エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

GD

 次節に向けた視察とばかりに、鹿児島と千葉の試合を観ていたら、我々にもなじみの深い藤本憲明が大活躍で、千葉から計4点もとって激勝したものだから、驚いた。

 鹿児島の1点目、2点目はどちらも、ワントップの藤本が良いタイミングで裏に飛び出し、勝負ありという得点だった。千葉のディフェンスラインはその点で弱点を抱えているように見えた。

 だとすると、我々も次節、鹿児島にあやかり、北川の裏抜けで得点を重ねたいところである。では、藤本と北川、裏抜けはどっちが速いだろうか?

 日本復帰後の北川のプレーを観ていると、体が重くなり、加速にちょっと時間がかかるようになった印象である。スピードに乗ってしまえば速いが、初速が遅くなった感じだ。前節・大分戦の宮本が出した絶妙なスルーパスなんて、以前の身軽な北川だったら、追い付けたのではないだろうか。

 まあ、北川も悪いことばかりではなく、ヨーロッパに行って、プレー強度は高まった気はするし、若い頃より落としも上手くなったとは思う。本人もまだ新しいプレースタイルを模索中というところなのかもしれない。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

1756

 前節の惨敗が良い薬になったのか、攻守に安定感を取り戻し、快勝。もう1点くらいとってほしかった気はするが、悪くない再出発となったのではないか。

 前節、守備陣が裏をとられたこともさることながら、簡単に蹴らせてしまったのが問題だった。その点、大分戦では、奪われたら即時に圧力をかけることで、相手にほとんどサッカーをやらせなかった。最終ラインにも、競り勝って跳ね返す力強さがあった。

 メンバーの入れ替えが多少あったが、色んな選手がかかわって勝利したというのも、勢いを付ける上で大きいだろう。吉田の右SB先発起用、白崎のサイドハーフ投入などの新機軸があった。今季初めての3バック変更も敢行し、原抜きでそれをやれたのも、オプションを増やす結果となった。

 ここで宮本にゴールが来たのも、必然という気がする。宮本は、昨年あたりから裏狙いの面白いパスを出すようになり、実は視野が広く攻撃センスもあることを証明していたが、今季は攻撃にかかわる意識がより積極的になり、攻め上がりの回数が増えた。何より、ホナウドと違って、変なボールの持ち方をして奪われて大ピンチという場面がほぼないだけでも、宮本の方がずっと良いと感じる。

 上手く説明できないが、片野坂監督のチームは、清水にとって割と相性が良さそうな対戦相手だった気がする。その意味でも、次の千葉戦が、本当の試金石になるだろう。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

J2_logo

 清水に一刻も早くJ2から脱出してほしいと思うのは、J2にいるのが単に屈辱だからというのも当然あるが、J2ではDAZNの実況・解説の質がかなり落ち、テレビで観ていて満足感が得られないというのもある。

 正直言うと、私はあの長崎の実況の人が好きではない。ボキャブラリーが乏しく、ワードセンスが貧弱で、当たり前のことをどなっているだけの実況である。ああいうのを聞くたびに、ああJ2から早く抜け出したいなと、実感する。あの実況で清水の惨敗を観るというのは、二重の苦痛だった。

 実況が下田さんとかだったら、たとえ自分のひいきチームが負けても、実況の付加価値で、サッカーの試合を観たというある種の満足感は得られるが、J2界隈ではそうは行かない。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

1751

 去年ですら一度もなかった4失点か。こりゃ参った。2連勝していた3チームのうち、前日に2チームが敗れ、「ここで勝てば首位!」という状況で、お約束のように負ける清水の伝統が守られたというべきか。う~む。

 前半の主導権は清水が握っていたはずだ。ボールも割とよく回っていたと思う。しかし、ビッグチャンス、シュートにはなかなか結び付かない。結局、長崎の裏狙いの縦ポンの方が、効率も確率も良かったということか。1失点目は山原のハイボール処理が苦手なところを突かれた感じだった。2失点目は、蓮川が後ろのスペースに強くスピードもあるという触れ込みに反するように、あっさりと裏をとられた(オフサイドじゃなかったか?というのはDAZNでは判断できないので分からない)。

 指揮官の「超攻撃的に、超アグレッシブに」という標語に乗せられたわけではないだろうが、人数をかけて前掛かりになったところで、攻撃を完結できず、逆にひっくり返されて即大ピンチという問題を、このチームは相変わらず抱えている。攻めている時のリスク管理という発想が、このチームには希薄過ぎるのでは?

