長崎0:清水3 得点者:大前元紀2、河井陽介

 皆さんお気付きかどうか分からないが、2016年の清水は、九州の3チーム相手に6戦全勝だった。2016シーズンは、とにかく九州勢と北関東の某チーム相手に勝ち点と得失点差を稼ぎまくって昇格を遂げたようなシーズンだった。その4チームは、いずれもJ1未経験のチームなので、清水のブランドに勝手に気後れしてくれたのだろうか。

 そんなわけで、九州勢相手の6連勝の、最初の一歩になったのが、このアウェー長崎戦。清水のJ2での初得点(大前)および初勝利が記録されたのも、この3月6日だった。それにしても、改めて2016シーズンのカレンダーを見返すと、清水は3月6日にアウェー長崎戦、4月3日にアウェー熊本戦、4月23日にアウェー北九州戦と、よりによって九州でのアウェー戦が春先に連続していた(日程を知って、悲鳴を上げた方も多かっただろう)。所長はそのいずれにも参戦できなかったが、「3つ全部行った」なんて猛者もおられるのだろう。ただただ、敬服するばかりである。リーグ終盤の11月6日のアウェー讃岐戦、11月20日のアウェー徳島戦というのも、連続四国地獄だったし。むかし、プロ野球の独立リーグで「九州・四国アイランドリーグ」というのがあったが、J2というのはそれを地で行くようなリーグであり、ホント、こんなリーグに長居してたらサポの貯金があっという間に底をついてしまう。来年のJ2は、九州勢が2増1減であり、ますます九州に偏ったリーグになりそうだ。

 この長崎戦では、決めなければいけない北川航也のシュートシーンが2つほどあった。結局、航也はその後のシーズンでスーパーサブ的な地位を確立していくわけだが(9ゴールはすべて途中出場から)、この試合で決めていたら、また違ったシーズンになったのかもしれない。

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