エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

907

 色んな意味で、鈴木唯人が目立ちまくった試合だった。これまで左サイドハーフで起用されることが多かった唯人だが、ディサロおよび後藤の低パフォーマンスと、カルリーニョスの負傷離脱で、唯人がサンタナの相棒として2トップの一画として起用されるようになったのが、この試合だった。

 試合序盤に、唯人が突進し、ゴールキーパーまで外しながら、シュートをポストに当ててJ1初ゴールを逃した場面は、今季のJの珍プレー集で優勝しそうなトホホなシーンだった。しかし、その薬が効いたのか、その後この試合で唯人は、前線ハイプレスでチームに勢いを与える。なかなか前への矢印が向かないロティーナ清水にあって、唯人のプレスが勢いをもたらすような結果となった。先制点は、唯人が直接は絡んでいないが(スプリントしてDF2枚を引っ張ってはいたが)、それでも目覚ましい活躍だった。

 ちなみに、これ以降の試合でも、2トップの一画である唯人が前からプレスに行くのは定番になるわけだが、プレスの激しさや運動量ではこの神戸戦が一番だった印象を受けている。神戸戦では、相手GKにまで圧力をかけたり、そうかと思うと自陣に戻ってプレスバックしたり、広い範囲を精力的に動き回っていたが、後の試合ではそこまでの迫力は感じない。本人の変化なのか、それとも対戦相手やチーム戦術ゆえなのか。

 この試合、唯人の働きが光っていただけに、先制直後に唯人に代わって投入された後藤に物足りなさを感じてしまった。84分の場面で、後藤が左コーナーフラッグ付近まで持ち込みながら、なぜか自らタッチラインに蹴り出した場面は、唯人が決定機を外した以上の珍プレーと言わざるを得ない。自分でキープして味方のサポートを待ってもよかったし、相手に当ててコーナーやスローインを狙うならまだ分かるが、なぜ自らタッチラインに蹴り出すのか? 別に、学力テストができなくてもいいから、サッカーだけは賢くやってほしいものである。

 そんなこんなで、内容面で相手を上回ることのできた神戸戦だったが、改めてこの日の神戸のメンバーを見ると、全員が日本人である。あれだけ外国人依存度の高い神戸で、外国人選手が一人もいないのは異例と思われ、イニエスタもサンペールもドウグラスもいなかったからこそ先方の攻め手が限られたということは考慮すべきだろう。

 この試合、もし勝てていれば、今季のベストゲームだったかもしれない。しかし、左右の揺さぶりおよびクロスに弱く、試合終盤に致命的な失点を喫するという悪い癖がまたしても出て、勝ち点は1にとどまった。

 まあ、後から考えると、同点弾を浴びたことよりも、原輝綺が櫻内に踏まれて大怪我したことの方が、ずっと痛かったかな。あれは、守備を固めるためだったのか、奥井に変えてヴァウドを入れ、CBを務めていた原が左サイドに回った直後に起きた悲劇だったわけで、そのあたりも含め、終盤に不幸が集中した試合だった。

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904

 浦和は、今季序盤、新監督の下でのサッカー構築に苦労し、この頃は全然結果が出ていなかった。前節で鹿島が浦和に勝ち星をプレゼントしてしまい、浮上のきっかけを与えてしまったという巡り合わせの悪さはあったが、まだユンカーもいない、興梠も本調子でなかったことを考えれば、絶対にホームで勝っておきたい試合だった。

 それが、前節に続き、ホームで無得点・複数失点の連敗とは、ズシリと響いた。内容的にも、ビルドアップの質、切り替えの速さ、球際の強さなどでことごとく浦和に上回られ、悔しい思いしか残っていない。

 しかし、意外なことに、試合後のロティーナ監督のコメントは、失点シーン以外は悪くなかったといったものだった。

 一つのポイントとして、この浦和戦で宮本がリーグ戦に初先発し、以降、カップ戦を含め、現在に至るまで実に23試合連続で先発出場していることである。ロティーナ監督が勝っても負けても口癖のように「内容は悪くなかった」とコメントするようになるのはこの頃からであり、指揮官の中では、宮本がいると思い描くようなサッカーができるようになるという位置付けなのであろう。

