じだった。まあ、いくら守備で頑張っても、得点という目に見える結果をほとんど残していなかった金子は、テセの地味な脇役の域を出なかった。したがって、この横浜戦での先制点は、金子個人にとっても、チームにとっても、非常に大きな意味があったと言えよう。前半の終了間際と、後半の開始直後に、決定的なチャンスを潰していただけに、なおさらである。特に、前半のチャンスは、金子とテセが抜け出し、相手DFと2:1になったのだが、ドリブルでもたついて、シュートかパスかを迷っているうちにもう一人のDFが戻って潰されてしまったものだった。金子って、動き出しとかはすばしっこいけど、実は足はあんまり速くないのよね。だから、相手の裏をとっても、上手くシュートまで持ち込めないことが多い。そのあたりが、大宮に行った人と比べると、まだ物足りないところ。

 その一方、「金子の守備のハードワーク」ということがマスコミなどでも取り上げられるようになり、彼がボールを追い回すたびに、清水サポから拍手が沸き上がるようになったのも、この頃からだったかな。

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