youth_image20475

 28日に東京にて行われた「高円宮杯 第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会決勝、清水エスパルスJr.ユースvs北海道コンサドーレ札幌U-15の試合、清水が3:1の逆転勝利を収め、見事優勝を果たした。このチームはこれで今季三冠ということである。所長は、よほど今日応援に行こうかと思ったのだが、さすがに仕事から抜けられず、録画をテレビ観戦した次第。いやぁ、タイトルは良いねえ。札幌に勝っての優勝ということで、何だか子供が親の仇をとってくれたような、そんな気分だ。

 正直言うと、所長は中学生のサッカーの試合をガチで観たのは、これが初めてである。いつも、エスパルスのトップチームの試合を論評しているのと同じ調子で、子供の試合を論評するのは不適切かもしれないが、まあ取りあえず普通に感想を述べさせていただく。

 エスパルスJr.ユース、とても上手かった。技術だけなら、札幌をまったく寄せ付けていなかった。ただし、やはりまだ育成年代であり、ディフェンスラインで危ないボールの持ち方をしたり、気負いすぎからか、余計なファウルをして不要なフリーキックを与えてしまう場面があり、そうして与えた相手のフリーキックから早々と失点してしまい、初めてこの子たちの試合を観る当方は「こりゃ大丈夫か?」と不安になった。しかし、そこからのリカバリーは早く、11分、15分、17分と立て続けにミドルシュートを突き刺して、鮮やかな逆転劇。その後はスコアは動かず、清水が勝利を収めた。3本とも、コンビネーションで崩したというよりは、相手の隙を突いたようなミドルシュートだったので、正直言うと清水の攻めの形がどういうものなのか、この試合だけでは良く分からなかった。後半はだいぶ攻撃が単発になってしまい、また詰めの甘さも目立ち、そのあたりが岩下監督の言うこのチームの甘さなのかもしれない。ただ、守備面では、札幌がミドルシュートに寄せなかったことなどと比べ、ブロックを作って粘り強く守っており、後半は大分押し込まれはしたものの、本当に危ないピンチはそれほどなかった。

 プレーヤーレベルでは、個人的に、2点目を決めた鈴木瑞生君が一番印象に残ったかな。何でも、元々の利き足は右足だが、ポジションをとるために左足を習得したということであり、それであれだけ強く鋭い左足のキックをものにしたのだから、大したものだ。ぜひ大きく成長して清水のトップチームに食い込んでほしいものである。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村