 それとは逆に、苦境に陥ったのが竹内だった。前節の徳島戦で相手にひっくり返されて失点のきっかけとなったのに続いて、この浦和戦でも敵のコーナーで岩波にあっさりと競り負け、またしても先制点の原因となってしまう。おそらく、ロティーナの認識では、チーム戦術が機能していても、DFやボランチのエラーで失点してしまうのはチームとしていかんともしがたく、ならば選手を代えるしかないという考え方なのではないだろうか。実際、竹内は、怪我の時期もあったとはいえ、この浦和戦を最後に、3ヵ月近くリーグ戦の先発の座を外れることになるのである。

 確かに、この試合の浦和はシュート2本と、決定機の数は少なかったが、その両方を決めきったわけだし、チームとしてやりたいことははっきり見えていた。一方、清水は、特に前半、可能性の低い遠目のクロスしか攻めの形がなく、攻撃イメージをチーム全体で共有できているとは言い難かった。後半多少活性化したとはいえ、途中投入のエウシーニョの個人技頼りだったし。試合後、ロティーナは、「良い道のりを歩んでいると思っているので、これを続けていきたい」と述べているが、その道のりは果てしなく遠そうだなと、気の遠くなるような浦和戦であった。

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901

 引き続き、今季清水のリーグ戦を第1節からもっかい全部観るというチャレンジを続けているが、このホーム徳島戦ほど観るのが辛い試合もない。徳島の良いところが全部出て、逆に清水は良いところが一つもなかった。パンクブーブーのでかい方、じゃなかった、笠原寛貴主審との相性の悪さも相まって、ストレスはMAXである。

 名将の誉れ高いロティーナ監督の仕事振りは、代役に過ぎない敵将・甲本HCに引けをとった。日本代表GK権田のパフォーマンスは、先方の上福元のそれよりも、明らかに劣っていた。ヨーロッパの実績を引っ提げて来日した点取り屋サンタナのプレー振りは、J1経験がほとんどない敵の垣田裕暉よりも見劣りした。うちの方がずっとカネをかけているはずなのに、この現実は辛い。後日、アウェーで徳島と対戦した時も、相手に8割ボールを持たれるというスキャンダラスな試合になってしまったわけで、とにかく徳島とは相性が最悪としか言いようがない。

 他方、現時点から振り返ると、「この頃、ロティーナは、選手をふるいにかけていたんだな」ということも感じる。前節の柏戦で良い動きを見せた金子は、この試合でも先発出場を果たしたが、ハーフタイムで引っ込められた。別に金子が特別悪かったという印象はないのだが(全員が悪かったので)、ロティーナのお気に召さないところがあったのか? 結局、金子が清水の選手としてJ1リーグ戦に先発出場するのは、この試合が最後となるのである。

 この試合では、その金子→中山だけでなく、福森→原、後藤→カルリと、ロティーナにしては珍しく、ハーフタイムに一気に3枚替えを行った。さらに、その後も西澤→中村、河井→鈴木唯人とたたみかけ、71分までに交代カードをすべて使い切った。それだけ、チームが機能せず、何かを変えなければという監督の焦りがあったのだろう。しかし、誰が出ても清水の内容はまったく上向かず、試合終了のホイッスルを虚しく聞くことになる。

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900

 DAZNをパソコンで動画キャプチャーし、自力で作成している清水の試合動画アーカイブ。五輪中断期間を利用し、それを第1節から改めて観るというプレイバック・チャレンジを続けている。今回は、アウェー柏戦。個人的には、開幕戦の鹿島戦に続く、「居ても立っても居られなくなり敵地に単身潜入した」パターンであり、酷い嵐の中で勝利を掴んだ試合でもあり、忘れられないものとなっている。

 開幕戦以来の勝利となったこの試合、とにかく際立ったのは、清水イレブンの気迫と一体感だった。前節までの「よそ行き」のサッカーはかなぐり捨て、闘志を前面に押し出し、目の前の敵に負けないという気合が感じられた。それはロティーナ監督にしても同じで、試合後には珍しく喜びを爆発させていた。

 言い換えれば、前節までの戦いがあまりにもふがいなく、シュートすらロクに打てない試合が2試合続き、「このままでは駄目だ」という意識が強かったのだろう。そこで、この柏戦では立ち上がりからアグレッシブに行き、前半のうちに電光石火の2得点を奪った。

