清水4:熊本0 得点者:白崎凌兵、鄭大世、北川航也2

 もう皆さん、気分はすっかり新シーズンに向かっていることと思うけど、当ブログでは行きがかり上、2016シーズンの振り返りをしつこく続けていく。それにしても、このホーム熊本戦がようやく後半戦のスタートであり、2016年の振り返り、新シーズン開幕までに間に合うのだろうか?

 周知のように、春に熊本で大地震があり、シーズン序盤好調な滑り出しを見せながら、その後失速を余儀なくされたロアッソ。この清水との対戦は、過密日程の5連戦最後の試合だったということであり、気持ちは見えるものの体がついてこないというか、さすがに観ていて気の毒な感じがした。それに対し、清水はボランチ河井を中心としたパスワークが冴え渡り、ロアッソを翻弄。順当に得点を積み重ねて完勝した。

 個人的に、この試合で一番印象に残っているのは、後半ロスタイム。ロアッソの上原選手がゴール前に飛び込んだのだが、清水のGK杉山と交錯するような形となり、足を打って倒れ込んだ。もう1~2分しか残っておらず、4点差ついているので、どうでもいいと言えばどうでもいい場面。しかし、熊本応援席から、「お願い。立って!」という女性の悲鳴にも似た声が上がり、しばらくして上原選手は立ち上がってピッチに戻ったのだった。日本にJリーグというものがあって良かったな、ブンデスだリーガだなんてものじゃなくて、自分にとって大事なものはこれしかないなと、そんな思いを改めて噛みしめた瞬間だった。

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