北九州1:清水2 得点者:OG、大前元紀

 諸事情により、試合を取り上げる順番が前後しているが、悪しからず。

 2016シーズンには、良い意味でも、悪い意味でも、ロスタイムのドラマが数多くあった。その最初の「良いロスタイム」がこれであり、河井のクロスから大前のダイビングヘッドで、土壇場で勝ち越し点をもぎとったものだった。天候の優れない中、遠路駆け付けた清水サポさんたちも狂喜したことだろう。

 しかし、J1も厳しいリーグだが、J2も別の意味で厳しいリーグだということを、改めて痛感した。北九州さんは2016シーズンに躍進を遂げ、あわよくば2017年に新スタジアムでJ1デビューするなんて野望を秘めていたと思うのだが、結果的には最下位に終わり、まさかのJ3降格。2015シーズンに田坂監督の下でチームが成熟し、「今年こそはJ2優勝してJ1に復帰だ」と息巻いていた大分さんも、その年にあろうことかJ3降格の憂き目にあっている。選手層の薄いJ2のクラブは、デリケートなバランスの上に成り立っているので、ある年の成績が良くても、1人選手が抜けたりしてバランスが狂うと、次の年に一気に没落ということが起こってしまいがちなのだと思う。ギラヴァンツ、ホーム&アウェーと2試合戦ったけど、そんなに弱いチームという感じは全然しなかったけどねえ。

 まあ、それはそうと、北九州の新スタジアムは、清水にとっても模範になりうるものだと思うから、そのうち何かの機会に拝見にでも行ってみたい。

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