 もっとも、この柏戦も、終わってみればシュートは前半の3本だけで打ち止め。前からプレスに行ける時はよいが、受けに回ると守備一辺倒になってしまうというチームカラーが出てしまった。この柏戦では相手の不調もあり、わりと危なげなく勝ち切ることができたものの、試合終盤ずっと押し込まれる悪い癖を露呈した試合でもあった。

 この柏戦で注目すべきトピックは、西澤と金子の2人が、今季リーグ戦では初先発を果たしたことだろう。そして、出場機会に飢えていた2人の悔しさを、上手くチームのエネルギーに転化して勝利した。現地で観ていて、新加入選手だけでなく、既存の中心選手も目の前で躍動していることがとても嬉しく、その時は、「これで新旧が融合し厚みのあるチームになるな」と喜んだのだが…。

 そして、現時点から振り返って、この柏戦が転機になったと思えるのが、宮本と奥井が途中出場ながら今季リーグ戦初出場を果たしたことである。宮本はそれほど派手さはなかったが、ヴァウドが負傷退場したことを受け急きょ投入された奥井が、出色の働きを見せた。体を張ったデュエルや守備は感動的ですらあり、その後奥井が(怪我人続出の結果でもあったが)レギュラークラスで活躍する第一歩となった。そう言えば先日権田が、前半戦のMVPは奥井選手だと思うと述べていたが、それはこの柏戦から始まったのだった。

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896

 オリンピック、思いのほか、盛り上がってまんなあ。しかも、サッカーのような普段触れる機会の多い競技よりも、マイナースポーツの方が熱いような気がして、そう考えると、オリンピックって意外と意味があるのかな、なんて思えてくる。

 とはいえ、個人的には五輪はスルーし、今季清水の激闘の記録(?)をプレイバックするチャレンジを続けている。昨晩は第5節アウェー広島戦を視聴してみた。でも、深夜に観て、清水側が湧く場面が少なかったこともあり、居眠りしながらになっちゃったなあ。

 この広島戦、先発にヴァウドやカルリーニョスの姿がなく、「なぜこんな先発メンバーにしたのか?」と不思議に感じたが、考えてみれば、ミッドウィークの水曜開催で、前節からわずか中2日のアウェー戦だったんだねえ。だから、プレー時間管理のため、ある程度ターンオーバーしたというわけだ。ホント、リーグ戦の水曜開催は、勘弁してほしいわ。

 今、この広島戦を観ると、清水側は、ロティーナ戦術の浸透、システムおよび選手の見極め、過密日程でのやりくりという具合に、己と戦っているようなそんな妙な印象を受ける。広島と戦っているというよりも。それだけ、まだチーム構築の途上だった。

 そして、後知恵で思うのは、「この試合には宮本も奥井もいないなあ」ということである。それもそのはずで、その後出ずっぱりとなるこの2人は、シーズン序盤にはまったくと言っていいほど出番がなかったのである。この2人が、くしくも揃ってリーグ戦に先発出場するようになるのは、第8節浦和戦からであり、序盤は影も形もなかったのである。

 さて、広島戦は、スタッツによれば、清水のシュートはわずか2本。前節の1本に続いて、「フィニッシュに持って行けない病」に苦しんだ。サンタナは孤立し、本人も効果的な動き出しもない。2列目は、右の中山も中央の後藤も左の鈴木唯人も機能せず。先発を外れたカルリーニョスの推進力に、普段いかに依存しているかが、浮き彫りとなった。

 清水のシステムは4-2-3-1または4-4-2っぽかったが、両サイドバックが攻撃面で機能せず。左SBの原は、時折果敢な攻め上がりは見せたが、やはり右の方が良い。では右は誰だったかというと、立田を起用し、攻撃の起点にはなれなかった。この試合、今季初めて、福森がセンターバックとしてリーグ戦に初出場したが、どう考えても、鈴木義則と立田の2CBに、右SB原、左SB福森の方が機能しただろう。それをしなかったのは、この時点でロティーナが立田をCBとして信用していなかったからではないか。

 失点は、広島のコーナーキックから、2度折り返されてボールウォッチャーになり、DFの荒木に蹴り込まれたものだった。広島側としては、この日の清水には、1点で充分だった。

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897

 昨日は多くの皆さんがサポーター・サンクスデイに参加し、楽しまれたようで、良かった。残念ながら、所長はアイスタまで出かける時間が捻出できず、不参加となった。それに、個人的にはバラエティ企画的なものにはそれほど興味がなく、サッカーそのものに集中したいという気持ちが強いので、家で試合動画を観ていた方が自分らしいかという気持ちもあった。