 攻撃も、アグレッシブもいいけれど、まず無失点ベースで試合に入らないと、今日みたいに試合を難しくしてしまう。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

 もっと色々動画を載せようと思ったのだけど、オレンジウェーブのパフォーマンスとかは著作権の差しさわりがあり、公開できないことが分かりました。せめて選手入場のシーンだけでもどうぞ。ブレブレですまぬ。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

 3月2日のホーム開幕戦(愛媛戦)に現地参加できなかった方のために、動画をいくつかご紹介します。まずはチームバス到着の様子。昔は到着時にドンチャンやってもっと賑やかだったような気がするけど、最近は地味ですね。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

GD

 今季の清水と言えば、J2では贅沢なほどの分厚い選手層と、チマタでもてはやされることが多かったが、リーグ戦2試合を戦ってみて、むしろ「人手不足なのか?」と心配になった。選手交代がやたら遅いし、愛媛戦でも西澤を主戦場とは言いがたいFW起用するなど、監督が人繰りに苦心している様子が伺える。

 「怪我人が多くて、使える選手が少ないのか? もしかしたら高橋祐治や白崎は離脱中なのか?」とか思ったが、4日の名古屋とのTMで2人とも長い時間出場したようであり、怪我というわけではなさそうだ。

 ということは、秋葉監督にとっては、現状でスタメンで送り出している11人がとにかくベストメンバーで、その11人をスタメン表に書き込んだらほぼほぼもう仕事は終わりという感じなのか。はたまた、現状でメンバーから漏れている選手たちは、そんなに監督の信頼が低いのか?

 ベストメンバーの11人で本当に間違いなしというのなら結構だが、愛媛戦では先制した後の時間帯で、だいぶ気の抜けたようなプレーが目立った。昨年あれだけ、勝ち点1の価値、ゴール1つの価値を思い知ったはずなのにな。だからこそ、そうした時間帯でメンバー交代をしてハイテンションを保つのが定石のはずなのだが、なぜか監督は動かず。チーム内はどうなっているのか、気になる。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

41

 J2とはいえ、いつ以来か分からないほど久し振りの、開幕2連勝。初戦の山原、今回の北川と、今シーズンに賭ける思いが誰よりも強いであろう選手に得点が来たのも、不思議なものである。というわけで、ムードとしては良好なわけだが、サッカーの中身はというと、これがどうにも頼りなく。愛媛は、さすがにJ3を圧勝して昇格してきただけあり、機能的で良いサッカーをするチームで、清水相手にもまったく臆する様子はなく、我々の側がタジタジとさせられる場面も多かった。

 相変わらず、ビルドアップの機能不全が酷い。サイドで詰まる場面が多過ぎる。サイドに運んで、そこで隣のレーンの良い角度に味方がいてサポートできればいいのだが、外レーンだけで運ぼうとするので、相手の守備網に簡単に引っ掛かる。戻すしかない。もっと酷いのは、そこで無理をして変な形で奪われることであり、だいたい清水のピンチはそういう形で生まれる。

 愛媛戦では、蓮川の大胆な持ち出しが観客席のどよめきを呼び、そのあとボールを奪われて悲鳴に変わるということが、2度ほどあった。ドリブルで運ぶのは本人の持ち味らしいが、あれもチームとしてボールの運び方が確立されていないから、個人が無理をして、その無理がピンチに転じたものだろう。ロティーナだったら、あんなプレーは許さないだろう。秋葉さんは放っておくだろうが。

 公式記録によれば、この試合のシュートはわずか9本。それで2得点というのは、効率が良いっちゃあ良いが、今の清水の場合はアタッキングサードまで運べばかなりの確率でビッグチャンスに繋げられるのだから、もっとその回数を増やすべきで、そのためには一にも二にもビルドアップではないか。

