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 野球がシーズンオフなので、広島カープからドジャーズに移籍した前田健太が日本に一時帰国して、テレビ出演したりしている。それを眺めていて所長は思ったのだが、2016年の広島カープと、2017年の清水エスパルスの状況は、似ていると思う。マエケンは何年もカープの勝ち頭であり、彼が抜けたら苦しいと思われ、現に2016年のセリーグ順位予想ではカープを最下位候補に挙げる識者も多かった。しかし、実際には残された選手たちが危機感を抱いて努力した結果、リーグ優勝を勝ち取ったわけである。実は、確かにカープにおけるマエケンの存在は大きかったが、彼をローテの基軸として回すためにイニング数を制限し、それがブルペンへのしわ寄せになったりして、チームの負担になっていた部分も小さくなかったのである。マエケンが去って、意外とやりくりが楽になったとも言われている。

 同じことは、昨シーズンまでのエスパルスにおける大宮元紀についても言えよう。確かに、ここ数年、彼がチームで最も多くの得点を稼ぎ出していたし、2016シーズンもチームで2番目の18ゴールを生み出した。しかし、そのプレーヤーが去ることが(行き先はメジャーではなく日本だが 笑)、マイナス18となるとは限らないというのが、チームスポーツの面白いところである。サッカーでは守備と攻撃が表裏一体なので、野球以上にそのことが言えるだろう。まあね、マエケンはカープを円満退団したので、大宮元紀のケースとは事情が異なるものの、とにかく、オレンジ選手諸君、世間の下馬評を覆すような、神るやつ、出てこいや!

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