 そんなわけで、昨日は第4節ホーム鳥栖戦をプレイバックしてみた。今振り返ってみると、この鳥栖戦は前半戦の大きな転機になったと思う(悪い意味で)。望外の勝利を収めた第1節、勝てたはずだった第2節、そんなに悪くもなかった第3節と、ここまではそれなりに手ごたえがあったわけだが、第4節に至って「ほとんど何もできない」という試合になってしまった。放ったシュートは、わずか1本とされている。内容は非常に厳しかったが、その割には権田のセーブ連発で何とか勝ち点1を拾ったという、今季の中では非常に珍しいパターンだった。結果的に、ロティーナ清水のリーグ戦としては初のクリーンシートを達成したが、同時に初の無得点でもあった。

 この鳥栖戦から清水のパフォーマンスがガクンと落ちたのは、周知のように、ロティーナ・サッカーの申し子である片山が前日練習で怪我をして、戦線離脱したことが痛かったと言われている。この鳥栖戦、清水が初めて3バックで臨んだのは(ビルドアップの時に右の立田が上がり気味になる変則的な3バックだったが)、片山不在ゆえだったのか、それとも鳥栖対策だったのかは、いまだに良く分からない(試合後の監督コメントは後者であったような口振りだったが)。まあ、確かにキーマンの離脱は痛手にせよ、1人がいなくなっただけでチーム全体が沈んでしまったのだとしたら、そもそもそこまでのチーム力だったと言わざるを得ない。

 清水も鳥栖も、チームコンセプト的には、広い意味でのポジショナルプレーを志向しており、相手も見ながら立ち位置を調整して優位に立とうという考え方だろう。しかし、この試合では、その浸透度・完成度の差が、如実に表れた。一応、清水の時間帯も無かったわけではなく、後半開始から15分くらいは前線からのプレス強度を高めた清水が敵陣に攻め込む形勢となった。しかし、次第に主導権を奪い返され、最後の20分ほどは、(本当は見たくない)権田の見せ場の連発となってしまった。

 全体として、鳥栖のチャンスはチームコンセプトがシュートという形で結実する再現性の高いものであるのに対し、清水は選手の属人的能力やアドリブだけで、稀にそれが上手く行った時だけチャンスになりかける、という印象だった。

 片山の離脱と、鳥栖戦での自信喪失が、2つのボディーブローのようになって、その後の清水を苦しめていった。

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896

 世の中はオリンピックで盛り上がっている(?)が、所長は一人MYオリンピック、今季の清水のリーグ戦を第1節から全部観直すというチャレンジを続けている。ちなみに、できればルヴァンカップの試合もプレーバックしたかったのだが、カップ戦も含めると五輪中断期間に全部観るのは不可能なので、残念ながら割愛。

 というわけで、第3節アウェー・セレッソ戦である。ロティーナ体制で初の敗戦となってしまった試合だ。ただ、今回改めて試合全体を観てみて、「今季、負けた試合の中では、一番内容が良かったな」と感じた。清水が勝った可能性もあっただろうし、少なくとも勝ち点1程度には値した。

 全体の印象は悪くなかったものの、試合開始早々の4分に先制しながら、2点目がとれそうでとれなかったところが、問題だろう。特に、先発出場した後藤が前後半に1回ずつあった絶好機を外したのが痛かった。「後藤、お前、そういうところだぞ」と言いたくなる。こういうことを続けていた結果、ポジションを鈴木唯人に奪われ、出場機会を失って行ったわけだからなあ(じゃあ唯人が決めまくっているかというと、それはまた別の話だが)。

 今、改めて観てみても、そんなに悪くない印象のセレッソ戦だったが、コーナーから失点、クロスから失点、終盤の勝負所で失点と、今季の清水の悪癖が凝縮されたような試合でもあった。最後の清武に決められたシーンは、原を責めるのは酷で、西澤がついていくべきだったのかな?