 (失礼な言い方になるが)J3上がりの愛媛さん相手に、構成力の完成度の差を見せ付けられたというのは、かなりショックである。昨年とは真逆の開幕2連勝、2試合で勝ち点6という上々の結果にもかかわらず、個人的には不安で一杯だ。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

1741

 清水は伝統的に開幕戦に弱い印象があるが、今回は難敵熊本相手に、アウェーで逆転勝利。内容的には問題山積みだったが、逆に課題が明確になったとも言え、そういう試合で勝ち点3をゲットできたのは大きかった。遠征組の皆さん、お疲れさんです。

 なんか、清水も、熊本も、それなりにメンバーが変わりながら、サッカーの印象は、ほとんど昨年と同じだった。立ち位置の巧みさ、距離感の良さなど、組織的な面では、明らかに熊本に優位性がある。逆に清水は、選手が密集しすぎたり、逆に離れすぎたり。ビルドアップの形も整備されているとは言い難い。人数をかけて前に出たところで変な形で奪われ、危険なカウンターを浴びる傾向も、昨年のままだった。

 しかし、いったんスイッチが入った時の攻撃のスピード感、分厚さ、クオリティは清水の方が上であり、その点で熊本には決め手がないので、その差で勝利したという印象だ。

 個別のプレーヤーに関して言えば、ワントップの北川は悪くなかったと思う。奪ってから一気にスピードに乗って攻め切るという秋葉スタイルからすれば、サンタナより北川の方が適しているのではないか。周りを使うのもまあまあ上手いし。本人のゴールがどれだけ増えるかは分からないが、前線は活性化すると思う。

 好印象だったのはなにげに宮本で、攻撃参加の姿勢は意欲的だったし、決勝点も演出した。覚醒したか? 宮本が白崎のコンディションにかかわりなく主役の座をうかがうくらいになってくれば、ホナウドやヘナトの退団など痛くも痒くもなく、ボランチの選手層は安泰だろう。

 正直言うと、新加入選手については、個人的にまだ名前・顔・背番号が一致せず(笑)、良く分からなかったというのが本音。これからじっくり見ていきたい。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

1727

 鹿児島キャンプ絶賛実施中だけど、以前「秋春制移行は静岡県にとってチャンス」で書いたとおり、個人的にはシーズン移行したら清水エスパルスの鹿児島キャンプはなくなるんじゃないか、いやそうすべきだと思っている。

 前回書いたことの繰り返しになるが、秋春制になれば、まず夏にチーム作りのためのキャンプが必要となる。これは季節柄、本州では無理なので、清水に限らず、北海道の中でも特に涼しい地域でキャンプを張るチームが多くなるのではないか。

 で、清水エスパルスはシーズン移行後、冬季中断中にもミニキャンプを張るとは思うが、年に2回、清水から遠く離れた地でキャンプを張る財政的余裕はないだろう。したがって、冬季中断は地元・清水で過ごすと予想する。これが、新潟とか山形といった北国クラブになると、夏も冬も地元以外で過ごさねばならず、これがかなりの負担になるはずである。その点、冬でも絶対に雪が降らない静岡は、鹿児島などよりむしろ冬季キャンプに向いている。

 現に、今現在、甲府は清水のJステップでキャンプを張っている。また、山本海人のいる福島ユナイテッドFCは、現在、御前崎でキャンプを張っているそうである。探せば、他にもまだ、静岡県でキャンプを張っているJクラブがあるかもしれない。静岡県が冬のキャンプのメッカとなれば、練習試合の相手にも事欠かないし、前にも言ったとおり、静岡県のJクラブで「富士山カップ」のようなミニ大会を開催してもいい。

 そう考えると、鹿児島キャンプは今回含め、あと3回じゃないかなと思うわけである。2026-27シーズンからシーズン移行を実施するということなので、鹿児島キャンプは2024年、25年、26年で終わりではないだろうか。鹿児島との長年の友好関係が途切れてしまうのは残念だが、我々は前に進むしかない。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