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 本日開催された「【後援会員限定企画:選手交流オンラインイベント」、「S-PULSE TV:みんなで前半戦を徹底振り返り!」。視聴し終わったところだが、山室社長から新スタ問題に関し予想外に踏み込んだ発言があったので、速報させていただく。

 司会者に、新スタ問題に関し話を振られた山室社長は、現時点では具体的なことは言えないが、水面下で様々な動きがあり、半年、遅くとも1年以内には、具体的な構想が出てくると思うと発言されていた。

 個人的には、今回、仮に社長が新スタ問題に言及するとしても、「引き続き各方面と連携しながら頑張ります」程度の話かと想像していた。それが、「半年、遅くとも1年以内」と、いつになく具体性のある話として伝えられたものだから、ちょっと驚いた。

 近く、朗報が発表されると期待していいのだろうか? まあ、その朗報が伝えられる時に、気運が盛り下がらないよう、清水がなるべく高い順位をキープしていたいし、我々サポはそれを精一杯盛り立てたいものだ。

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988

 ツイッターとかを眺めていると、昨晩、皆さん結構、五輪の開会式をご覧になったようで、驚いている。散々批判とか揶揄する声があったけど、それなりに皆さん関心はあったということか。その時間帯、個人的には、プレイバック・シリーズで、第2節ホーム福岡戦を観ていた。

 さて、ホーム開幕戦の結果は、2:2で引き分けだった。アディショナルタイムのフリーキックから、同点ゴールを被弾。今、考えても、まったく受け入れられない結末である。

 この試合を勝ち切れなかったことは、本当に痛かった。単に、開幕2連勝を逃したというだけでなく(実現すれば14年振りだったらしい)、その後2勝目が遠くなってしまったし、ホーム初勝利が3カ月近く先になってしまったし、ついでに言えば昇格チームの福岡を調子付かせてしまった。今思えば、ロティーナ清水が前半戦に低迷した大きな原因が、この試合で勝てなかったことにあったと言って過言でない。

 今回、改めてこの福岡戦を観てみて、実に皮肉だなと思ったポイントがあった。例のアディショナルタイムの同点被弾に至る経緯である。あの場面は、権田のゴールキックから始まった。この試合でも、一応はGKからのビルドアップを試みていた清水だったが、試合終盤で1点リードしている状況ゆえ、低い位置でボールを奪われることを恐れ、権田はビルドアップではなく、大きく蹴ることを選択した。ところが、清水はそのロングボールを収められず、相手にこぼれ球を奪われ、そこから福岡に繋がれ、結局ヴァウドが危ない場所でファウルで止めることになってしまったわけである。つまり、安全策として選んだはずのロングボールが、逆に痛恨の失点を招いてしまったわけだ。そのことも含め、何ともやりきれない、いまだに釈然としない、引き分けだった。


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Aigle

 報道によれば、ブラジル人ボランチのホナウドに続いて、コソボ代表コロリの獲得も本決まりのようだ。

 コロリは、国籍(?)およびナショナルチームはコソボだけど、生まれはスイスである。プレーヤーとしての期待は当然だが、個人的にはヨーロッパ事情的な観点からも、興味がある。

 コロリのように、ルーツはコソボ(民族的にはアルバニア人)だが、スイス生まれで、西ヨーロッパでプレーしたりしていると、ナショナルチームに関して数種類の選択肢があり、どれを選ぶかというのが、かなり本人の選択次第ということになる。彼は、両親の祖国をナショナルチームに選んだわけだが、スイス代表よりも入りやすいという考慮があったのかもしれない。

 もう一つ気になるのは、コロリは何語を話す人なのか?ということだ。調べてみたら、彼が生まれたのはスイスの中でも西寄りでフランス国境に近いAigle(アイグル?)といいう村であり、我々が思い描くようなアルプスの少女ハイジの世界だったようである(上掲写真参照)。このAigleという村は、フランス語圏である。たぶんコロリは、家庭内ではアルバニア語、外ではフランス語といった育ち方をしたのではないか。ちなみに、彼のツイッターを見ると、フランス語のつぶやきがちらほらと見られ、第一言語はフランス語ではないかという気がする。

 ただ、彼が最近までプレーしていたチューリッヒは、スイスの中でも北東部で、ドイツ語圏である。ドイツ語も簡単な会話くらいはできるかと想像する。

 まあ、なんだかんだで、清水での意思疎通は、英語になるのかな。アルバニア語はもちろん、フランス語やドイツ語の通訳をわざわざつけることはないような気がする。

 カルリーニョスもスイスリーグのFCルガーノでプレーしていたから、対戦したこともあるだろうし、その点ではコロリと話が合うかな? ちなみにルガーノはイタリア語圏のようだが。


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